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静岡市駿河区での酒集め(2回目) [旅]

あたしゃ静岡へ行きたくなったので、青春18きっぷの4回目を使って日帰りで出かけてまいりましたよ。
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今回(2018/3/31)はね、静岡市の駿河区で酒集めをしてみました。

静岡市駿河区では2年前(2016/4)に一度徘徊したことがありました。
その際には、東静岡駅から静岡駅にかけての東海道本線の南側にあったスーパーを攻めてみたのでした。

ただね、前回徘徊してわかったのですが、この辺りにあるスーパーの多くでは新婚喜平(いずれも岡山の平喜酒造)が酒コーナーを寡占していて、地元のお酒に出会うことがなかなか難しかったのですよ。

そこで今回は、私としてはいささか不本意なのですが、まず先に蔵元さんのお店へ訪問し、その後で残りの時間を使ってスーパーを巡る計画を立てました。
不本意だったら行かなきゃいいじゃないか。
蔵元さんは静岡駅から安倍川駅までの間、だいたい安倍川の両岸辺りにあったことから、そこを徘徊してみましたよ。
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この図はあくまでもイメージです。正確な範囲を示すものではありません。


まずは、東京駅から。
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東海道本線の6:07発熱海行普通電車727Mに乗りますよ。
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熱海駅で静岡行1431Mに乗り換えて、富士山を眺めならがさらに乗って行きます。
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東京駅から3時間10分ちょっとかけて、着いたのは静岡駅。
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静岡駅前にあるバスターミナルから、しずてつジャストライン大浜麻機線の大浜行バスに乗って静岡駅から南下していきますよ。
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15分ほど乗って、着いたのは西脇下バス停。
にしわきしたじゃないよ、“にしわきしも”だよ!
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お目当てにしていたのは、萩錦酒造さん!
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その萩錦酒造さんの入口には、“ハギニシキ”なる酒販店があるのです。
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いいですか、皆さん!
このハギニシキなるお店では、“萩錦”は一切販売されておりませんでしたよ!
というか、萩錦酒造さんとハギニシキとは、なんの関わり合いもないそうですよ!

萩錦を買いたければ、ハギニシキの脇にある道を進んで、萩錦酒造さんの敷地へ入って行く必要があるのです。
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敷地に入って右側の建物に、萩錦酒造さんの直売所がありました。
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その直売所で、これらをGET!
中でも、お目当てにしていた佳撰のお燗瓶(中央)を入手できて大満足ですがな!
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これは萩錦酒造さんの敷地内にあった井戸。
安倍川の伏流水を仕込水として使っているのだとか。
いただいてみましたが、やや硬水といった感じでしたよ。
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敷地内で咲いていた桜は、葉桜になりかけでした。
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萩錦酒造さんで無事お目当てのお酒を入手できたところで、西脇下(にしわきしも)バス停から再びしずてつジャストライン大浜麻機線に乗って、来た道を戻って行きます。
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静岡駅へ戻ってまいりました。
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静岡駅のバスターミナルからは、しずてつジャストラインの丸子線に乗車。
まるこせんじゃないよ、“まりこせん”だよ!
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よそ者のワタクシとしてはどうやって乗せたのか気になるところですが、それはきっと地元では有名な話なのでしょうね。
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丸子線(まりこせん)のバスは、安倍川を渡って行きます。
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安倍川を渡って着いたのは、手越原バス停。
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その手越原バス停近くにあるのが、君盃酒造(くんぱいしゅぞう)さんの直営店です。
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ここで、残念なお知らせがございます。
君盃酒造さん、カップ酒は止めちゃったんだってさ!
お店の方のお話では、詰めるのが大変だからお止めになったのだとか。
ネット上では店舗前にあった自販機でカップ酒が販売されている様子を伺うことができたのですが、その自販機はすでに撤去されておりましたよ(上記写真の菰樽が置かれている場所です)。
カップ酒なんか出したってさ、詰める手間がかかる割には売れないのかな?


この時点で、まだ午前11時半過ぎ。
これで今日の予定はすべて終了したのですが、このまま引き下がるわけにはいかないと思い、安倍川の西岸を徘徊してみましたよ。
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それにしても、静岡では桜がきれいに咲いておりました。
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しかも、山肌に咲く桜もこれまた風流でしたよ!
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はからずも、私は旧東海道を歩いていたようでした。
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その松の下にあった看板?。
なんで裸足やねん!
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安倍川の西岸を1時間半かけて徘徊した成果はこちら。

これは“にゃんかっぷふじえだ”。
藤枝へ行かないと入手できないと思っておりましたが、はからずも静岡にあったとある酒屋さんで入手できてしまいましたよ!
これは君盃での悪夢を完全に払拭してくれるほどの大金星でした。
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最後に立ち寄ったしずてつストアでは、これらをGET!
あたしゃ静岡には少なからず来ているのですが、富士正の辛口カップ(左)なんてものは存在することすら知りませんでしたよ!
先ほど立ち寄った萩錦酒造さんの萩錦は、純米吟醸の生酒(中央)を入手しました。
右のペットカップは静岡から遠く離れた奄美の黒糖焼酎ですが、珍しかったので入手してしまいました。
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君盃での悪夢なんてすっかり忘れて、安倍川駅へとたどり着きました。
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安倍川駅からは、三島行きの普通電車780Mに乗車。
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再び安倍川を渡って、来た道を引き返します。
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安倍川駅から一駅だけ乗って、三たび静岡駅に到着。
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おいおい、JR東海さんよ!
お年寄のみなさんために、改札前にベンチをこしらえてやれよ!
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地下へ潜ったり、地上へ出たりして、
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駅前にある鐘庵さんへと吸い込まれていきますよ。
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歩きましたからね、そりゃまずはビールでしょ。
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そしていただくのは、もちろん静岡おでん(7本)。
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黒はんぺんはお約束。
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大根は、中心まで味がしみていてまいう~!
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でもね、あたしゃ静岡おでんのタネで一番好きなのは、この“白焼き”。
鱈のすり身を焼き固めてあるのです。
ホロッとした食感が、もうたまらんのですよ!
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おでんの出しは色が濃いめですが、なぜか不思議なことにぜんぜんしょっぱくはないのです。
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お腹も心も満たされたところで、静岡駅から熱海行438Mに乗って、
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熱海駅で上野東京ラインのグリーン車に乗り換えて、
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プシューとやりつつ帰ったとさ。
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以上、カップ酒2個、一合瓶3本、300ml瓶1本、200ml焼酎1個の旅でした。
成果には満足しておりますが、君盃の件は一抹の寂しさを感じますね。
でもやっぱりカップ酒ってのは、詰める手間がかかる割には売れないのでしょうか?
特に中小の蔵元さんは手作業で詰めていらっしゃることでしょうから、そりゃまちがいなく大変な仕事でしょう。

カップ酒をいただく際には、そういった蔵元さんのご苦労をありがたく感じながらいただかなければいけませんね。
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【お酒】1366.正雪 辛口純米 誉富士 カップ [22.静岡県の酒]

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株式会社神沢川酒造場
静岡県静岡市清水区由比181

精米歩合60%
原材料名 米(国産) 米こうじ(国産米)
誉富士100%使用
アルコール分15度以上16度未満
容量180ml詰
(以上、ラベルより転記)




昨日いただいた正雪 純米酒 日本酒カップに引きつづき、今日も神沢川酒造場さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒も味ノマチダヤさんで見つけた純米酒ですが、こちらは静岡県が誇る酒造好適米“誉富士”を100%使用した“辛口純米”なるお酒でした。
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なお、神沢川酒造場さんのお酒は、これらのほかに正雪の純米吟醸カップと、正雪の日本酒カップ(普通酒;佳撰クラスか)、そして正雪の上撰日本酒カップ(普通酒)とをいただいております。


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、やや茶色がかっておりました。
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香りはありません。

うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
米のうまみが、透明感を感じるものの穏やかに効いています。
それとともに苦みがややはっきりしていて、重さを少し感じます。
また香ばしさと熟成感とがかすかにあるみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさが弱めですが、弱いなりに鋭さを少しだけ感じます。
さわやかさも少しあるようです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなくて、少し厚みのある甘みをかすかに感じます。


うまみがしっかりしていて苦みが味を引き締める、やや濃醇でちょい苦やや辛口のおいしいお酒でした。
“辛口純米”と銘打たれているだけあって甘みはひかえめですが、けっしてゼロではなく、正雪らしいさらっとしているものの厚みのある甘みをかすかに感じました。
また、苦みがいい感じに味わいを引き締めていて、キリッとしておりました。
それでいて雑味はなく、きれいな味わいでした。
飲みやすくはないものの、飲み応えとともに引き締まった味わいを感じることができました。

あー、静岡行きてぇ!
あー、静岡行きてぇ!
あー、静岡行きてぇ!
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【お酒】1365.正雪 純米酒 日本酒カップ [22.静岡県の酒]

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株式会社神沢川酒造場
静岡県静岡市清水区由比181

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合60%
180ml
(以上、ラベルより転記)




神沢川酒造場さんのお酒は、これまでに正雪の純米吟醸カップと、正雪の日本酒カップ(普通酒;佳撰クラスか)、そして正雪の上撰日本酒カップ(普通酒)とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、味ノマチダヤで見つけた純米酒のカップ酒です。
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あたしゃ静岡へはこのブログを書き始める前から少なからず立ち寄っていたのですが、そもそも正雪のカップ酒シリーズに純米酒があるなんてことはまったく知りませんでしたよ。
味ノマチダヤさんではこの正雪以外にも、徘徊したことがあった地方でさえ見たことがなかったカップ酒数種をいとも簡単に入手することができてしまい、びっくりぽんや!(ちょっと死語


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
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香りはありませんね。

うまみはやや濃いめです。
かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがしっかりしていて、熟成感が豊かです。
また軽い苦みがかすかにあるみたいです。
キレはそれほどでもないみたいですが、透明感がありますね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを少し感じます。
また、アル添由来のようなさわやかさも少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
それほどしつこくなく、しかもさらっとしておりますが、甘みに厚みを感じます。


しっかりしているもののさわやかで甘みに厚みを感じる、やや濃醇で爽快やや甘口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)と熟成感とが豊かで深みを感じましたが、しつこさがまったくありませんでした。
それどころか、さわやかさや甘みがあって、口当たりよく感じました。
軽い苦みすら、いい塩梅に効いているようでした。

これ、かなりうまいんじゃないの。
でもね、これはあくまでも私の感想ですが、この味わいはあたかもアル添が効いているかのようでした。
純米酒であっても、工夫して造ればこういう味わいに仕上がるのでしょうか?

あー、また静岡へ行きたくなっちゃった!
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【お酒】1364.松の花 純米吟醸 結びの一番 カップ [25.滋賀県の酒]

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川島酒造株式会社
滋賀県高島市新旭町旭83

アルコール分 16度
原材料名 米・米こうじ
精米歩合 50%
国産米使用
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




今日は、滋賀県は琵琶湖の西岸に蔵を構える蔵元さんが造った純米吟醸カップをいただきます。
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酒銘の由来を含めて、今日は話のネタを一切持ちあわせておりません。
それ故に、早速いただきますよ。
純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色をしておりました。
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吟醸香は感じませんね。

うまみは濃くはないというか、むしろやや淡めかも。
米のうまみや酒臭さはそれほどはっきりしてはいないみたいです。
一方で熟成感がはっきりしているものの、しつこさはなくて穏やかです。
苦みや雑味はなく、純米ですがキレもよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさがやや強めで、鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなり弱めではあるものの、その存在はわかります。


熟成感と酸味とがほどよく効いている、やや淡麗でちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
米のうまみや酒臭さをほとんど感じなかったためか、やや淡めでした。
一方で熟成感が前に出てくるものの、穏やかでしつこさがありませんでした。
酸味がややはっきりしていましたが、突出せず、食事と合わせるにはちょうどよい感じです。
それでいてキレがよく、苦みや雑味がありませんでした。
吟醸香はありませんでしたが、この味わいであればむしろそのほうが食事と合わせやすいと思いました。
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【お酒】1363.日本橋 ホームカップ【訂正あり】 [11.埼玉県の酒]

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横田酒造株式会社
埼玉県行田市桜町2-29-3

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料
180ml詰
(以上、フタより転記)




“ホームカップ”はともかく、埼玉県のお酒なのにどうして“日本橋”なの?
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蔵元さんのWebsiteでは、「文化二年(1805年)創業。初代横田庄右衛門は、滋賀県出身。他の近江商人と同じく、江戸の商圏で一旗上げるため、関東近郊の水の良い土地を選び、酒蔵を建てる。 酒名「日本橋」の由来は、創業者が、日本橋の酒問屋で修行の後、独立する際、"初心忘るべからず"、との家訓をこめてつけられたものです。」と紹介されておりましたよ。

創業なさった時期から推察するに、日本橋の酒問屋ってのは、もしかしたら日本橋の近くにある“新川”にあった酒問屋のことでしょうか?
中央区新川、この地図の中央部分にある堀割りの両岸です。
【訂正】新川は、埋め立てられていて現存しないみたいです。
下の地図中、右端にある“新川の跡碑”あたりから左上のほうへ延びていたみたいでした。
お詫びして訂正させていただきます。





この新川の両岸は、江戸時代から関東大震災の頃まで多くの酒問屋が軒を連ねていた場所で、下り酒(灘や伊丹、池田などいった関西の銘醸地から運ばれる酒)や地廻りの酒(江戸の周辺で造られた酒や尾張の中国酒のように、関西の銘醸地以外で造られた酒)が集まる、江戸東京における酒の一大集積地だったようです。
このことについて、文献には以下のような記述がありました。

 隅田川(大川)から、大川端町、霊岸島四日市町、銀(しろがね)町、富島町を過ぎて亀島川へ通じる延長六〇〇メートル足らずの堀割り・新川の両岸一帯は、江戸時代から大正十二年の関東大震災ごろまで、酒蔵(さかぐら)の町として繁盛したところであった。

新川は上戸(じょうご)の建てた蔵ばかり
   「武玉(むたま)川」宝暦の部

しん川の手からは水をあびせられ
   「誹風柳多留」寛政の部

新川の菰(こも)っかぶりは蔵住居(くらずまい)
   「誹風柳多留」文化の部

と、新川は江戸庶民の文芸・川柳にも数多く詠(よ)まれ、明治期においては「風俗画報―新撰東光名所図会(ずえ)(明治三十四年八月刊)に次のように紹介されている。

新川の名世に聞ゆるや久し。故(ゆえ)に新川といへは、人皆酒問屋の本場たるを知る。新川は実に天之美禄(てんのびろく)の分配所たり。酒船の往来する川流を夾(はさ)みて、左右皆問屋たり。酒庫(さかぐら)相連なる其(そ)の数幾棟なるを知らす。凡(およ)そ酒問屋は下り酒、地回り酒の二種に区別し、下り酒は寛文、貞享(じょうきょう)年間、下り酒酢(す)醤油問屋と称し、人員八十名あり。

 日本橋の酒問屋に入る灘などの酒は、すべて酒船で隅田川(大川)から、この堀割りを利用して新川の酒問屋に運ばれ、酒といえば新川の酒問屋を連想するほど、酒蔵の町として知られたところであった。」(※1)


話がそれてしました。
今日いただくこのカップ酒ですが、誠に残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はほとんどわからない程度で、透き通った感じがありました。
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最初に酸味を感じました。
すっぱさが少し強めで、鋭さを少し感じました。
それに、アルコール由来と思われるさわやかさもありますね。
また、かすかにピリッと感じます。

うまみはやや淡めです。
酒臭さはほとんどなく、むしろ添加されたような画一的な味わいのように思いますが、クドさはそれほどでもないみたいです。
苦みや雑味はないみたいです。
キレはやはりよく、透明感がありますね。

甘みはややはっきりしています。
とついた感じはしませんが、とろみのような舌触りをわずかに感じます。


やや淡麗でちょいすっぱやや甘口のお酒でした。
添加された味わいのようでしたが、しつこさやクドさは感じませんでした。
アルコールのさわやかさや透明感から推察するに、もしかしたら多めのアル添と多めの加水とで味を調整してあるのでしょうか?


(※1)髙木藤夫・髙木文雄・沢和哉共編『酒蔵の町・新川ものがたり―髙木藤七小傳』p.15-16(1991.4 清文社)

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《焼酎》51.JOUGO(じょうご) 25度 100ml【追記あり】 [9946.鹿児島県の焼酎]

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奄美大島酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町浦字角子1864

本格焼酎
原材料名/黒糖・米こうじ
アルコール分/25度
100ml詰
(以上、ラベルより転記)




今日は、鹿児島県の奄美大島に蔵を置く蔵元さんが造った、“じょうご”という銘の焼酎をいただきますよ。
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この銘は、どうやら水の名前に由来するようです。
このことについて、文献には以下のような記述がありました。
 焼酎づくりの決め手となるのは、やはり「水」だ。奄美の水は、サンゴ礁の深層から湧き出る硬水。蔵からほど近い山麓、地元で「じょうごの川」と呼ばれる小川の上流に、この蔵の水源がある。地下120mから汲み上げる天然地下水は、奄美大島で最高に美味しいといわれる「じょうごの水」だ。」(※1)


この焼酎ですが、黒糖を主原料とした“黒糖焼酎”なのだとか。
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黒糖焼酎は“黒糖”と“米こうじ”とを原料とした、鹿児島県の奄美地方(奄美群島)“だけ”で造られている本格焼酎(単式蒸留しょうちゅう、かつての焼酎乙類)です。
奄美地方では、多くの蔵元さんが黒糖焼酎を生産しているそうです。
しかも黒糖を原料として用いた焼酎を生産しているのは、日本でもここ奄美地方だけなのだとか。


ではなぜ、奄美地方ではこのような焼酎が盛んに造られているのでしょうか?
結論から触れると、どうやら、
“戦争による食糧不足に起因して焼酎の原料に主として黒糖が用いられるようになり、それが戦後も継続し、かつ奄美群島の本土復帰に伴って“特例として”焼酎乙類に分類され続けている。” というのが一般的な見解なのだそうです。

“特例として”と書きましたが、もし特例として認められないと、黒糖焼酎はラム酒(さとうきびの搾り汁を原料としたスピリッツ)に分類されて、焼酎乙類よりも高い税率が課されてしまうのだそうです。
これは私の推測ですが、このままでは他の焼酎と価格面で競争することができずに産業として衰退してしまうことを考慮したが故の特例処置なのでしょう。

このことについて、文献には以下のような記述がありました。

 黒糖が焼酎の原料として使われ始めるには、第2次世界大戦が影響します。輸送手段を奪われた島には、黒糖はあっても食料が十分ではありませんでした。戦後も米軍占領下となり、黒糖を島外に送ることはできなかったため、黒糖が焼酎の原料として使用されるようになったのです。」(※2)

奄美群島では、1953(昭和28)年12月の本土復帰以前から、庶民の酒として奄美特産の黒糖を原料とした蒸留酒が製造されていた。しかし、復帰当時の酒税法では黒糖を焼酎の原料として使用することは認められておらず、黒糖を原料とした蒸留酒は税率の高いスピリッツ類(ラム酒)に分類されていた。黒糖を焼酎乙類の原料とすることが初めて法令で認められたのは、1954(昭和29)年5月1日の酒税法施行規則の改正による。この施行規則の改正は本土復帰を果たした奄美のために行われた。
(中略)
結局、政府が法令を改正して、既成事実を追認した形になる。ただ、施行規則は、黒糖を焼酎乙類の原料として使用するすることを認める、と規定しているのみで、地域的な限定は行っていない。奄美だけに黒糖焼酎造りが認められているのは、1959(昭和34)年12月25日に出された国税庁の基本通達による。下に示したように、通達は、米こうじを使用することを条件に、奄美群島(大島税務署の管轄区域内)だけに黒糖焼酎の製造を認めている。奄美だけに認められたのは、本土復帰以前から、奄美の主要産物である黒糖で焼酎が製造されていた実績が評価されたことによる。米こうじの使用が条件とされたのは、黒糖焼酎と同じさとうきびの絞り汁を原料とし、当時高い税率が課されていたスピリッツ類(ラム酒)と区別するためであった。」(※3)

上記引用文献(※2)にある通達は「酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第3条 10 単式蒸留焼酎の原料として砂糖を使用する場合の取扱い」を指すようですので、興味がおありの方はこのリンク先にある条文をご参照ください。

また、糖分そのものである黒糖を焼酎の原料として使用するのであれば麹は使用しなくても焼酎を製造することは可能なはずですが、(※3)にあるとおり、それでもあえて麹を使用するにはこういった訳があったわけですね。
それとも、麹には黒糖中に残っているでんぷんの成分を残すことなく糖化させるという作用があるのでしょうか?
【追記】翌朝、酔いが覚めてからこの点についてもう一度考えてみました。
麹は不要なはずと書きましたが、それは工業的に培養された酵母を添加することができる現代の発想ですね。
自然界に存在する酵母を取り込んで育てて使用していた伝統的な方法では、酛を立てるために麹が必要不可欠でしょう。
麹を使うことが条件とされたのは、そういった伝統的な製法に基づく黒糖焼酎だけを保護すべき必要があると判断された結果だったのかもしれません。
この点については、もう少し調査を要するようです。


でも、たとえ戦争で食糧不足になったからといっても、直ちに焼酎の原料を黒糖へ変えることはできないはずです。
なぜならば、そもそも黒糖を用いて焼酎を造るための技術がなければ、造りたくても造ることはできないはずだからです。

別の文献にあたってみたところ、どうやら奄美地方では古くから多種多様な酒や焼酎が造られていて、その中の一つとして黒糖を焼酎の原料として使用する技術があったのだそうです。
その文献には、以下のような記述がありました。

 黒糖焼酎が、いつごろから製造されるようになったかははっきりとしない。だが、原料になるサトウキビが奄美に伝わったのが一六一〇年。薩摩藩が奄美を島づたいに琉球まで支配した翌年といわれている。このころすでに奄美の人々は焼酎製造技術を持っていたと考えられ、江戸時代には黒糖ならぬ「砂糖焼酎」が全国の銘柄にに登場しているとの文献が残っている。  その後、黒糖がかなりの高級品だったことから米、餅米、ソテツの実、アワ、麦、サツマイモなどで焼酎をつくったり、サトウキビを絞って出た汁を澄まし焼酎に入れてつくっている。さらにみりんや神酒も造られていたというから、当時の奄美の酒文化の多様さには驚かされる。日本中探してもこれだけ多種の酒づくりを行ってきた地方はなく、奄美の先人の知恵と努力が黒糖焼酎となり今日までずっと受け継がれている。」(※4)

 もっとも、自家用の共同醸造の場合にはもっと早くから、おそらく明治時代から黒糖を主原料にした焼酎が造られていたと思われる。当時はそれぞれの村ごとに黒糖工場が置かれており、工場で作られる糖蜜や不純な部分(ブク)などを主原料として「焼酎」や「ブク酒」が造られていた。喜界町の小野津というところでは、一九五五年頃まで各家庭で「黒糖焼酎」を自家醸造していた。もちろん、製造免許のない人は焼酎を造れないわけだから、いわゆる「密造」ということになる。味噌と同じように、焼酎の醸造も主婦にとっての重要な家事であり、その製法も「秘伝」として祖母から長男の嫁だけに教えられてきたという。したがって、そうした焼酎造りの伝承を顧みるとき、戦後になって酒造所が黒糖を原料とする焼酎を造り始めたという事態は、すでにそれまで受け継がれていた黒糖焼酎造りの伝統を商業ベースに乗せた、と考えるほうが自然であろう。」(※5)


また以下の記述は奄美の黒糖焼酎に限ったものではありませんが、19世紀に入ると江戸でも黒糖焼酎を目にすることができるようになったことが記されております。
ということは、(もしかしたら奄美の話ではないのかもしれませんが)江戸時代にはすでに黒糖で焼酎を製造する技法が確立していたことがわかります。

 さらに焼酎原料として黒砂糖がある。文政七年(一八二四)版『江戸買物独案内』の「本店 御蔵前猿尾町角 常陸屋権兵衛」の酒売場の項に、「砂糖 あわもり」、「砂糖 しょうちゅう」などと見える。この砂糖は今日家庭で使われている精製糖ではなくて、糖液を煮つめた黒糖である。したがって、この「砂糖 あわもり」、「砂糖 焼酎」は今日奄美の島々で造られている黒糖製焼酎の前駆をなすものである。また、『江戸町中喰物重宝記』という買物案内手引書の「南都出店 江戸本町一丁目 竜田川屋小三郎」売場の酒値段の条にも、「中から口」として「忍冬酒、丁子酒、ぶどう酒、肉桂酒」など焼酎を基盤とした再成酒とともに、「さとう 粟もり」の名が見える。これは泡盛に黒糖を加えて再成した酒であったかもしれない。しかし、いずれにしろ黒糖が使用されていたことは確実である。
 以上のように、少なくとも江戸中・後期までには、現行酒税法上焼酎乙類と称する焼酎の原料の大部分はすでに利用されていたのである。」(※6)


そんな歴史と伝統ある奄美の黒糖焼酎ですが、今日では原料となる黒糖(含蜜糖)の確保が難しくなっているそうです。
特に、「2006酒造年度における黒糖焼酎業界全体の原料糖使用量は製成量から推計して約4,000トンと思われる。奄美では、黒糖焼酎の原料糖のほとんどを沖縄と外国に依存しており、地元奄美産の使用は全体の1割(300~400トン)程度と思われる。」(※7)という記述にあるとおり、奄美産の黒糖はかなり入手しづらくなっているそうです。

この問題を掘り下げることは、将来、奄美産の黒糖を使用した黒糖焼酎をいただく機会まで話のネタとしてとっておきたいと思います。
【追記】:先ほど奄美大島酒造さんのWebsiteを読んでいたところ、「平成19年製造分からは全ての黒糖を地元である奄美大島産に限定。」という一文を見つけました。ということは、原料糖確保の問題はこの記事で触れることこそ最もふさわしいわけですが、それに気づくのが遅すぎたことをお詫び申し上げます。



お待たせいたしました。
それではいただいてみたいと思います。


まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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芋焼酎のような華やかな香りがかすかにあるみたいです。
一方で、甘みは強くはないものの、厚みを感じます。
風味ですが、芋焼酎のような重さをわずかに感じますね。


次に、残ったものをすべてロックでいただきます。
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あれ?、苦みは感じませんよ。
香りと風味とはそのままです。
一方で、甘みがはっきりしてきました。


クセがなくてほんのりと甘く、それでいて風味が奥ゆかしいおいしい焼酎でした。
これまでにいただいた焼酎はロックでいただくと苦みが出ましたが、この黒糖焼酎では苦みを感じませんでした。
それに、けっして強くはないものの厚みを感じる甘みがあったのは、黒糖を使用しているからでしょうか?
このことについて、文献には「黒砂糖が原料ということで「甘い」と思われがちな黒糖焼酎だが、糖分は0%。黒糖焼酎の特徴である甘い香りは、原料の黒糖に含まれる香味成分が、蒸留の段階でアルコールと混ざり合うことによって生まれる風味なのだ。」(※8)という記述がありましたよ。

“芋焼酎よりも上品で、
減圧蒸留の麦焼酎よりも風味が豊かで、
米焼酎よりも甘みがはっきりしている。”
これは私の感想ですが、黒糖焼酎はそんな焼酎のように感じました。

面白いね!
これはぜひとも、他の蔵元さんの製品もいただいてみたくなってきましたよ。


(※1)『鹿児島の焼酎』p.18(2003.11 斯文堂株式会社出版事業部)
(※2)独立行政法人酒類総合研究所『うまい酒の科学』p.56(2007.12 ソフトバンク クリエイティブ)
(※3)山本一哉『奄美の黒糖焼酎産業について(1)』p.13(奄美ニューズレター 17号 p.12-21 2005.4 鹿児島大学)
(※4)『サトウキビがもたらす甘く芳醇な香り、奄美の「黒糖焼酎」』p.134(財界九州 42巻2号 p.133-136 2001.2 財界九州社)
(※5)豊田謙二『南のくにの焼酎文化』p.136-137(2005.4 高城書房)
(※6)坂口謹一郎監修・加藤辨三郎編『日本の酒の歴史』p.306(加藤百一執筆『日本の酒造りの歩み』p.43-315中 1977.8 研成社)
(※7)山本一哉『奄美黒糖焼酎産業の動向』p.15(奄美ニューズレター 33号 p.13-19 2007.12 鹿児島大学)
(※8)(※1)p.17
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【お酒】1362.千徳 銀雫 300ml [45.宮崎県の酒]

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千徳酒造株式会社
宮崎県延岡市大瀬町二丁目一番地ノ八

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分14度
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




千徳酒造さんのお酒は、これまでに千徳カップをいただいております。
きょういただくこのお酒には“銀雫”という小印(こじるし)が付されておりますが、これはどうやら佳撰クラス(かつての級別制度下における二級酒相当)のお酒に付される、蔵元さんが独自に定めた小印のようでした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、わずかに着いていることがわかる程度でした。
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燗をつけると、お酒の甘くて酒臭い(←ほめ言葉です)香りがフワッと立ってまいりましたよ。

うまみはやや濃いめです。
香りとは逆に、酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)は穏やかで、むしろやわらかいうまみがしっかりしていて厚みを感じますよ。
軽い苦みと香ばしさとがかすかにあるみたいです。
キレはよく、スッと引いていきます。

酸味ははっきりしています。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、鋭さを少し感じます。
ですがこのお酒、けっこうピリッときますね。

甘みはややはっきりしています。
けっしてべとつかない、さらっとした甘みがあって、甘み自体に幅を感じます。


やわらかいうまみと甘みとを、ピリピリ感が引き締める、やや濃醇でピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりしているのに、普通酒でありがちなクドさやしつこさがまったくありませんでした。
甘みもべとつかずにさらっとしていて、自然な(=添加されていない)感じでした。
ピリピリが気になるかもしれませんが、でもそれによって味わいのバランスは崩されておりませんでした。

これさ、佳撰クラスのお酒なのに、かなりうまいんじゃないの!
これは私の推測ですが、焼酎王国である宮崎県では、焼酎との競争に勝つためにはたとえ佳撰クラスのお酒であっても糖類や酸味料を添加したものでは到底太刀打ちできず、高い品質を維持しなければならないのでしょうか?

★☆★☆★☆★☆★☆

この記事を書きながら、瓶の底に残っていたわずかなお酒を常温で舐めてみました。
するとどうでしょう、ピリピリがまったくありませんでしたよ。
冷や(常温)だと、きっとピリピリ感なくまろやかにいただくことができたことでしょう。
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【お酒】1361.楯野川 純米大吟醸 清流 300ml [06.山形県の酒]

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楯の川酒造株式会社
山形県酒田市山楯字清水田27番地

アルコール分14度
原材料名/米(国産)・米麹(国産米使用)
原料米/山形県産酒造好適米 出羽燦々100%使用
精米歩合/50%
300ml
(以上、ラベルより転記)




突然ですが、楯野川って、あまり派手さのないお酒じゃありませんか?

あたしゃ雑誌の酒特集でこの楯野川が紹介されている記事を読んだことがありませんし、居酒屋探訪の番組でも見たことがありません。
それでいて、なぜかその酒銘は私の記憶にしっかり残っていたり、あるいは酒屋さんで見た一升瓶の姿ははっきりと覚えているというのは、それは私が山形のことが大好きな酔っぱらいだからでしょうか?


今日いただくこのお酒は、山形が誇る吟醸酒向けの酒造好適米“出羽燦々”を用いた純米大吟醸です。
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なお、山形には出羽燦々のほかに出羽の里出羽きらりといった酒造好適米がありますよ。

あたしゃ楯野川シリーズをいただくのはこれが初めてなのですが、初めてにしていきなり純米大吟醸を買ってしまったことから、他にどんな種類のお酒があるのか気になって蔵元さんのWsbeiteを参照してみました。
そうしたら、なんと楯の川酒造さんは、2010年から製造するお酒の全量を純米大吟醸になさったのだとか。

純米大吟醸しか造らないなんて、思い切ったことをなさいますね。
だって、普通酒や本醸造を造らないということは、蔵元さんが蔵を置く地域で毎日の晩酌に飲んでもらうことを考慮していないということでしょうからね。
もしかして楯の川酒造さんも、どこかの蔵元(敢えて特定いたしません)みたいに、海外で売れることだけを気にして吟醸香プンプンのお酒ばかりを造っているのでしょうか?


それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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吟醸香はありますが、かなり穏やかです。
口の中に含むとフルーティーな香りがかすかに鼻へ抜けていく程度です。

うまみはやや淡めのようですが、淡いなりにしっかりしています。
米のうまみが、厚くはないものの、口の中にじんわりと広がります。
苦みや雑味はまったくなく、キレもよいですね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。
それにさわやかさが少しありますが、これはアルコール由来のものとは異なりますね。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめかな。
でも、かなり弱めではあるものの、厚みのある甘みの存在がわかります。


うまみがじんわりと効いていてさわやかな、やや淡麗で爽快ちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
濃くはないもののじんわりと広がるうまみは、もしかしたら出羽燦々の特徴でしょうか?
香りやさわやかさがあるものの、しつこさがなくてちょうどよい感じでした。
また酸味が少し効いていることから、これが食事との合わせやすさをもたらしてくれているように感じました。
それにしても、こういった味わいがありながらも苦みや雑味がまったくないのは、まさにそれこそが大吟醸たる所以、すなわち吟味して醸造された成果でしょうか?

これは食事とも合わせやすい純米大吟醸だと思います。
あー、また山形へ行きたくなってきましたよ。
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【お酒】1360.黒松貴仙寿 純米酒 カップ [29.奈良県の酒]

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奈良豊澤酒造株式会社
奈良市今市町405

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
精米歩合75%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




奈良豊澤酒造さんのお酒は、かつて豊祝カップ上撰と、純米吟醸 貴仙寿吉兆カップ、そして豊祝の純米吟醸カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米酒のカップ酒です。


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみは濃くはないというか、むしろやや淡めのようです。
かなり弱めではあるものの、かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがじんわりと広がります。
苦みや雑味はなく、熟成感もないみたいです。
純米酒ですが、キレはよいですね。

酸味ははっきりしています。
すっぱさがやや強めで、鋭さを少し感じます。
でも、深みも少しありますよ。
それに、少しピリッときますね、

甘みはややはっきりでしょうか。
存在はわかるものの、かなりさらっとしていて穏やかな甘みです。


やや淡麗でちょいすっぱちょいピリ旨口のおいしいお酒でした。
むしろやや淡めでしたが、弱いなりにうまみがじんわりと効いておりました。
酸味がはっきりしていてちょっとすっぱめでしたが、突出してはおらず、また酸味自体に深みを感じることもできました。
それに純米酒なのに苦みや雑味がなく、しかもキレがよてクドさがないのはおもしろいところでした。

これは完全に私の予想ですが、もしかしたら液化仕込みで純米酒を造るとこういう味わいになるのでしょうか?
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【お酒】1359.横笛 カップ [20.長野県の酒]

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伊東酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-3-6

原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




伊東酒造さんのお酒は、これまでに横笛の本醸造カップと、同じく横笛の純米酒カップとをいただいております。
今日いただくこの横笛カップは、普通酒です。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっていて、透明感がありました。
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うまみは濃くはないですね。
と言っても、酒臭さや米のうまみは感じません。
というか、最初にやや強めの苦みが来ます。
熟成感もあるようですが、それとともにクドさがやって来るようです。
アル添に起因すると思われる透明感は感じますが、キレはよくないですね。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じる程度です。
ですが、少しピリッと感じます。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはしないものの、とろみのような舌触りを感じます。


苦ちょいピリやや甘口のお酒でした。
クドさと苦みと甘みとがはっきりしているものの、添加されたアルコールがそれらを和らげてくれているようでした。
これはあくまでも私の感想ですが、まるで糖類酸味料フル添加の三増酒を思わせるような味わいだと感じました。
あるいは、もしかしたら粗めの醪に多めのアル添を施して多めの加水をすると、こういう味わいになるのでしょうか?
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