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【お酒】1640.本醸造 風の盆 カップ [16.富山県の酒]

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福鶴酒造株式会社
富山県富山市八尾町西町2352

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール
精米歩合65%
200ml詰
(以上、フタより転記)




全国に名の通った民謡行事「おわら風の盆」。八尾町の人々が大切に育んできたこのお祭りにちなんで「風の盆」という名をつけている。」(※1)というこのお酒。

八尾の皆さんはこのお祭りを大切にしていらっしゃるそうですね。
そのことについて、文献には以下のような記述がありました。
 八尾といえばおわら風の盆。この祭りは昔、台風が襲来しやすい二百十日の九月一日から三日間、荒れる風を鎮め、豊作を願って唄い踊ったのが始まりとされる。町のあちこちでは「越中おわら節」を唄う声、もの悲しい胡弓の音色に合わせてゆるやかに舞う浴衣姿の男女が見られる。
 毎年何十万人も訪れる観光客には年に一度の祭りだが、八尾の人々にとっておわらは、もはや生活の一部といっていい。美しい伝統芸能を保存するため、地区によっては毎週のように集まって踊りや地方(胡弓や三味線)の稽古を続けているのだ。それほどまでに情熱が注げるのも、やはり八尾の人々がおわらを愛し、町を愛しているからであろう。」(※2)

あたしゃおわら風の盆のことは名前を知っていただけでその意味も内実もまったく知りませんでしたが、このお酒のおかげではからずも知ることができました。
そんな八尾の人々にとって大切な行事である風の盆の名をいただくこのカップ酒は、精米歩合65%の本醸造でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、きれいな金色でした。
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うまみは濃くはないものの、淡くもないみたいです。
最初に角のない熟成感が穏やかに効いていることがわかります。
米のうまみもじんわりと感じます。
苦みがかすかにありますが、かすかながらに鋭さがあるみたいです。
キレはよいものの、透明感は少し感じる程度です。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、冷めるにつれて次第に鋭さが少し出てくるみたいです。
スースー感は少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはこれもややひかえめでしょうか。
かなり弱めですが、弱めながらに幅を感じます。


軽ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
透明感とスースー感とがそれぞれ効いていて軽さを感じたことから察するに、アル添量はやや多めなのでしょう。
それでもうまみが効いていて、薄くは感じませんでした。
むしろ軽くて飲みやすいのではないでしょうか。
弱めの甘みも、コクを添えてくれているようでした。

これまでにいただいた富山のお酒に共通する軽さがありましたが、これには軽さとともに飲み応えを感じました。
もしかしたらこの味は、八尾の人たちの風の盆に対する静かな祈りとともに、年に一度の三日間にかける情熱とを表現しているのでしょうか?

(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.61(2002.3 橋本確文堂)
(※2)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.35(1996.7 能登印刷出版部)
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johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
戦争反対ですが、日露戦争の頃の日本の
指導者は強く賢く美しかったと思います。

by johncomeback (2019-08-23 09:22) 

skekhtehuacso

johncomebackさん、明治の頃は軍備を進めないと列強にやられてしまう可能性があったわけですから、戦争もしかたがなかったのかもしれませんね。
でもその陰で、列強各国と協約を結んで利益を分かち合っていたことも事実です。
それ故に、昭和初期のやり方とはぜんぜんちがいますね。
by skekhtehuacso (2019-08-23 21:37) 

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