So-net無料ブログ作成
9943.熊本県の焼酎 ブログトップ
前の10件 | -

《焼酎》32.黒麹抜群 105ml [9943.熊本県の焼酎]

5893.JPG5894.JPG
抜群酒造合資会社
熊本県球磨郡多良木町黒肥地1662

本格焼酎
原材料/米・米麹
アルコール分/25度
105ml詰
(以上、ラベルより転記)




球磨焼酎(米焼酎)の蔵元である抜群酒造さん。
5895.JPG
文献では、以下のように紹介されておりました。
大正十二年(一九二三)創業。
 創業当時、球磨人吉に蔵元は五十二蔵あったが、その中でも抜群にうまい焼酎を造りたいとの気概を込めて主力商品名にしたという。」(※1)

そして蔵元さんのWebsiteによれば、今日いただくこの“黒麹抜群”は黒麹仕込で常圧蒸留の焼酎なのだとか。
ということは、黒麹の香ばしさとともに、常圧蒸留の焦げ臭さを楽しむことができるのでしょうか?


105mlしか入っておりませんでしたので、全量をお湯割りでいただきますよ。
5896.JPG

お湯割りにすると、常圧蒸留らしい焦げ臭い(←ほめ言葉です)香りがふわっと漂ってまいりましたよ。

でも、口に含むと、華やかな香りがかすかにあって、それが鼻へと抜けていきます。
焦げ臭さ(←あくまでもほめ言葉です)は、鼻で香ったときよりも穏やかです。
黒麹らしい香ばしさもありますが、これも穏やかです。

酸味は少しはっきりしています。
強くはないものの、鋭さがありますね。

甘みはひかえめです。


常圧蒸留らしい焦げ臭さ(←くどいようですが、ほめ言葉です)と黒麹らしい香ばしさとが穏やかで、酸味が味を引き締める、おいしい米焼酎でした。
黒麹仕込で常圧蒸留でしたが、その風味は穏やかで飲みやすいのではないでしょうか。

それにしても、この鋭さのある酸味は、いったいどうやって形成されるのか気になるところです。
もしかしたら、お湯割りで使用している水道水の影響でしょうか?

(※1)球磨焼酎酒造組合編集『球磨焼酎-本格焼酎の源流から』p.194(2012.1 弦書房)
nice!(33)  コメント(2) 

《焼酎》31.山河 200ml【追記あり】 [9943.熊本県の焼酎]

5888.JPG
株式会社福田酒造
熊本県人吉市西間下町137-2

本格焼酎
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産)
アルコール分 25度
容量 200ml
(以上、ラベルより転記)




福田酒造さんの焼酎は、かつて山河 特醸 105mlをいただいております。
きょういただくこの球磨焼酎も山河という酒銘ですが、こちらには特醸の小印は付けられておりませんでした。
5889.JPG

25度の米焼酎ですので、今日は半分だけいただきます。
残りは明日、別の飲み方で試すことにいたします。
(その感想は、明日この記事に追記します。)
5890.JPG


今日はお湯割りでいただきますよ。
5891.JPG

華やかな香りがありますが、弱めで穏やかです。
米の風味もあって、ほんのりと感じます。
それらが口から鼻へと抜けていきますよ。
軽い苦みがほんのかすかにあるみたいですが、まったく気にはなりません。

酸味もややはっきりしています。
すっぱさが少しだけあるみたいです。
ごくかすかにピリッと感じるみたいですが、これも気にはなりません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


穏やかな香りと米の風味との、おいしい焼酎でした。
おそらく減圧蒸留の焼酎でしょう。
雑味がなくて洗練されているものの、風味がしっかりしているので物足りなさはないですね。

それにしても、特醸と同じような味わいでしたよ。



翌日
残りの半分をロックでいただきましたよ。
5892.JPG

これは苦みが際立ってきますね。
軽めではあるものの、鋭くなりましたよ。
それが酸味と共に、かなり引き締めているようです。

その一方で、華やかな香りは引きました。
でも、米の風味が前へ出てきましたよ。


ロックにすると、かなりキリッとした口当たりになりました。
米の風味はあるものの、苦みには負けているようでしたよ。
あたしゃやっぱり、お湯割りのほうが好みですわ。
nice!(34)  コメント(0) 

《焼酎》25.文蔵(ぶんぞう)105ml [9943.熊本県の焼酎]

5778.JPG5779.JPG
木下醸造所 木下弘文
熊本県球磨郡多良木町大字多良木785番地

本格焼酎
アルコール分25%
内容量 105ml
原材料 米・米こうじ(国産米)
(以上、ラベルより転記)




昨日、そして一昨日と球磨焼酎をいただきましたが、それは味わいから判断するに、どうやら減圧蒸留で製造されたものでした。
一方、今日いただくこの木下醸造所さんの球磨焼酎は「常圧蒸留し、貯蔵を行なったのち、出荷することを心がける。」(※1)と雑誌で紹介されていることから、おそらく常圧蒸留なのでしょう(なーんて、実は人吉の酒屋さんで常圧蒸留と紹介されていたからこそ買ったものなんですけれどね)。
5780.JPG

なお、減圧蒸留/常圧蒸留、それに球磨焼酎については、かつてこちらでまとめておりますので、ご参照下さい。


まずは、生、すなわちストレートでちょっとだけ。
5781.JPG

25度ですからね、やはりアルコールの香りがはっきりしています。
常圧蒸留らしい焦げ臭さもありますが、角がなくて穏やかです。
それよりも、華やかな香りをふんわりと感じます。
それに、甘味もちょっと感じます。
苦味や雑味はないみたいです。


ここで、残りをお湯割りにしてみました。
5782.JPG

香りや焦げ臭さが少し立ってきましたが、しつこさを感じません。
また、軽い苦味や軽い酸味が少し出てきましたが、嫌味を感じません。
甘みは引っ込みましたね。
それでいてキレがよく、後味がすっきりしています。


華やかさと香ばしさとが豊かで、キレのよい、おいしい焼酎でした。
私としては、香りが豊かでキレよくいただくことができたお湯割りが好みでした。
風味がしっかりしているものの、キレがよくて飲みやすい焼酎だと感じました。

やはり常圧蒸留のほうが、減圧蒸留よりも風味がはっきりしていますね。
しかもこの風味は、飲み終わったあとも鼻に残るようです。
それがまた、焼酎の余韻をいつまでも感じつづけることができていいんですよ。
あたしゃ断然、米焼酎は常圧蒸留だと思いますよ。

今年は人吉の街を歩き回りましたが、球磨焼酎が造られている場所は人吉だけではありません。
いつの日か再び球磨の地を訪れて、今度はくま川鉄道に乗ってあざぎり町や多良木街へ、それに湯前町へも行ってみようと、固く心に決めましたよ。

(※1)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.17』p.17(2005年7月 星雲社)
nice!(34)  コメント(2) 

《焼酎》24.松の泉 200ml【追記あり】 [9943.熊本県の焼酎]

5773.JPG
松の泉酒造合資会社
熊本県球磨郡あさぎり町上北169番地1

本格焼酎
アルコール分25度
原材料名 米・米こうじ
内容量 200ml
(以上、ラベルより転記)




今日は、球磨焼酎をいただきます。
5774.JPG
5775.JPG


25度の米焼酎ですので、今日は半分だけお湯割りでいただきます。
残りは明日、別の飲み方で試すことにいたします。
(その感想は、明日この記事に追記します。)
5776.JPG

米のうまみをふわっと感じます。
酸味がちょっとはっきりしていて、強くはないものの鋭さを感じます。
それにかすかにピリッとくるようです。
甘味は弱めであるものの、その存在はわかります。
一方で、苦味や雑味はまったくありません。

きれいな味わいながらもうまみがしっかりしていて酸味が効いた、おいしい焼酎でしたよ。
かすかなピリがあるものの、雑味がなくてきれいでした。
それでいてうまみがしっかりしており、酸味も効いていたことから、物足りなさはありませんでした。



翌日
残ったものをロックでいただきます。
5777.JPG

ロックだと、苦味がはっきりしてくるようです。
少し強めで鋭さも感じますが、嫌味のない苦味です。
酸味や甘みは後退するみたいです。

ロックだとちょい苦でキリッと引き締まった、辛口のおいしい焼酎でした。
苦味が気になるかもしれませんが、それがかえって味わいをキリッと引き締めているようでした。
味わいから察するに減圧蒸留でしょうけれど、苦味があるおかげで飲み応えを感じました。
けっしてお子さま向けではない、大人の焼酎ってところでしょうか。
お子さまは飲んじゃダメなんだよ。
nice!(39)  コメント(0) 

《焼酎》19.繊月 200ml【追記あり】 [9943.熊本県の焼酎]

5711.JPG
繊月酒造株式会社
熊本県人吉市新町1番地

本格焼酎
アルコール分25%
原材料名:米(日本産米)米麹(日本産米)
内容量:200ml
(以上、ラベルより転記)




熊本県人吉市で、球磨焼酎(米焼酎)を造る繊月酒造さん。



酒銘の“繊月(せんげつ)”については、文献には「「繊月」とは三日月などの称だが、人吉城の別名でもある。(中略)人吉城址のすぐ近くに立地し、近くを球磨川とその支流である胸川が流れる。城下町であり水郷でもある人吉市の中でこの蔵はシンボル的存在である。」(※1)と書かれておりました。
5712.JPG

でもね、あたしゃ繊月と聞くとね、忘れられないことがあるのです。

9月の初めに人吉を訪れた際に繊月酒造さんの蔵を見学させていただいたのですが、試飲コーナーで隣のテーブルに座っていたオッサンが、
この繊月、いつ造ったの?
 先月だろ!
って何回も言っていたことが忘れられないのですよ。
5710.jpg


ネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
25度で200mlですから、今日は半分だけいただいて、残りは明日、別の飲み方で試してみたいと思います。
(その感想は、明日この記事に追記します。)
5713.JPG


まずは、繊月酒造さんで蔵見学のおみやげにいただいた“ちょく”を使って、生(き)、すなわちストレートで。
5714.JPG

一口含むと、清酒の吟醸香のようなフルーティーな香りをふわっと感じます。
苦味や雑味はまったくなくて、きれいな口当たりです。
甘みもなくて、辛口です。
ですが25度ですので、やはりアルコールの香りが気になるところですわ。


次に、ロックで。
5715.JPG

香りはそのままで、ふわっと感じます。
ロックのほうが、米のうまみが穏やかに効いていることがよりいっそうよくわかります。
でも、ロックにすると、生(き)では感じなかった苦味が出てきてしまいましたよ。
酸味も少し出てきました。

ロックだと、ちょい苦ちょいフワ淡麗辛口の米焼酎と言ったところでしょうか。
ロックのほうが、米のうまみがはっきりしているものの、かなり引き締まった感じがいたしましたよ。


翌日
残ったものをお湯割りでいただきます。
5716.JPG

香りははっきりしていますね。
華やかな香りをふわっと感じますが、クドさはありません。
それに、米のうまみが淡いながらも前に出でくるようです。
ロックで感じたような苦味は最初は感じませんでしたが、冷めてくるにつれて出てきました。
酸味はちょうどよい感じです。

お湯割りだと、華やかな香りに米のうまみが淡いながらにしっかりしていて、酸味が引き締めておりました。
これは究極の減圧蒸留ではないかと思うくらい、淡くて焦げ臭さがまったくありませんでしたよ。
でも、作りたてでは感じなかったものの、冷めてくると苦味が目立ってきてしまいました。

私としては、この先月、じゃなくて繊月は、お湯割にして熱いうちにさっといただくのがおいしい飲み方ではないかと感じましたとさ。

(※1)球磨焼酎酒造組合編集『球磨焼酎-本格焼酎の源流から』p.202(2012.1 弦書房)
nice!(38)  コメント(4) 

《焼酎》15.豊永蔵(とよながくら) 常圧蒸留 108ml [9943.熊本県の焼酎]

5675.JPG5676.JPG
合名会社豊永酒造
熊本県球磨郡湯前町老神1873番地

本格焼酎
アルコール分25度
原材料 米・米麹
(オーガニック認証米100%使用)
108ml詰
(以上、ラベルより転記)




今日は、常圧蒸留の球磨焼酎をいただきます。

この焼酎ですが、オーガニック認証米を100%使用しているのだとか。
5677.JPG
文献では「球磨郡の契約農家で作られた有機無農薬栽培の米を使用した豊永酒造の代表酒。」(※1)と紹介されておりましたよ。


話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。

108mlと少量ですから、全部をお湯割りでいただきます。
5678.JPG


お湯割りにすると、常圧蒸留の焼酎らしい香ばしい香りがふわっと漂ってまいりましたよ。

空気といっしょに一口含んで空気だけを鼻から抜くと、香ばしさと焦げ臭さとを感じることができます。
でも、香ばしさも焦げ臭さも穏やかで、角のない風味です。
苦味や雑味は全くありません。

酸味がちょっとはっきりしているようです。
少し鋭さを感じるものの、軽めです。
甘みはひかえめで、ほとんど感じないくらいです。


穏やかな香ばしさに軽い酸味が風味を引き締める、おいしい焼酎でした。
漂う香りを鼻で嗅ぐと香ばしさがはっきりしていますが、口に含んで感じると穏やかでした。
それに、軽めの酸味がさやわかでした。


あたしゃね、常圧蒸留の米焼酎で感じる香ばしさや焦げ臭さが大好きです。
これはあくまでも私の感想ですが、この香ばしさには、なんとなく懐かしい感じがするんですよ。
子どもの頃にばあちゃんがガス釜で炊いてくれたご飯のおこげのような・・・。
最近の電気釜じゃ、おこげなんてものはできませんからね。

ばあちゃん、ごめん。
期待してくれていたような立派な大人にはなれなかったよ。


(※1)エイムック2089『焼酎の基本』p.051(2010.12 枻出版社)
nice!(31)  コメント(2) 

《焼酎》13.本格芋焼酎 わいわい家 90ml [9943.熊本県の焼酎]

5659.JPG5660.JPG
合資会社大石酒造場
熊本県球磨郡水上村岩野1053

原材料名/さつまいも・米こうじ
内容量/90ml
アルコール分/25度
(以上、瓶の印刷事項より転記)




球磨焼酎を造る蔵元さんが造った芋焼酎でした。
5661.JPG
でも芋焼酎ですから、球磨焼酎を名乗ることはできません。
蔵元さんのWebsiteによれば、「厳選したさつまいもを原料に、清冽な球磨川源流の伏流水を使用し、熟達した伝統の技で醸した本格芋焼酎を長期間熟成貯蔵した一品です。」と紹介されておりました。

これ一本で90ml詰とのことで、手のひらにすっぽりと収まってしまうほどの小さい瓶でした。
5662.JPG


90ml詰と少ない量ですから、全部をお湯割りにしてみましたよ。
色が付いていることがわかりますね。
5663.JPG


お湯割りにすると、スーッとした香りが漂ってまいりましたよ。
アルコールのさわやかさではなくて、まるでミントのような香りです。

そして口に含むと、そのスースー感が口の中にはっきりと広がります。
芋焼酎らしい華やかな風味はあるもののひかえめで、かなり落ち着いています。
熟成感もわずかに感じますが、それほどはっきりしてはいないみたいです。

苦味や雑味はまったくなく、甘みもほとんど感じません。
酸味の存在はわかるものの、かなり弱めです。


スースーでちょいフワ辛口の芋焼酎でした。
熟成貯蔵された焼酎とのことでしっかりした風味を期待していたのですが、意外にも軽めでした。
それに、まるでルートビアみたいなこのスースー感ってのは、いったいどうしたら出るのでしょうか?
あたしゃ芋焼酎のことは全く以ってよくわかっていない初心者なのですが、もしかしたら芋焼酎を熟成させるとこういうスースーした風味になるのでしょうか?
いずれにせよ、このスースー感を食事と合わせることは難しいのではないかと思いましたとさ。
nice!(33)  コメント(0) 

《焼酎》12.八代不知火蔵 本格こめ焼酎 白水 200ml【追記あり】 [9943.熊本県の焼酎]

5654.JPG
メルシャン株式会社八代工場
熊本県八代市三楽町3-1

本格焼酎
原材料:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:25%
内容量:200ml
(以上、ラベルより転記)



熊本で入手したこの焼酎ですが、メルシャン製でした。
5655.JPG
メルシャンは今でこそキリンの傘下に入っているようですが、もともとはこの熊本県八代市三楽町で“三楽(さんらく)”という甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)を造っていた会社に由来するそうです。

そして「大分県北部は昔から「三楽」という甲類焼酎が強い地域。」(※1)という記述からもわかるように、どうやら三楽焼酎はなぜか大分県では一定のシェアを占めていたのだとか。

今日においても三楽焼酎はキリンから販売されており、しかも大分県では広く飲まれ続けているようでした。
というのも、今月の初めに私が大分県で酒集めをした際に立ち寄ったスーパーの酒コーナーでは三楽焼酎の一升瓶や紙パック、それに200mlペットカップが並んでいる光景を少なからず見たからです。
それに別府では焼酎のとり揃えが豊富な酒屋さんを見つけて入ったのですが、その店の人に「カップの焼酎はありますか?」と伺ったところ、「三楽ならあるけど。」と言われて早々に退散したこともありました。
今のところ、当方は甲類には興味がないもので。


一方、「メルシャンは12年7月からキリンビールの焼酎事業を再び担っており、商品・営業戦略として「八代不知火蔵」に集中する方針を打ち出している。」(※2)という記述にあるように、メルシャンブランドとしては八代工場で製造する本格焼酎(乙類焼酎)に注力するようになったようでした。

その製造は「伝統技法をさらに磨き上げ、それを超えた新しい技術の向上を目指」すという「“伝統と革新の融合”」(※3)の下になされているのだとか。
このことは、この焼酎のラベルにも記されておりました。
5656.JPG


話のネタを出し切ったところで、そろそろいただいてみたいと思います。

どうやら私も寄る年波には勝てないようで、平日のいささか遅めの食事時に25度の焼酎を200ml飲み切ることが些かつらくなってまいりました(休日だったら早い時間から飲めるので、いくらでも飲みまっせ!)。
そこで、今日は半分だけをお湯割りでいただいて、残りは明日に別の飲み方でいただいてみたいと思います(その感想は、明日この記事に追記します)。
5657.JPG


お湯割りにすると、さわやかな香りがふわっと漂ってまいりました。

一口含むと、米の風味が豊かであることがわかります。
その風味が口の中に広がったあとで、鼻へスッと抜けていきます。
苦味や雑味は全くありません。
また、軽い酸味がほんの少し、それに甘みもこれまたほんの少し感じます。


豊かな米の風味に、香りと酸味とがさわやかで、かつ角や雑味がなくてのみやすい、おいしい焼酎でした。
この味わいから推察するに、おそらく減圧蒸留の焼酎でしょう。
さわやかで飲みやすく仕上げてあるのは、広く受け容れてもらえるような製品を造ることに長けている大手蔵ならではの成せる業ではないでしょうか。
でも決して物足りなくはなく、米の風味がしっかりしていておいしくいただくことができました。



翌日
残りの半分を、ロックでいただいてみました。
5658.JPG

香りはロックでもふわっと感じます.。
米の風味が豊かで、しかも口当りがとろっとしていますね。
ですがロックのほうは苦味が少しはっきりしていて、その苦味に鋭さが少しあるみたいです。
酸味はほんの少し、甘みもほんのり感じる程度です。

ロックだと、米の風味をしっかり感じることができるものの、苦味が少し効いていて引き締まった“トロ・キリ”の味わいでした。
でもこの苦味に嫌味はなく、むしろ飲み応えを感じるような苦味でした。


穏やかな味わいを楽しみたければお湯割で、“トロ・キリ”を味わいたければロックで、といったところでしょうか。


(※1)本山友彦『西太一郎聞書 グッド・スピリッツ 「いいちこ」と歩む』p.143(2006.10 西日本新聞社)
(※2)松丸浩一『地道な飲み方提案求められる焼酎甲類 甲乙混和もマイナス基調に』p.64(酒類食品統計月報 2015(平成27)年9月号 p.60-64 日刊経済通信社)
(※3)エイムック2089『焼酎の基本』p.027(2010.12 枻出版社)
nice!(44)  コメント(2) 

《焼酎》10.山河 特醸 105ml [9943.熊本県の焼酎]

5615.JPG5616.JPG
合資会社福田酒造商店
熊本県人吉市西間下町137-2

本格焼酎
原材料名 米・米こうじ
アルコール分25度
105ml詰
(以上、ラベルより転記)




昨日に引きつづき、今日も球磨焼酎をいただきます。
お店では減圧蒸留の焼酎として販売されておりました。
球磨焼酎および減圧蒸留については、こちらをご参照下さい。


ラベルには、“合資会社福田酒造店”と書かれておりました。
5617.JPG
ところが蔵元さんのWebsiteでは、株式会社福田酒造と名乗られておられました。
2012年に発行された球磨焼酎に関する書籍では合資会社福田酒造店と紹介されておりましたので(※1)、最近になって株式会社へ組織変更なさったのでしょう。

ということは、このお酒に貼られているラベルは組織変更前に制作されたもので、それが今でも使用されているわけでしょうか?
それとも、このお酒自体が組織変更前に製造された売れ残りだったのでしょうか?


ネタがないことをごまかしたところで、いただいてみたいと思います。

お湯割りでいただきます。
5618.JPG


香りがかすかにありますね。
華やかさを感じますが、弱めで穏やかです。
この香りが、口の中から鼻へと抜けていきます。
米の風味もほんのりと感じます。
軽い苦味もかすかにあるみたいです。

酸味もかすかに感じますね。
それに、これもかすかですが、ピリピリ感もあります。

甘みはひかえめです。
かなり弱めです。


香りも味わいも穏やかな、おいしい焼酎でした。
焦げ臭さや目立った苦味のない、減圧蒸留らしい味わいでした。
香りとともに米のうまみも感じるので、物足りなさはないですね。
それに、酸味や軽い苦味も穏やかで、ちょうどよく感じました。
淡めで味のバランスがよい焼酎だと思います。


(※1)球磨焼酎酒造組合編集『球磨焼酎-本格焼酎の源流から』p.203(2012.1 弦書房)
nice!(38)  コメント(0) 

《焼酎》9.燈々無尽 [9943.熊本県の焼酎]

5609.JPG5610.JPG
深野酒造株式会社
熊本県人吉市合の原町333
(以上、ラベルより転記)




この焼酎ですが、品質表示がまったくないの。
ここまでくると、かえって潔いね。
もちろん違反でしょうけれど。
5611.JPG5612.JPG
5613.JPG


お湯割りでいただきます。
5614.JPG


米の風味がしっかりしています。
それに、香ばしさがかすかにあって、しかも穏やかです。
軽い苦味もちょっとだけあります。

酸味はかすかに感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みもかなり穏やかですが、かすかに感じます。


米の風味が豊かで味わいのバランスが絶妙な、美味しい焼酎でした。
いろいろな味の要素を感じるものの、それぞれが穏やかで、しかもバランスよくまとまっておりました。
しかも、それらが米の風味を引き立てているようでした。
これを入手した酒屋さんでは常圧蒸留の焼酎として販売されておりましたが、焦げ臭さはなくてまろやかでした。
けっこういけると思います。
nice!(41)  コメント(0) 
前の10件 | - 9943.熊本県の焼酎 ブログトップ