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30.和歌山県の酒 ブログトップ
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【お酒】1263.葵紋 紀州 純米酒 カップ [30.和歌山県の酒]

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有限会社中尾酒造店NBC
和歌山県海草郡紀美野町動木28

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合 62%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




中尾酒造店さんのお酒は、かつて葵紋 紀州 吟醸酒 カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、吟醸酒カップといっしょに有楽町の東京交通会館の中にある和歌山県のアンテナショップで入手した純米酒です。
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吟醸酒カップと同じく、このお酒のラベルにも、蔵元さんの商号の末尾に“NBC”とありますね。
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吟醸酒カップをいただいたときにも書きましたが、もしかしたらこのお酒は蔵元さんの自醸酒ではなくて、同じ和歌山県の蔵元である中野BCに委託して製造されたお酒なのかもしれませんね。


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、きれいな金色をしておりました。
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うまみは濃いめです。
酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもありますが、うまみにクドさを少し感じます。
軽い苦みと熟成感も少しあるみたいです。
でも、アル添のお酒みたいなキレのよさも感じるので、後味はすっきりしています。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し鋭いようです。
それに、アル添酒のようなさわやかさも少し感じます。

甘みはややはっきりしています。
強くはないものの、厚みがあって、それにとろみのような舌触りも感じます。


濃醇やや甘口のお酒でした。
けっこうしっかりした味わいですが、まるでアル添酒のようなキレのよさとさわやかさとがありました。
でも、うまみ自体に添加されたようなクドさを少し感じました。
また、甘みにとろみもあるみたいでした。

これはあくまでも私の根拠なき感想ですが、純米酒のはずなのに、アル添酒のようなキレのよさとさわやかさ、それに三増酒のようなうまみのクドさと甘みのとろみとを感じるお酒でした。
あくまでも純米酒のはずなのにですよ。
私の舌も、まだまだなようですわ。
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【お酒】1252.吟醸「文」 180ml [30.和歌山県の酒]

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中野BC株式会社
和歌山県海南市藤白758-45

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 60%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




Bはバイオケミカル、Cはクリエーションを意味する。」(※1)という中野BCさんのお酒は、かつて長久 上撰カップと、大樽 上撰カップとをいただいております。
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今日いただくこのお酒は、吟醸酒です。
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吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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一口含むと、生貯蔵酒のようなフレッシュな風味があることがわかりました。
吟醸香もあるみたいですが、かすかです。

うまみはやや淡めです。
米のうまみが淡めながらも広がり、厚みもちょっと感じます。
また喉を通ったあとで、香ばしさをかすかに感じます。
一方、苦みや雑味はまったくなく、キレもよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさがちょっとあって、鋭さを感じるものの弱めです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなくてかすかに感じる程度ですが、それでもその存在はわかります。


フレッシュな風味とともに米のうまみが広がって、後味のかすかな香ばしさが深みを添えている、やや淡麗で爽快やや辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味がありますが、風味にしつこさはないですね。
それに雑味や角がないので、飲みやすく仕上がっているようです。
それでいて、淡いなりに味わいがしっかりしているので、物足りなさはありませんね。
しかもやや辛口で、食事とも合わせやすいと思います。
吟味して造られたことがよくわかるお酒ではないでしょうか。

(※1)吉岡陽『元気なオーナー企業 第5回 【中野BC】カクテル梅酒でニッチ開拓 縮む市場から10年で脱却』p.50(日経トップリーダー 2012年9月号 日経BP社)
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【お酒】1235.純米吟醸 鯨えびす カップ [30.和歌山県の酒]

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尾﨑酒造株式会社
和歌山県新宮市船町三丁目2-3

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合 50%
アルコール分15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




これも有楽町の交通会館にある和歌山県のアンテナショップで入手したお酒です。

ラベルには、酒銘の由来が書いてありました。
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純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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吟醸香は感じませんでした。

うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
米のうまみがじんわりと広がる感じがします。
苦みや雑味はまったくなく、キレもよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めではあるものの、鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


淡めのうまみに酸味が効いている、淡麗爽快辛口のおいしいお酒でした。
酸味がうまく効いていて、さわやかな口当たりに仕上がっておりました。
香りがひかえめで、しかも辛口でさっぱりしているので、食事ともあわせやすいと思います。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


今日は、土用の丑の日なんですってね。


カタギに暮らしていらっしゃる皆様は、きっと国産うなぎのおいしいところをお楽しみになられたのではないでしょうか?

一方、当方のような、毎日飲んだくれているルンペンプロレタリアートにとっては、国産うなぎは高嶺の花です。
幾分値が下がったと言われてはいるものの、まだまだ手が届くような値段ではございませんよ。
隣国産のものならばなんとかなるものの、それを買う気にはなれませんわ。


近所のスーパーで買い物をしていたときに、国産うなぎをカゴの中に入れて颯爽と歩いて行くご夫人の姿をうらやましく思っていたところ、練り物コーナーで“うな次郎”なるこんなものが300円ほどで販売されているのを見つけてしまいました。
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要するに、うなぎの蒲焼風の“かまぼこ”ですね。
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レンジで温めて、たれをかけてみましたよ。
うなぎエキスが入っているためか、うなぎの蒲焼のような香りがします。
でも、海の白身魚(鱈かな?)の照り焼きのような香りもありますね。
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皮目もそれっぽく仕上げてありましたよ。
しかも身の部分とちがって(後述)、皮の部分には弾力があって、本物の皮のようでした。
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身はふわふわでした。
かまぼこのはずなのに弾力はなくて、箸で簡単にほぐすことができましたよ。
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一口食べてみると、口の中でホロッとほぐれていきます。
この食感はうなぎに似ていますが、うなぎよりも柔らかくてキメがこまかいですね。
静岡おでんに、“白焼き”という鱈のすり身を焼き固めたおでん種がありますが、それにちかいかもしれません。

味はやっぱりうなぎの風味とともに、白身魚(やっぱり鱈かな?)のような味わいがありますね。
ですが、タレが濃いせいか、私には酒のつまみとしてこのまま食べるにはしょうゆの味がちょっと強めのように感じました。
まあでも、ごはんに乗せて食べるにはちょうどよい塩梅でしょうね。


私は練り物が好きなので、この“うな次郎”はおいしくいただくことができました。
うなぎの風味があるものの、当然ながら泥臭さはなく、かつ白身魚の風味が豊かでした。
うなぎが苦手な人でも、これならばいけるのではないでしょうか。
なかんずく300円ちょっとのお手軽な値段なのですから、きっとまた買ってしまうことでしょう。

【お酒】1234.天長 上撰 高野山 カップ [30.和歌山県の酒]

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天長島村酒造株式会社
和歌山市本町7-4

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
容量 180ml詰
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




ラベルが破れてしまいました。
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このカップ酒は冷やして販売されていたのですが、冷蔵ケースから取り出すと結露が着くんですよね。
その結露でラベルが濡れて、他のお酒のカップと擦れて破れてしまうのです。
直接印刷であれば問題がないのですが、紙のラベルはこういう問題があることから、冷えたお酒を買うときは運ぶ際に注意を要するのです。


まあでも、ラベが破れたからといって、お酒の味が変わるわけではありません。
ネタがないことをごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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一口含むと、アルコール香がちょっとはっきりしていることがわかります。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
香ばしさと渋みとがわかります。
酒臭いうまみもかすかに感じます。
それでいて透明感があり、キレもよいようです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはちょっとだけ。
さわやかさを少し感じますが、これはアルコール由来でしょうか。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
糖類は添加されていないみたいですが、とろみのような舌触りを少し感じます。


香ばしさと渋み、それに甘みを感じるもののキレのよい、ちょい渋やや甘口のお酒でした。
これはあくまでも私の予想ですが、粗さの出たもろみに多めのアル添を施して延ばしているように感じました。
それに、甘みの不自然さもちょっと気になりました。
以上です、編集長!

【お酒】1227.葵紋 紀州 吟醸酒 カップ [30.和歌山県の酒]

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有限会社中尾酒造店NBC
和歌山県海草郡紀美野町動木28

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 60%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




有楽町の東京交通会館の中にある和歌山県のアンテナショップで入手したお酒です。


蔵元さんの商号の末尾に、“NBC”とありますね
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これはあくまでも私の予想ですが、もしかしたらこのお酒は蔵元さんの自醸酒ではなくて、同じ和歌山県の蔵元である中野BCに委託して製造されたお酒なのではないでしょうか?


ところで、このお酒を買うときに、あたしゃ完全にだまされましたよ。
というのも、製造年月を見て「こりゃ7月製造の新しいお酒だぜ!」と思って即買いしたのです。
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しかし、家に持って帰ってからよく見てみると、これって7月じゃなくて、1月製造分じゃないかと気が付いたのです。
“1”の字が、ウンチョコチョコチョコピー(←音が出ます)みたいに反った状態で表示されていることから、これが“7”に見えてしまったのです。
どうせ酔っぱらっていたからそう見えただけだろ!

でもね、よく考えてみると、7月製造分のものを入手できるわけがないことに気づいたのです。
だって、このお酒は7月2日の日曜日に入手したのですが、土曜日である7月1日に和歌山で製造されたお酒が、翌日(しかも日曜日)の午前中に和歌山から遠く離れた有楽町の店先に並ぶはずがないのですよ。


入手してしまったものはしかたがありません。
ありがたくいただくことにいたします。
吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、濃くはないもののきれいな色でした。
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アル添吟醸酒ですが、吟醸香はごくかすかですね。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがしっかりしていて、熟成感もちょっとあるみたいです。
苦みはないものの、軽い渋みをほんのかすかに感じます。
キレはとてもよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではないものの、かなりさらっとした甘みをちょっとだけ感じる程度です。


しっかりしているもののキレのよい、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
うまみだけだと濃くはないものの、酸味の深みと相俟って、濃さを感じます。
熟成感をちょっと感じたのは、製造過程における熟成の成果でしょうか、それとも1月の製造から半年経ったからでしょうか?
いずれにせよ、半年経っても老ねたり雑味が出たいしていないのは、丁寧に造ってある証拠ではないでしょうか。
なかなかいけると思いました。

【お酒】713.世界一統 上撰 カップ [30.和歌山県の酒]

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株式会社世界一統
和歌山市湊紺屋町一丁目10番地

原材料名/米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール 糖類・酸味料
アルコール分14度以上15度未満
200ml
(以上、ラベルより転記)




和歌山で入手したお酒がまだ残っていました。
このお酒は、JR和歌山駅の改札脇にあった売店で入手しました。


この蔵元さんの社長さんは、南方さんというようです。
蔵元さんのWebsiteによれば「生物学者、民俗学者として世界的に有名な南方熊楠は創業者弥右衛門の次男として生まれ、私の曽祖父の兄にあたります。世界一統は南方熊楠ゆかりの蔵ともいえます。」のだとか。

南方熊楠については・・・、
すみません。私には、南方熊楠を語るに足りる知識がありません。


そんな南方熊楠ゆかりの蔵が造ったこのお酒ですが、誠に残念ながら、糖類酸味料添加の三増酒でした。
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三増酒でも、おいしければいいのです。
しかし、おいしい三増酒には、なかなか出会うことができません(もちろん過去には出会ったことがありましたよ)。
これこそおいしいお酒であることを願いつつ、そろそろいただいてみたいと思います。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

このお酒ですが、色はおいしそうです。
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一口目で、けっこうピリッときましたよ。
すっぱさもありますが、それよりもピリピリ感のほうがはっきりしています。

うまみはやや濃いめですが、キレはよいみたいです。
酒臭さとはちがって、クドさを少し感じます。
それに、香ばしいような風味もちょっと感じます。
苦みもはっきりしています。
それらが口の中で広がったあとで、スッと引いていきます。

甘みは少しはっきりしています。
糖添酒らしいとろみを感じますが、それほど強くはありません。


パッと広がってスッと引く、ピリやや甘口のお酒でした。
いただいた直後は、“やや濃醇で”と書くつもりでした。
しかしコクがなく、またキレがよいので、濃醇という言葉を用いることは適切ではないと判断しました。

【お酒】705.大東一 生貯蔵酒 180ml [30.和歌山県の酒]

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田端酒造株式会社A
和歌山市木広町五丁目二番地十五
(以上、瓶の印刷事項より転記)

原材料名:米/米麹/醸造アルコール
(原料米はすべて国産)
アルコール分:14度以上15度未満
180ml詰
(以上、裏のラベルより転記)




田端酒造さんのお酒は、かつて黒松大東一カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、普通酒の生貯蔵酒です。
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生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色でした。
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口に含むと、フレッシュな風味を少し感じます。

うまみは淡めです。
酒臭さはなくて、やわらかいうまみです。
ほんのわずかに苦みを感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさがわずかにあるみたいですが、かなり弱めです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはけっこうはっきりしています。
でも、べとついた感じはないみたいです。


フレッシュな風味とやわらかいうまみ、それに甘みがはっきりしている、淡麗甘口のお酒でした。
甘いですが、わずかな苦みが味を整えているように思いました。
でも、これは甘口好きの諸兄にあわせたお酒ではないでしょうか。

【お酒】677.大樽 上撰 カップ [30.和歌山県の酒]

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中野BC株式会社
和歌山県海南市藤白758-45

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




昨日の長久上撰カップに引き続いて、今日も中野BCさんのお酒をいただきます。


昨日の記事では、中野BCさんは梅酒や梅機能性食品、化粧品など梅を使った製品を広く扱っていらっしゃることを紹介しました。
このうち、梅酒の商品開発について、昨日紹介した文献に興味深い記述がありました。

チョーヤ梅酒や宝酒造など梅酒を手掛ける大手と同じ土俵で勝負しても勝ち目は薄いため、中野専務は「カクテル梅酒」という新ジャンルの商品の開発に踏み切った。
カクテル梅酒とは、梅酒にゆず、レモン、シークァーサー、イチゴなどの果汁をブレンドしたもの。非加熱のストレート果汁を使い、梅酒と果汁の風味が調和するよう何度も試作を繰り返した。」(※1)

私はこの記事を読んで、かつてhatumi30331さんがブログで中野BCの“梅酒祭り”を紹介なさっていた際に、いろいろな梅酒の写真や、試飲できる梅酒のメニューなどが掲載されていたのを思い出しました。
そのメニューによれば、果汁を混ぜたものだけでなく、緑茶梅酒山椒梅酒高麗人参梅酒なんてものあるのだとか。
さらには、“赤い梅酒”なる、百恵ちゃんが飲んでいそうなものまでありましたよ。



話をお酒に戻しましょう。

このお酒ですが、昨日の長久と同じく上撰と銘打たれています。
ですが、品質表示を見ても、両者のちがいはわかりません。
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スーパーでは、たしかこちらのほうが20円くらい安く販売されていたと記憶しています。

長久とは、いったい何がちがうのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、長久と同じくあまり目立たない程度でした。
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大樽という名前からして樽酒なのかとも思ったのですが、木香はありませんでした。
一方で、長久よりもアルコールの香りがやや強めのように思いました。

うまみは淡めでした。
長久よりも淡いかもしれません。
酒臭さはほとんどないみたいです。

酸味はややはっきりしています。
でも、長久ほどではないかもしれません。
すっぱさとさわやかさとが少しだけあって、それにちょっとピリッと感じました。

甘みはややはっきりしていますが、長久よりはかなりひかえめでした。


淡麗やや辛口のお酒でした。
甘みはあるものの長久より弱く、一方でアルコールの香りがはっきりしていたことから、やや辛口に感じました。
これは完全に私の予想ですが、こちらのほうが醸造アルコールの添加量と加水量とが多いことで、度数は同じでも淡く仕上がっているのではないでしょうか。


(※1)吉岡陽『元気なオーナー企業 第5回 【中野BC】カクテル梅酒でニッチ開拓 縮む市場から10年で脱却』p.51(日経トップリーダー 2012年9月号 日経BP社)

【お酒】676.長久 上撰カップ [30.和歌山県の酒]

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中野BC株式会社
和歌山県海南市藤白758-45

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)



お酒の蔵元さんと言えば、“■■酒造”とか、“▲▲醸造”などといった名前のところが多いですね。
しかし、今日いただくこのお酒の蔵元さんは、“中野BC”とおっしゃるのだとか。
これについて文献では、以下のように紹介していました。

中野BCのBはバイオケミカルCはクリエーションを意味する。化学品メーカーのような社名だが、10年前は中野酒造で、かつては和歌山県でトップの清酒メーカーだった。」(※1)


名前を変えたのは、どうやら清酒事業以外にも手を広げられたことが要因のようです。
この点について、文献には以下のような記述がありました。

創業(昭和7年)はしょうゆの製造販売から始まり、焼酎を手がけたのが昭和24年。次いで、清酒を製造販売したのが昭和33年と、年商36億円、従業員200人の中堅企業ではあるが、多彩な顔をみせている。
昭和42年にはみりんの製造販売にも進出、ブランド名「宝来」を販売し続けている。梅果汁の製造販売(別会社の富士食研株式会社)を昭和46年に開始し、54年には梅酒にまで事業領域を広げた。」(※2)

35種類のバラエティーに富んだ梅酒のほか、梅を使った機能性食品化粧品を手がける。加工食品の原料として使われる梅エキスでは国内シェア80%を誇る。」(※1)


かなり手広くやっていらっしゃるようですが、それにはやはりわけがありました。
同じ文献では、以下のように記述していました。

日本酒の市場規模は1970年代半ばにピークに達し、90年代に入ると縮小が加速。現在は最盛期の3分の1にまで落ち込み、いくつもの蔵元が廃業に追い込まれている。逆風の中、中野BCは約10年かけて事業構造を転換し、梅酒・梅加工品メーカーに脱皮した。
清酒が主力だった2003年9月期の売上高は約29億円だったが、12年9月期は約32億円へと拡大した。現在、清酒・焼酎は売上高の約2割にとどまり、梅酒や健康食品といった新分野の商品が売り上げの核を担っている。」(※1)

そういえば、かつて愛知県のお酒を紹介した際に、知多半島における中国酒の二大醸造元であった盛田家中埜家が多角経営で経済の変動を乗り切っていた旨の記事を紹介したことがありました。

このことを知ってかどうかはわかりませんが、清酒の製造に固執することなく新分野を開拓し続け、一方で清酒の製造もちゃんと続けていらっしゃる中野BCさんには、頭が下がります。


いつもの悪い癖が出てしまいました。
そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからないくらいでした。
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うまみは淡めでした。
酒臭さはほとんどなく、むしろやわらかいうまみです。
しかし、燗が冷めてくると、わずかですが酒臭さ(←ほめ言葉です)を感じました。
苦みや雑味はありませんでした。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさとさわやかさとを感じる酸味でした。
それに、わずかにピリッと感じました。

甘みはややはっきりしています。
でも、クドさのない、さらっとした甘みです。


さわやかな酸味とさらっとした甘みとがよく合う、淡麗やや甘口のおいしいお酒でした。
やはり、甘みには適度な酸味が合いますね。
食事ともあわせやすいと思います。


(※1)吉岡陽『元気なオーナー企業 第5回 【中野BC】カクテル梅酒でニッチ開拓 縮む市場から10年で脱却』p.50(日経トップリーダー 2012年9月号 日経BP社)
(※2)上妻英夫『焼酎・清酒から梅酒まで 商品開発力を発揮する中野BC “ニッチトップ”を目指す成長企業の実相』p.48(総合食品 2010年11月号 株式会社総合食品研究所)

【お酒】652.黒松 大東一 カップ [30.和歌山県の酒]

(2015/08/29追記:より正確な表現にすべく、文章を一部修正しました。)

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田端酒造株式会社A
和歌山市木広町五丁目2-15

アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




先日、和歌山市内で酒集めをした際に見つけたお酒です。
品質表示から判断するに、このお酒は普通酒です。
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ネット上の情報によれば、田端酒造さんはかつて灘五郷の一つ、魚崎郷にも蔵を持っていらっしゃったようですね。

手元にあった文献では、今の剣菱さんの蔵がある場所と道路を挟んだ南側に「田端酒造㈱灘工場」があって、“惣代”というお酒を造っていらっしゃった旨が紹介されていました。(※1)
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(これはその剣菱さんの蔵です。)

私は、このすぐ近くにあるローソンは何度か利用したことがあったのですが、まさかここにもかつて酒蔵があったとは知りませんでした。
今は宅地化されているみたいですが、その原因はやはり震災か、あるいはいわゆる“日本酒離れ”の影響でしょうか?。


とまあ、和歌山のお酒に関してはほとんど情報を持っていないことをごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっと目立つ程度です。



うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
それほど強くはないですが、醸し出された酒臭いうまみ(←ほめ言葉です)を感じます。
それに、わずかですが、香ばしさと軽い苦みとを感じました。

うまみに反して、酸味はひかえめでした。
すっぱさはなくて、スーッとした清涼感をほんのわずかに感じる程度でした。
刺激やピリピリ感はありませんでした。

甘みはややはっきりしていました。
さらっとしていて、べとつかない甘みです。


しっかりしたうまみに甘みがコクを添える、やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
やや濃醇ですが、酸味がひかえめなせいか、軽い口当たりに仕上がっています。
これはいけるのではないでしょうか。


(※1)『灘の酒博物館』巻末折込図より(1983.10 講談社)
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