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【お酒】1578.天狗舞 本醸造 タカ カップ [17.石川県の酒]

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株式会社車多酒造
石川県白山市坊丸町60番地1

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




言わずと知れた、車多(しゃた)酒造さんの“天狗舞”。
文政六年(一八二三)創業。こんもりとした森のような集落に、天狗が夜な夜な太鼓をたたく音がしたという故事から、“天狗舞”は生まれた。」(※1)とか、あるいは「当時の蔵は森に囲まれ、木々の葉との葉の擦れ合う音が天狗の舞う音にも似ているところから酒銘を「天狗舞」と名付ける。」(※2)のだとか。

そのお酒は「仕込水に霊峰白山の伏流水を頂き、天狗舞独自の『山廃酒母』を研鑽し、全量手造り麹による“呑んで旨い酒”を醸し育んでいる。」(※2)とのこと。
一方で、今日いただくこの本醸造のラベルには、山廃酛(山卸廃止酛)を使用している旨は表示されておりませんでした。
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しかし蔵元さんのWebsiteでは、この“タカ(天:たか)”なる本醸造は「山廃仕込をブレンドした、旨味とコクがあり。飲み飽きしないお酒です。 」と紹介されておりましたよ。
山廃酛を速醸酛にブレンドして用いているのか、あるいは山廃仕込で仕上げたお酒を速醸酛で仕込んだお酒に混ぜているのか、判別し得ない記述ではございますが、いただいてみたいと思います。


本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は深い金色でしたが、透き通った感じが少しございました。
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おお!

うまみは濃いめです。
枯れたような熟成感が最初に来ますよ。
それとともに酒臭さ(←ほめ言葉です)も後から来るみたいです。
ですが、角はまったくないですね。
渋みがあって、かなり弱めですが少し重さを感じます。
キレはよく、スッと引きます。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが強めですが鋭さはなく、むしろ深みを感じますよ。
スースーはちょっとだけ。
ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


濃醇すっぱ深旨辛口のおいしいお酒でした。
熟成感がしっかりしていているものの、角がなくて落ち着いている感じがいたしました。
酸味は山廃酛の乳酸に由来するものでしょうか?。これも角がなくて深みを感じました。

深くてうまみがしっかりしているお酒ですが、それでいてキレがよいので、食事とも合わせやすいと思います。
懐が深いのに角がなく、キレがよくてさっぱりしているおいしいお酒。
それはまるで、うすっぺらくてトゲトゲで、しかも小さなことにいつまでもこだわる私の人間性や性格とはまるで正反対でございましたとさ。

(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.143(1996.7 能登印刷出版部)
(※2)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.72(2002.3 橋本確文堂)
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