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43.熊本県の酒 ブログトップ

【お酒】1033.千代の園 黒松 チヨカップ [43.熊本県の酒]

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千代の園酒造株式会社
熊本県山鹿市山鹿1782

アルコール分:15度
原材料名:米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




熊本県のお酒ですが、地元で入手したわけではありません。
博多駅の新幹線構内にある土産物店で入手しました。


特に披露できるようなネタもないことですので、さっそくいただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、少しはっきりしておりました。
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うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、香ばしさもけっこうはっきりしています。
軽い苦みもすこしあるみたいです。
それでいてキレはよいですね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさはそれほど強くはないものの、鋭さを少し感じます。
それに、わずかにピリッとくるみたいです。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みを少しだけ感じます。


しっかりしたうまみを酸味と甘みとが引き立てる、旨ちょいピリやや甘口のお酒でした。
香ばしさが豊かで、軽い苦みとちょいピリ、それに鋭さのある酸味が味を引き締めています。
また甘みがちょっとあるおかげで、まろやかさが少し出ているみたいです。
それでいてキレがよいので、クドさはないですね。
決して飲みやすくはないですが、飲み応えとキレとを両立させているお酒だと思います。
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【お酒】823.香露(こうろ) 本醸造 冷酒 300ml [43.熊本県の酒]

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株式会社熊本県酒造研究所
熊本市中央区島崎一丁目7-20

アルコール分14度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
精米歩合 65%
300ml詰
(以上、外装フィルムより転記)




熊本のお酒ですが、入手したのは高尾駅前の京王ストアでした。
このお酒だけでなく、四角い(8角か?)瓶に詰められた吟醸酒なんかもありましたよ。


このお酒の蔵元さんは、“株式会社熊本県酒造研究所”という名前なのだとか
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一般的な蔵元さんのそれと比べると、ちょっと変わっていますね。

熊本県酒造研究所の設立は明治42(1909)年。」(中略)
当時の熊本県は清酒製造技術の近代化はもちろんのこと、江戸後期に灘で確立し全国的に普及していた清酒造りについても遅れを取っていた」(※1)
どうやら当時の熊本では“赤酒”という、甘くてとろみのあるお酒が普及していたみたいですね。

そんな清酒醸造の後進地域へ、「後に「酒の神様」としてその功績を讃えられることになる野白金一技師」が「明治36(1903)年8月、熊本税務監督局へ転勤となり、」(※2)、その野白技師の指導の下、これに賛同する地元の酒造家が熊本県の酒質向上を目的として設立した研究所が、熊本県酒造研究所の発祥なのだそうです。

その後、「研究所を真に県内酒造家全体のものとすべく、株式会社化を目指して県内酒造家からの株式募集を開始し」(※3)て、「大正7(1918)年8月、株式会社熊本県酒造研究所として発足した。」(※4)とのこと。
それが今日において、一蔵元として存続しているということでしょうね。

そういえば、大蔵省の技師が酒造会社の設立に関与した例としては、秋田銘醸さん(美酒爛漫)のそれがありました。(このことについては、この記事と、この記事の末尾とで触れております)


そんな熊本県酒造研究所さんですが、“きょうかい9号酵母(熊本酵母)”の発祥蔵として有名ですね。
きょうかい酵母については、簡単にではありますがかつてこちらで触れております。
このきょうかい9号酵母について、文献では以下のように紹介されておりました。

もともとは、昭和二十八年頃に熊本県酒造研究所が「香露(こうろ)」から分離した「熊本酵母」で、四十三年から「きょうかい9号酵母」として頒布。華やかな芳香があり、吟醸酒の主力酵母になっている。」(※5)

「9号酵母」は華やかな香りとふくよかな味が特徴で、吟醸酵母の定番として用いられている。」(※6)

熊本大会の講演で、研究所の高浜圭誠主任は「熊本酵母の最盛期は平成の初めごろだった」と述べている。因みにその直前の昭和62(1987)年の全国新酒鑑評会に出品された839銘柄のうち、実に76.7%が熊本酵母を使用し、入賞酒に限ると91.4%もの高率を占めた(読売新聞1988)。」(※7)


今日いただくこのお酒は吟醸酒ではありませんが、はたしてきょうかい9号酵母が使われているのでしょうか?
そして、吟醸酒のような香り高いお酒なのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
本醸造ですが、“冷酒”と銘打たれていますので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、無色でした。
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吟醸香のような香りはあるみたいですが、かすかに感じる程度です。
それよりも、生貯蔵酒みたいなフレッシュさが豊かです。

うまみはやや淡めです。
お米のうまみを感じます。
また、苦みが少しあるみたいです。

酸味はひかえめです。
すっぱさをほんのわずかに感じる程度です。
当然ながら、刺激やピリピリ感はありません。

甘みははっきりしています。
べとつかないさらっとした甘みですが、けっこう前に出てくるみたいです。


生貯蔵酒のような風味とともに、豊かな甘みとお米のうまみとを感じる、やや淡麗で甘口のお酒でした。
ラベルには“冷酒”とだけ表示されておりましたが、風味から判断するに、これってもしかしたら生貯蔵酒なのかもしれませんね。
甘めの味わいは、もしかしたら赤酒が愛されていた熊本で好まれる味わいなのでしょうか?


(※1)原澤謹吾『(株)熊本県酒造研究所と瑞鷹(株)~熊本県産酒の酒質向上と吟醸酵母(協会9号酵母)の開発~〈連載企画・蔵元の歴史探訪 第7回〉』p.19(酒史研究 第31号 2015.10 酒史学会)
(※2)(※1)p.21
(※3)(※1)p.22
(※4)(※1)p.23
(※5)小泉武夫監修『日本酒百味百題』p.107(2000.4 柴田書店)
(※6)松崎晴雄『日本酒をまるごと楽しむ!』p.69(2007.1 新風舎)
(※7)(※1)p.25
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【お酒】32.瑞鷹 上撰 くまもとカップ(くまモン絵入り) [43.熊本県の酒]

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瑞鷹株式会社
熊本市南区川尻四丁目6-67

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分15度
内容量 180ml
(以上、フタより転記)

地元のゆるキャラを使って売り出しています。
しかも、お値段280円と、普通酒のカップ酒にしてはちょっとお高めです。
これでおいしくなかったら、一蔵元だけの問題では済まされないでしょう。
きっとおいしいお酒が入っているものと予想して、今日もぬる燗でいただきます。

アルコールの香りとともに、かなり深いうまみが広がります。
くどくはなく、ちゃんと造ったお酒らしいうまみです。
甘みもけっこうあるようですが、アルコールの香りに抑えられているようです。
燗が冷めて、アルコールの香りが少なくなってくると、だんだんと甘みが増してきました。
酸味はひかえめのようです。

うまみが深いだけに、飲みごたえのあるお酒に仕上がっています。
濃醇旨口、やや甘口の、おいしいお酒でした。
くまモンの名を汚すことのない、よいお酒でした。
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