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《焼酎》70.さつま大海 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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大海酒造株式会社
鹿児島県鹿屋市白崎町21番1号

本格焼酎
アルコール分 25度
原材料 さつまいも・米こうじ(国産米)
容量 200ml詰
(以上、ラベルより転記)




1975年、メーカー9社が集まって設立した。」(※1)という大海酒造さん。

なんでも「割り水も付加価値のひとつだ。この蔵では、商品化するにあたっての割り水に垂水(たるみず)温泉の天然温泉水(「寿鶴(じゅかく)温泉水」)を使っている。」(※2)のだとか。
この寿鶴温泉水ですが、「大海酒造が仕込み水や割り水に使っている「寿鶴」は、垂水市の地下797mから湧き出す50℃の温泉水。味が柔らかくまろやかな水だ。pH9・4の天然アルカリイオン水で、飲むと体内の酸化を防止するはたらきがある。水のクラスター(分子)の小ささは世界でもトップクラスで、それだけ体に吸収されやすく、老廃物を早く体外へ排出し、新陳代謝を高める。健康維持にも役立つ天然ゲルマニウムも豊富に含んでおり、「奇跡の水」と呼ばれることもあるほどだ。」(※1)という、薬事法スレスレかどうかと思うような説明が文献にありましたよ。

ワタクシにとっては水の効能よりも、その水を使用して造られたこの焼酎の“味わい”のほうが気になるところでございます。
それについては「芋焼酎らしいふくよかな香りと甘みがバランスよく調和した本格的な芋焼酎。お湯割り、水割り、ロックのどの飲み方でも楽しめる。」(※3)といった、中庸というか、あるいは焼酎の味わいを表現した書物でよく見かけるような記述にしか出会うことができませんでした。
しかし、もしこの記述こそが当を得たものであるならば、それはきっとバランスのとれたおいしい味わいなのでしょう。

話のネタを出し切ったところですし、そろそろいただいて味わいを確認してみたいと思います。



まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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25度ですからね、やっぱりちょっとピリッときますね。
強くはないものの、一口含むと芋のふっくら感が鼻へと抜けていきますよ。
アルコール由来かと思われるさわやかさというか、スースー感も少し感じます。
重さや華やかさはないみたいです。
甘みはちょっとだけ感じます。
苦みや雑味はありません。



次に、お湯割りで。
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当然ながら、生(き)よりも薄まった感じがします。

ピリピリ感は消えますね。
さわやかさは少し残って、ちょっとスーッと感じます。
お湯割りにありがちな酸味はそれほど感じませんよ。
芋のふっくら感は少し引くものの、ちゃんと残っております。
甘みも弱めながらに存在し続けております。

一方で、お湯割りで出がちな酸味は感じませんでした。
それどころか、冷めてくるにつれて重さが少し出てどっしりとした感じになりましたよ!



最後は、残ったものをロックでいただきます。
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おお!、こりゃええ!

最初からどっしり感が出て、それが芋のふっくら感とうまい具合に調和しておりますよ。
それに香ばしさも少し感じます。
一方で、ロックにありがちな苦みはちょっとだけ感じる程度です。
甘みは引くみたいです。



お湯割りだと風味はしっかりしているもののクセがなくてさっぱりといただけて、ロックだとどっしりとした風味を味わうことができる、おいしい芋焼酎でした。
お湯割りは、酒に例えるならばあたかも灘酒のように毎日いただいても飲み飽きしないような味わいでした。
一方でロックは、どっしりした風味があったものの、角がなくてキリッと引き締まった口当たりを楽しむことができました。

これは毎日の“ダレヤメ”(「鹿児島の方言で晩酌のことである。一日の締めくくりにダレ(疲れ)を癒す・ヤメ(止める)ことに由来する。」(※4))には最適な芋焼酎ではないでしょうか。

お湯割りでさっぱり/ロックだとどっしり。
ということは、水割りならばいったいどういう味わいになるのでしょうね?
これはぜひとも試してみたいところですよ。

というか、あたしゃ鹿児島県はまだ志布志でしか焼酎集めをしたことがありませんが、これはぜひとも鹿児島県で本格的に焼酎集めをしてみたくなりましたよ。
梅雨明け一発目の徘徊は、鹿児島県でやってみようかな。

(※1)株式会社フード・ビジネス発行『薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎』p.13(2001.5 柴田書店MOOK)
(※2)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.9』p.19(2003年5月 星雲社)
(※3)『鹿児島の焼酎』p.98(2003.11 斯文堂株式会社出版事業部)
(※4)鹿児島県本格焼酎技術研究会『かごしま文庫(62) 鹿児島の本格焼酎』p.148(2000.6 春苑堂出版)
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