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【お酒】1178.万齢 唐津ひきやま 純米酒カップ [41.佐賀県の酒]

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小松酒造株式会社
佐賀県唐津市相知町千束1489番地

精米歩合:68%
日本酒度:+5
アルコール分:15度
原材料:米・米麹
(佐賀/相知産山田錦100%使用)
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




佐賀県のお酒ですが、地元で入手したものではありません。

浅草にある、“まるごとにっぽん”
日本全国の物産を取り扱うお店です。
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浅草をふらついていた際にここの酒コーナーを覗いてみたところ、なんとカップ酒のとり揃えが豊富じゃありませんか!

ですがあたしゃね、この趣味を長く楽しみ続ける秘訣は、“採り尽くさないこと”にあると思っております。
ネタが尽きた際の保険としてとっておくべく、今回はきょういただくこのカップ酒ともう一つだけを入手して、退散いたしました。

でもでもでも、“いつまでも あると思うな カップ酒”
これまでにも、二度目に立ち寄った際にはカップ酒が消えていたというお店がいくつもありました。
それ故、酒集めの旅に出かけることができない梅雨時に入ったら、本格的に攻めてみようと思います。


このお酒ですが、佐賀県は唐津の相知町で採れた山田錦を100%使用した純米酒なのだとか。
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ラベルには、杜氏さんからの一言が記載されておりましたので、紹介しておきます。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し金色をしていて、しかもちょっと濁った感じがいたしました。
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燗をつけると、お酒の甘い香りが少し出てまいりました。

うまみはやや濃いめですが、すっきりしております。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがあって、強くはないものの厚みを感じます。
熟成感はあるものの、苦みや雑味はまったくありません。
それでいてキレがとてもよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、少し鋭いみたいです。
それに、酸味に深みを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
弱めですが、ゼロではないみたいです。


うまみに厚みがあって酸味に深みを感じるものの、キレがよくて後味がスッキリしている、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
うまみと酸味とがいい具合に協調して、味わいを作出しているように感じました。
それでいて雑味やクドさがなく、純米酒なのに後味がスッキリしておりました。

これ、かなりうまいんじゃないの!
全国の物産を取り扱うお店で販売するにふさわしいお酒だと思いました。

【お酒】1177.三波石(さんばせき) カップ [10.群馬県の酒]

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合名会社田島酒造店
群馬県藤岡市神田899
(ここまで、カップの印刷事項より転記)

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタより転記)
(米の産地表示なし)




酒銘の“三波石"は、蔵元さんが蔵を置く群馬県藤岡市で採れる石材の名称なのだとか。
庭石などに使われる、白い筋を含んでいる青みがかった石のことのようです。
藤岡には、三波石峡なる景勝地もあるみたいです。


ネタがないことをごまかしたところで、さっさといただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっと茶色がかっていて、濁った感じがいたしました。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを少し感じますが、それよりも香ばしさと熟成感とが少しはっきりしています。
また、軽い渋みもちょっとあるみたいですが、嫌な感じはしませんね。
それにキレがよく、透明感を少し感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱く、アルコールに由来すると思われるさわやかさをちょっと感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


香ばしさと熟成感とがほどよく効いている、やや濃醇で旨辛口のお酒でした。
透明感があることからアルコールの添加量が多めではないかと推察いたしますが、こういうお酒にありがちな渋みや苦み(アルコール由来ではなくて、アルコール添加の効果でごまかそうとしている雑味)が弱めでした。
むしろそれらがほどよく効いていて、食事の脂分や臭みをサッと流してくれます。
しかもしっかりしているのに辛口で、クドさがありません。
これは食中酒ですね。
飲みやすいとは言えませんが、飲み応えとキレのよさとを兼ね備えたお酒でした。

【お酒】1176.会津尾瀬 本醸造 オゼカップ [07.福島県の酒]

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国権酒造株式会社
福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4037

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




国権酒造さんのお酒は、かつて純米酒会津路カップと、おととい國権 てふ 純米酒(生貯蔵酒)をいただいております。
今日いただくこのお酒は、精米歩合65%の本醸造でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっていて、しかも澄んだ感じがしました。
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うまみは濃くはないですね。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じます。
それよりも、軽い渋みと香ばしさとがはっきりしています。
キレはよく、透明感を感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めで、アルコールに由来すると思われるさわやかさがややはっきりしています。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはなく、さらっとした甘みです。


ちょい渋やや甘口のお酒でした。
透明感があってキレがよいものの、渋みが少し目だっているように感じました。
私としては、うまみがもう少しはっきりしていたほうがよいのではないかと思いました。
でも、私はさんまの蒲焼(缶詰)と合わせましたが、その魚臭さをサッと流してくれました。

【お酒】1175.金銀銅男山 本醸造 カップ [35.山口県の酒]

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永山酒造合名会社
山口県山陽小野田市大字厚狭367番地の1
(ここまで、フタより転記)

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 70%
アルコール分 15度以上16度未満
内容量 180ml
(以上、裏に貼られたラベルより転記)




永山酒造さんのお酒は、かつて普通酒(糖添三増酒)の晋作カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、精米歩合70%の本醸造です。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、なかなかきれいな金色でしたが、透明感はないみたいでした。
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うまみは濃くはないですね。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じます。
それよりも、香ばしさと熟成感、それに軽い苦みとが少しはっきりしているようでした。
キレはよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めで、鋭さもないみたいです。
むしろ添加されたアルコールに由来すると思われるさわやかさが少しはっきりしているようです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはしませんが、少しとろみのような舌触りを感じます。


ちょい苦やや甘口のお酒でした。
香ばしさや苦みが少し目立っているようですが、嫌な感じはしませんでした。
これは私の予想ですが、もしかしたらこれは、添加されたアルコールによってもたらされたキレのよさのおかげかもしれません。
私としては、うまみがもう少し厚いほうがバランスがよくなるのではないかと感じました。

【お酒】1174.國権 てふ 純米酒 300ml [07.福島県の酒]

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国権酒造株式会社
福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4037

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分 15度以上16度未満
精米歩合 60%
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




福島県の南会津町、会津鉄道会津田島駅の近くに蔵を構える国権酒造さんのお酒は、かなり前に純米酒会津路カップをいただいております。
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今日いただくこのお酒も純米酒ですが、蔵元さんのWebsiteでは生貯蔵酒と紹介されておりました。
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生酒を一定期間低温で熟成させた-」という部分に、きっと生貯蔵酒であることを含ませているのですね。
生貯蔵酒である旨の表示はあくまでも任意ですので(※1)、このような表示も問題ないと思います。


生貯蔵酒でしょうし、ラベルには「冷やしてどうぞ。」と書かれておりましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、わかりにくいかもしれませんが、かすかに茶色がかっているようでした。
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一口含むと、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味がとても豊かであることがわかります。
これはけっこう強めです。

うまみはやや淡めですが、淡いなりにけっこうしっかりしています。
お米のうまみが鋭くて、舌をピンと突いてくる感じがします。
それに、軽い苦みがちょっとだけあって、強くはないもののこれにも鋭さを感じます。
それでいて、キレはよいみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、しかもこれも鋭いすっぱさです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みがあって、それが少しはっきりしています。


風味が華やかで、淡めだが鋭い味わいを甘みが和らげる、やや淡麗で少し鋭くてやや甘口のお酒でした。
フレッシュな風味が豊かで、しかも鋭い味わいでした。
甘みが鋭さを和らげていると感じましたが、それでもフレッシュな風味は残っています。
私が好みとする生貯蔵酒とは対極的な味わいでしたが、たまにこういう味わいのお酒をいただくのもありかもしれません。

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(6)

【お酒】1173.澤乃井 お燗瓶 [13.東京都の酒]

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小澤酒造株式会社
東京都青梅市沢井2-770
180ml詰
(ここまで、瓶の印刷事項より転記)

原材料名・米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
(以上、王冠より転記)




小澤酒造さんのお酒は、かつて澤乃井のカップ酒(普通酒)と、澤乃井 純米 大辛口 300mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は普通酒ですから、おそらくかつていただいたカップ酒と同じお酒でしょう。
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普通酒ですが、まずは冷や(常温)でいただきます。

お酒の色は、透明でした。
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アルコールの香りがちょっとはっきりしているようですね。

うまみは淡めです。
やわらかいうまみをちょっと感じる程度です。
また、軽い苦みもちょっと感じます。
キレはよいみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。
アルコール由来と思われるさわやかさもあるみたいです。
それに、ちょっとピリッと感じます。

甘みはひかえめです。
でもゼロではなく、かすかにわかる程度に感じます。


キリッと引き締まった、淡麗辛口のおいしいお酒でした。
これは完全に食中酒でしょう。
クセがないので、食事と合わせやすいでしょう。
それに軽い苦みが嫌味なく効いていて、口の中をさっぱりとさせてくれました。



ここで、燗にしてみました。
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燗にすると、うまみがふくらんできましたよ。
それに、軽い苦みと酸味とも少し際立ってまいりました。
それでいて、冷やのときよりもキレがより良くなったように感じました。
魚の臭みや肉の脂なんかをきれいに流してくれそうな燗酒でした。

ひやは穏やかで、燗だとパッと広がってスッと引く。
東京の地酒澤乃井は、いずれでもおいしいお酒でした。

【お酒】1172.稲川 辛口地酒蔵 本醸造仕込 生貯蔵酒 300ml [07.福島県の酒]

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合資会社稲川酒造店
福島県耶麻郡猪苗代町字新町4916

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合/63%
アルコール分/15度以上16度未満
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




嘉永元年創業。会津磐梯山の麓に蔵を構える稲川酒造さん。
「稲川」の名も、日本酒の命である米を「稲」、磐梯山の伏流水を「川」に託し、命名したという。」(※1)と紹介されておりました。
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今日いただくこのお酒ですが、“辛口”と銘打たれた本醸造“仕込”の生貯蔵酒なのだとか。
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生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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一口含むと、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味があることがわかります。
はっきりしてはおりますが、風味にクドさはないですね。

うまみは淡めです。
お米のうまみが口の中全体にうすく広がる感じがします。
一方で、軽い苦みがちょっとはっきりしておりますが、嫌味な感じではありません。

酸味はややひかえめです。
すっぱさがちょっとだけあって、鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みははっきりしています。
けっしてべとつかない、かなりさらっとした甘みを感じます。


米のうまみが穏やかで、軽い苦みと酸味の鋭さとが味を引き締める、淡麗やや甘口のお酒でした。
“辛口-”と銘打たれてはおりましたが、むしろ甘口でしたよ。
ですが、軽い苦みと酸味の鋭さとが嫌味なく気持ちよく働いて、甘ったるさを抑えているように感じました。
ただ、私としては、この軽い苦みと酸味の鋭さとの働きをより活かすならば、うまみがもう少ししっかりしていたほうがバランスがよくなるのではないかと思った次第でございます。

(※1)酒蔵探訪 25 【2007年5月】(福島県南酒販株式会社Website)

【お酒】1171.原田 特別純米酒 300ml [35.山口県の酒]

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株式会社はつもみぢ
山口県周南市飯島町一丁目40番地

原材料名 米(山口県産)米麹(山口県産米)
原料米 山田錦100%(山口県産)
精米歩合 60%
アルコール分 16度
日本酒度 +2
酸度 1.7
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




文政二年(1819年)創業で、山口県内では9番目に古い蔵元というはつもみぢさん。
しかし、その創業時から今日まで、けっして酒造りを安定して続けられてこられたわけではなかったそうです。
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昭和20年の空襲では建物が全焼してしまったもののそれでも酒造りを続け、またその後幾度かの合併を経て販路拡大を図ってこられたようですが、昭和60年には自醸を止めてしまったようです。

その後、「平成17年度にきき酒名人である12代目のもとで少量ながら製造再開。現在は全量純米蔵となり、ニューヨークなど海外での販売にも力を入れている。」(※1)とのこと。


上記の引用と同じ雑誌では、「山口県産の山田錦を使用した特別純米は、「まろやかな米の香りがする」「膨らみのある甘み、穏やかな酸味がある」「時間が経つほどに旨味と酸が伸びていく」という評価。コクのある米の香りとキレを併せもつ酒だ。」(※1)と紹介されておりました。

きょういただくこのお酒も山口県産の山田錦を100%使用した特別純米酒ですが、はたして本当にそんな味わいなのでしょうか?
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それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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香りはほとんどないですね。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみがしっかりしていて、厚みを感じます。
それとともに、酒臭さ(←ほめ言葉です)と熟成感ともかすかにあるみたいです。
しかも苦みや雑味はまったくありません。
それにキレよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、酸味に深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなりさらっとした甘みをちょっと感じます。


米のうまみに酸味の深みが効いている、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
深みのある酸味がいい具合に効いておりました。
また深いのに、それでいて苦みや雑味がまったくなくてきれいでした。
しかもキレがよく、しつこさをまったく感じませんでした。

実はワタクシ、かつてこのお酒を新山口(小郡)の居酒屋でいただいておりました。
一ヵ月半ぶりの再飲でしたが、やはりおいしいお酒でしたよ。


ここで、ぬる燗にしてみました。
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ああ!
こりゃいいね!!

燗にすると、酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)香りが漂ってまいりました。
それとともに、酸味が際立って、深みが増してきました。
私は黒はんぺんと合わせましたが、この酸味が魚臭さをサッと流してくれましたよ。
しかも、冷たいときよりも、キレのよさがさらに鋭くなってまいりました。

深いのに、切れ味スッキリ。
このお酒は、まちがいなく燗のほうがおいしいでしょう!

山口県に“原田”あり。
ナントカ祭とはちがうのだよ、ナントカ祭とは!
雑誌などでも、もっと紹介されてもいいんじゃないのかな。


(※1)pen 2015年11月15号(No.394) p.57(CCCメディアハウス)

【お酒】1170.武蔵鶴 純米吟醸 コシヒカリ100% 300ml [11.埼玉県の酒]

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武蔵鶴酒造株式会社
埼玉県小川町大字大塚243

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米・米麹
精米歩合60%
国産米100%使用
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




武蔵鶴酒造さんのお酒は、かつて普通酒の武蔵鶴ツルカップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、コシヒカリを100%使用したという純米吟醸酒です。
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コシヒカリは、言わずと知れた、食べておいしいお米の代表格ですよね。
一方、とある文献には、以下のような記述がありました。
 こうした、“食べて美味しいお米”には、タンパク質や脂肪、無機物やビタミン類といった成分が多く含まれていて、これらが食べたときに旨味となり、また栄養となるのです。よって、食べて美味しいお米というのは、そうした成分に主体をおいて長年開発されてきました。
 しかし、高レベルのお酒を造る場合、その成分は雑味(不快な味)を生む原因となるのです。
 つまり、食べて美味しいお米は、高レベル(それでいて、当然、旨いもの)のお酒造りには向いていないと言うことになります。」(※1)

今日いただくこのコシヒカリ100%使用の純米吟醸酒は、果たしておいしいお酒なのでしょうか?
それをたしかめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、透明でした。
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吟醸造りのはずですが、吟香はまったくありませんね。

うまみはやや淡めです。
米のうまみが舌の上に薄く乗っかる感じがします。
吟醸酒らしい苦みも軽くあるみたいですが、軽いなりに鋭さを感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さがあって、舌をピンと突いてきます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなり弱い甘みをかすかに感じる程度です。


米の旨みを、軽いが鋭い苦みと、これも軽いが鋭い酸味とが引き締める、やや淡麗でやや辛口のおいしいお酒でした。
苦みと酸味とを感じましたが、そこは吟醸造りのお酒だけあって、雑味がなくてきれいな味わいでした。
吟醸香は感じなかったものの、そのほうがかえって食事と合わせやすいと思いました。
とりわけ、苦みと酸味とがあることで肉との相性がよく仕上がっているように感じました。

(※1)蝶谷初男『うまい日本酒に会いたい!そのために知っておきたい100問100答』p.14-15(2004.12 ポプラ社)

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十日ほど前に、浦安を散策いたしました。

帰ってきてから、そういえばかなり前に山本周五郎の“青べか物語”を買って読んだことを思い出し、再び引っ張り出してきて読んでみました。
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青べか物語は、山本周五郎が昭和初期の漁師町浦安(作品中では“浦粕”と書かれています。)の情景とそこに住む人たちのことを題材として書いた短編集です。
山本周五郎は昭和初期に実際にこの浦安に一年間ほど住んでいて、そのときの体験をもとにしてこの本を書いたそうです。

その当時の情景が再現されている場所が浦安にあるということを知り、今日、再び浦安へ出かけてまいりました。


まずは、JR京葉線の新浦安駅から。
ここは、戦後になってから、埋め立てによって造成された場所です。
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まずクリア。
クリアちゃうわ!
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住吉超辛口+10カップは既出ですが、久しぶりに出会ったので入手してみました。

新浦安駅からは、おさんぽバスに乗車。
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着いたのは、浦安市郷土博物館。
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常設展示では、浦安の海と、それに寄り添う人々の生活のことをいろいろと紹介していました。
その中でも心引かれたのが、浦安の海に住む魚の展示でした。
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このハゼ、良型だこと。
天ぷらにするとうまいだろうね。
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このチヌ(クロダイ)は、刺身だね。
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イワシは動きが速いので、捕らえるのが難しいわ。
でも、脂が乗ってそうで、鮨ネタとしてはきっと最高でしょう。
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おいしそうな魚を見ていたら、酒飲みたくなってきたよ。


いかんいかん。
この博物館の一番の見どころは、これではありません。

なんとこの博物館、敷地内に昭和の頃の浦安の街並みが再現されているのです。
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私はこの路地に、“長”(青べか物語に出てくる船宿「千本」の三男)を先頭にして子どもたちが向こうから走ってくる姿を思い浮かべましたよ。
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井戸がありましたが、井戸おやじ(←音が出ます)はいませんでした。
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べか舟の乗船体験もあるでよ!
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この日は、海苔を焼いて食べる体験をさせていただきました。
行徳(浦安の隣町)で採れた海苔を、地元の子どもたちが漉いたものなのだとか。
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これを七輪で焼くと、緑色に変わります。
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パリッとしていて香ばしく、しかも味わい深い海苔でした。
いかんいかん、また酒飲みたくなってきた。


おお!
青べか物語に出てくる“天鉄”がありましたよ!
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再現された食卓には、作者が酒を飲むときに読んでいたという『青巻』が置いてありましたよ。
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浦安市郷土資料館、面白く見学させていただきました。
しかもこれだけ楽しませてくれて、なんと入場無料と言う太っ腹!
パンフレットももらい放題で、こんな面白そうなものをいただいて帰ったのでした。
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美味しそうな魚を見たり海苔をかじったり、あるいは天鉄を見学したりしたせいか、ものすごく腹が減ってまいりました。
そんな中で、博物館を出てから境川のほうへ向かって歩いて行くと、うなぎを焼くよい香りが漂ってくるじゃありませんか!
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昨今、うなぎの価格は暴騰していて、私のような大貧民にとっては高嶺の花となってしまいました。
しかし、一番安い【並】ならばなんとかなるだろうと一念発起して、入ってみましたよ。

まずはビールで精進落とし。
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そしていただいたのは、うな重の【並】(1,725円)。
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【並】ですからね、ご飯の露出がちょっと目立つところですが、しかたがありません。
それにしても、うなぎを食べるのって、もう何年ぶりかな。

やっぱりうなぎはものすごくまいう~。
外はカリッとしているのに、中はふわふわでジューシー。
奮発した甲斐がありましたよ。
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心もお腹も満たされたところで、川風を浴びながら境川沿いの道を歩いていきました。
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青べか物語に出てくる“沖の弁天社”のモデルとなったと言われている清瀧弁財天でお参りをして、
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近くのバス停から新浦安駅行のバスに乗って、帰ったとさ。
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【お酒】1169.長門峡 上撰カップ [35.山口県の酒]

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有限会社岡崎酒造場
山口県萩市川上464-1

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタより転記)




昨日いただいた長門峡カップ(コスモスカップ)は糖添三増酒でしたが、今日いただくこの上撰普通酒には糖類は添加されていないみたいでした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、長門峡カップよりも薄めで、透き通っておりました。
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うまみは濃くはないですが、淡くもありません。
長門峡カップで感じたウィスキーのような風味は後退していますが、その分、渋みが目立っているようです。
透明感はありますが、キレはそれほどでもないみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めで、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みははっきりしています。
とろみのような舌触りはないものの、少しべとついています。


渋甘口のお酒でした。
長門峡カップよりもかなり渋く感じました。
また、アル添由来と思われる透明感は感じたものの、キレはそれほどでもないみたいでした。
長門峡カップほど風味にクセはないものの、渋みが目立っていてちょっと飲みにくいのではないかと思いました。
あくまでも、私の感想ですけれどね。