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【お酒】1352.家元屋 オリジナルカップ 2018 戌 [15.新潟県の酒]

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株式会社武蔵野酒造
新潟県上越市西城町四丁目7番46号

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタより転記)




このカップ酒は、豊川稲荷東京別院(東京都港区元赤坂一丁目)の境内で売店兼食堂を営んでいらっしゃる“家元屋”さんで入手したものです。
なんでも、家元屋さんのオリジナル商品なのだとか。
入手した際の様子はこちら。

桜模様のフィルムで包んで販売されておりました。
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そのフィルムをはがしてフタを確認すると、かつていただいたことのあるスキー正宗でした。
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たしかに覚えがありますよ!
この桜柄のカップには。
それに、ちょいピリの味わいだったことにもね。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し茶色がかってはおりましたが、透明感がありました。
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燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)かおりがちょっとだけ立ってきましたよ。

うまみはやや淡めです。
かもし出された酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)が淡めなりにしっかりしています。
苦みもあって、かなり弱めではあるものの鋭さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、さわやかさは少しだけです。
でもこのお酒、少しピリッときますね。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みですが、幅を感じます。


淡めではあるもののしっかりしていて甘みがコクを添える、やや淡麗でちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
淡めではあるものの酒臭さ(←くどいようですが、ほめ言葉です)が効いていることから、うまみに厚みを感じて飲み応えがありますね。
それに甘みがコクを添えるものの、べとついた感じやしつこさはありません。
苦みやちょいピリもいい具合に効いているのではないでしょうか。

けっして飲みやすくはないものの、淡めながらもしっかりしていておいしいお酒だと思いまっせ。
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【お酒】1350.吉池 オリジナルカップ(本醸造 越の白鳥) [15.新潟県の酒]

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製造者
新潟第一酒造株式会社
新潟県上越市浦川原区横川660

原材料名/
米(国産)
米麹(国産米)
醸造アルコール
精米歩合 70%
アルコール分 15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




山手線(正しくは東北本線か?)の御徒町駅前にある百貨店“吉池”さん。
新潟酒の取り揃えが豊富で、このブログで紹介させていただいた新潟のお酒にもここ入手したものがいくつかありました。

今日いただくこのお酒は、どうやら吉池さんが企画なさったオリジナルカップのようです。
造っているのは、新潟第一酒造という蔵元さんでした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに黄色がかっていて、透き通った感じがいたしました。
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うまみは淡めというか、薄めですね。
最初に苦みを感じて、強くはないものの鋭さを少し感じます。
うまみ自体はかなり弱めで、やわらかさをかすかに感じる程度です。
キレはよく、透明感をはっきりと感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
アルコール由来と思われるさわやかさを少しはっきりと感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりでしょうか。
とろみのような舌触りはないものの、少しべとついた感じがします。


淡麗ちょい苦やや甘口のお酒でした。
苦みはそれほど強くはないものの、目立っておりました。
これもうまみがかなり淡いというか、薄く感じるせいかもしれません。
本醸造の表示はありましたが、私には醸造アルコールの添加量が多めであるかのように感じました。
もしかしたら常温か、あるいは冷やしたほうが、苦みが目立つことなくて、口当たりよくいただけたのかもしれません。
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【お酒】1285.菊水の純米酒 生詰 300ml [15.新潟県の酒]

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菊水酒造株式会社
新潟県新発田市島潟750

原材料名 米・米こうじ
精米歩合70%
アルコール分15度
新潟県産米100%使用
300ml
(以上、ラベルより転記)




菊水酒造さんのお酒は、かつてこのブログの草創期に菊水の辛口 本醸造 300mlをいただいております。

この“菊水の純米酒”はけっこう頻繁に見かけることから、ネタが切れた際の保険として考えていて、これまで積極的に入手しようとはいたしおりませんでした。
しかし先日、ワイズマートの酒コーナーを物色していた際にこのお酒を見かけて、“生詰”の文字に惹かれて買ってしまいました。
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生詰ということは、もしかしたらこの季節だけのひやおろしなのかもしれないと思ったのです。

しかし、蔵元さんのWebsiteによれば、「従来から行なってきた製造方法である「生詰」を表ラベルに表記」しただけであって、「従来通りの製法でございます。つきましては、従来品との風味の変更はございません。商品の保管につきましては、要冷蔵の対象ではございません。」と紹介されておりました。

なーんだ!
要するに以前から生詰で、それを表示していなかったけれど、リニューアルを機に表示することにしたわけですね。

そういえば、かつて“生詰は要冷蔵の表示が必要か否か”ということについて、読者の方からのご指摘を受けて判断の誤りを改めたことがありました。
あたしゃ仕事以外では一人で行動し一人で判断し一人で酔っ払っておりますが、こういう誤りは一人では決して気づかなかったことですから、ご指摘はありがたいかぎりです。
読者の皆様におかれましては、もしこのブログに掲載されている記述に誤りを発見なさった場合には、どうかその旨をご指摘をいただきたく存じます。
ただその際、こちらの再考の手がかりとして理由を併記していただくとよりいっそうありがたいところでございます。



表示を見る限り、ロック以外であればどんな飲み方でもよさそうですね。
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冷やして販売されておりましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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香りがかすかにありますね。
華やかではなく、むしろナッツ(くるみかな?)のような風味を感じます。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみがしっかりしているものの、広がらずに舌を突く感じがします。
それに苦味が少しあって、その苦味に角を感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
それに、ちょっとピリッと感じます。

甘みははっきりしています。
さらっとしてはいるものの、甘みに厚みがありますね。


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱ甘口のお酒でした。
けっこう甘めですね。
それに苦味と酸味とが気になりました。



ここで、燗にしてみましたよ。
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香りが立ってきました。
やっぱりくるみっぽいね。

それに酸味がはっきりしてきて、かなりすっぱいね。
酒臭さがあるとバランスがよいのかもしれませんが、こりゃ酸味だけが際立ってしまっていますよ。

またこの甘みは、燗にするとさらに厚くなるようです。
というか、焼酎に馴れ始めた私にはちょっとくどいかも。


冷酒にせよ燗にせよ、残念ながら私の好みの味わいではありませんでした。
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【お酒】1251.〆張鶴 吟醸生貯蔵酒 300ml [15.新潟県の酒]

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宮尾酒造株式会社S
新潟県村上市上片町5-15

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 50%
アルコール分15度
300ml詰
(以上、ラベルより天気)




宮尾酒造さんのお酒は、かつて〆張鶴 花 お燗瓶と、〆張鶴 つるカップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、吟醸酒の生貯蔵酒です。


吟醸酒ですし、生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、無色透明でした。
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一口含むと、フレッシュな風味がかなり強めであることがすぐにわかります。
吟醸香はあるみたいですが、弱めです。

うまみは淡めです。
米のうまみが広がらずに舌をピンと突いてくるようです。
吟醸酒にありがちな苦みもあって、軽めですが鋭さを感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさがちょっとだけあって、弱めではあるもののこれも鋭さがあるようです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとしてはいるものの、厚みを感じる甘みです。


フレッシュな風味が豊かで、苦みと酸味とが引き締める、淡麗爽快ちょい苦やや甘口のお酒でした。
私としては、風味がちょっと強すぎるように感じました。
それに甘みも厚めで、もしかしたらこれは甘ダレでしょうか?
それでも、苦みと酸味とがうまい具合に引き締めているようで、暑いときにはいいかもしれません。
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【お酒】1250.天領盃 新撰 カップ [15.新潟県の酒]

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天領盃酒造株式会社
新潟県佐渡市加茂歌代458

原材料名/米(国産米)米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




天領盃酒造さんは、昭和58年に企業合同で設立された、新しい蔵元さんのようでした。
それにかつては佐渡銘醸という商号だったとか。
このことについて、文献では以下のように紹介されておりました。

 佐渡銘醸が企業合同でスタートしたのは昭和五十八年。佐渡の中では一番若い会社たが、当初から近代的な設備を整え、吟醸酒用の二三キロリットルの大型仕込みタンクを置くなど、従来の酒造りを刷新する独自の画期的な手法で日本酒を極めてきた。」(※1)

飯田の喜久水や秋田の高清水、それに遠野の上閉伊酒造さんのように戦時統合で設立された蔵元さんはともかく、昭和40年~50年代には一ノ蔵(宮城県)や六歌仙(山形県)、隠岐誉(島根県)や菊勇(山形県)などが体質改善を図って企業合同によって設立されたことを、これまでに勉強させていただきました。

そういえば、臥龍梅(静岡県)をいただいた際には、たしか昭和40年代当時には“清酒製造業構造改善計画”なるものがあって、それに基づいて酒造業者の合併が進められていたことを知りましたよ。

このことを思い出したのがこのお酒に口をつけた直後だったことから、今回もまた、この計画の詳細について調べて報告することができませんでした。
ネット上には文献が少なからずあるみたいですから、もし興味がおありの御仁がいらっしゃいましたら、調べてみると面白いかもしれません。
要するに今日は手抜きってことだな。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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燗をつけると、アルコールの香りが立ってまいりました。

うまみはやや淡めです。
最初に苦みを感じます。
軽めではあるものの、少し鋭さを感じる苦みです。
米のうまみも淡いなりにあるみたいです。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じます。
それに、ちょいピリですね。

甘みはややはっきりしています。
べとつかないさらっとした甘みですが、甘み自体に厚みを感じます。


米のうまみと甘みとを、軽めだが鋭さのある苦みが引き締める、やや淡麗でちょい苦ちょいピリやや甘口のおいしいお酒でした。
苦みがちょっと目立つものの、他に雑味がなくてきれいな味わいでした。
というか、苦みと甘みとが、まるでアメとムチのように、じゃなくてちょうどよく合っているように感じました。
アルコール香がちょっと強めで、しかもちょいピリでしたが、それもまた味のうちかもしれません。

(※1)『にいがた地酒王国』p.80(1998.10 新潟日報事業社)
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【お酒】1247.よしかわ杜氏 天恵楽 純米酒 カップ [15.新潟県の酒]

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株式会社よしかわ杜氏の郷
新潟県上越市吉川区杜氏の郷一番地

アルコール分 15度以上16度未満
精米歩合 60%
原材料名 米(新潟県産)・米麹(新潟県産米)
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




“よしかわ杜氏の郷”という蔵元さんの純米酒です。
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この会社のWebsite(販売サイト)には、「弊社は、旧吉川町の情報発信及び農産物の付加価値向上を目指し、地域活性化の任務を柱に1998年第三セクターとして設立されました。」とありました。

20世紀末に設立された新しい蔵元さんのようですが、その一方で、「よしかわでは元禄4年(1691)から酒造りが行われ、以来近世を通じ旧吉川町域の27の集落に酒造りを営む酒屋がありました。現在なお数多くの酒造技術者集団が存在しており、新潟県一の杜氏輩出地なのです。」という、古くからの酒造地帯であることもWebsite上に書かれておりました。

これは私の予想ですが、もしかしたらこの蔵元さんは、この地域に古くからあった複数の蔵元さんを合併させて、かつ行政の出資を取り入れて第三セクターの蔵元として出発したのではないでしょうか?

すみません。
今日は誰でも簡単に書けるような記述しか披露することができませんでした。


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
それに澄んでいるようですね。
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うまみはやや淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをうっすらと穏やかに感じます。
熟成感もほんのりとあるみたいです。
また、軽い渋みもちょっとあるみたいです。
キレはよく、また透明感を感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはほんの少しで、アルコール由来のようなさわやかさも少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


やや淡麗でやや辛口のお酒でした。
酒臭さ(←ほめ言葉です)や熟成感、それに渋みもあるものの、角がなくて飲みやすく感じました。
でもその反面、味わいが薄めのようでした。
しかも、醸造アルコールの添加量が多めのお酒にありがちな透明感やキレのよさ、それにさわやかさを感じましたよ。
薄さを感じるものの、逆に濃いと飲みにくいのではないかと思いましたとさ。

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【お酒】1241.越後鶴亀 新潟しゅぽっぽ 純米吟醸 180ml [15.新潟県の酒]

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株式会社越後鶴亀
新潟県新潟市西蒲区竹野町2575-2

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 58%
五百万石100%使用(JR新潟ファーム栽培)
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




越後鶴亀さんのお酒は、かつて越後鶴亀の純米酒カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、新潟県が誇る酒造好適米五百万石を100%使用したという純米吟醸酒です。
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どうやらこのお酒は、企画のみならず、使用されている五百万石の栽培にもJR東日本が絡んでいるみたいですね。
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純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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吟醸香ありますね。
フルーティーな風味を感じますが、それほど強くはありません。

うまみは濃いめですぞ。
米のうまみが広がらずに舌をピンとつく感じがします。
それに、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも少しあるみたいです。
一方、香ばしさや、吟醸酒らしいかるい苦みも少し感じます。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、しかも鋭さを感じます。
でも、酸味自体に深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


鋭くて香ばしいうまみに深みのある酸味の、濃醇旨ちょいすっぱ辛口のおいしいお酒でした。
軽い苦みや香ばしさ、それに酸味の鋭さがあることから、いわゆる口当たりのよい吟醸酒の味わいとはちがうようでした。
酸味で味わい深さを出しているようですが、吟醸造りではめずらしいのではないでしょうか。

こういうしっかりした味わいのお酒、私は好きです。
甘みがほとんどなくて辛口だったことも、好印象でした。

【お酒】1236.真稜 カップ [15.新潟県の酒]

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逸見酒造株式会社
新潟県佐渡市長石84の甲

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分/15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




佐渡のお酒です。

特に披露に値するようなネタを持ち合わせておりませんので、さっさといただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっているものの、透き通った感じでした。
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うまみは濃くはないですね。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをちょっとと、米の味をちょっとだけ感じます。
それらよりも、苦みが少しはっきりしているようです。
キレはよく、透明感すら感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、アルコール由来と思われるさわやかさを感じます。
刺激がピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとした甘みをちょっと感じます。


ちょい苦やや甘口のお酒でした。
淡麗ではなく、苦みや酸味、甘みを感じますが、うまみは薄めでした。
これはあくまでも私の予想ですが、アルコールの添加量と加水量とが多めのように感じました。
以上です、編集長!

【お酒】1233.越乃寒梅 普通酒 白ラベル 300ml [15.新潟県の酒]

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石本酒造株式会社
新潟市江南区北山847番地1

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
300ml
(以上、ラベルより転記)




新潟県亀田町の地酒が「越乃寒梅」。
蔵元である石本酒造の所在地は新潟市であるが、亀田町に隣接している。
(中略)
この亀田郷は、戦前、梅の木が多く、梅干しの産地であったため、銘柄を越後の梅の「越乃寒梅」と名付けられた。」(※1)
という越乃寒梅をいただきます。




酒銘の由来はともかく、このお酒の存在は、酒好きの方々のみならず日本のお酒をあまりお召し上がりにはならない方々でもご存知なのではないでしょうか?

それもそのはず。
昭和40年代、甘口酒が全盛の時代に水のようにきれいな飲み口で“幻の酒”と謳われた「越乃寒梅」から始まったともいわれている地酒ブーム。」(※2)や、あるいは「昭和40年代、糖類を添加した甘口の酒が全盛の時代にも、良質の原料米を使い、高精白の切れ味のいい酒を造り続けたことで地酒ブームの発端ともなった蔵元。」(※3)という記述にあるとおり、新潟の酒のみならず、全国各地の地酒の代表格として有名なお酒だからでしょう。

たとえ地酒ブームの牽引役になったからといっても、それは決して、蔵元さんが“それ、うまいからじゃんじゃん飲んでくれ”といって仕掛けたものではありません。
それ故、急激に増えた需要に応えるために直ちに増産するなんてことは、地方の一蔵元としては到底無理な話だったわけです。
そのため、「越乃寒梅は一升瓶の普通酒で2000円台なのだが、首都圏の小売店では1万円以上で販売される例もあった。」(※4)り、あるいは「さらには、越乃寒梅の空き瓶に別の日本酒を入れて販売するという悪質な事件も多発した。」(※5)のだとか。
そしてそのクレームの矛先はすべて蔵元さんに向けられたことでしょうから、とてもご苦労なさったことでしょう。


今日いただくこのお酒は普通酒ですので、精米歩合の表示がありません。
(普通酒(正確には“特定名称酒でない清酒”)には精米歩合の表示義務がありません(※6))。
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ですが石本酒造さんでは、「普通酒である白ラベルでも精米歩合は59%。吟醸造りと言ってもいいほどの、高精白と造りを実践してい」(※7)て、「それをあえて普通酒(以前であれば二級酒)として売ることが、初代からの考え方。」(※5)なのだとか。

そしてその味わいは「「淡麗辛口」の代名詞的な味わいは、冷やで飲むと爽やかに、ぬる燗では味の広がりを感じられる。爽やかな口当たりと軽妙な後味が次のひと口を誘う。」(※8)とのこと。

そういうことであれば、普通酒ではあるものの、まずは冷やでいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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うまみはやや淡めではあるものの、淡いなりにしっかりしています。
米のうまみが舌をピンと突いたあとで、口の中にうっすらと広がる感じがします。
苦みや雑味はまったくなく、それにキレがよくてスッと引きます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさが弱めではあるものの、弱いながらに鋭さを少し感じます。
それに、かすかにピリッと感じます。

甘みはややひかえめです、
でもゼロではなく、その存在はわかります。


淡めながらも米のうまみが口の中に広がる、やや淡麗でやや辛口の美味しいお酒でした。
まずは、普通酒なのに雑味がないのは、さすが銘酒と言われるだけのことはあるなと思いました。
一方でかすかにピリッと感じましたが、これはもしかしたら添加されたアルコールに由来するものでしょうか?
そのかすかなピリと酸味の鋭さ、それにキレのよさとで、かなりキリッと引き締まった味わいに仕上がっているようでした。
でもうまみがしっかりしていて、それにわずかな甘みがコクをそえていて、飲み応えを感じましたよ。



ここで、ぬる燗にしてみましたよ。
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ああ、そうか!

うまみの“ピン”が消えて、少しふっくらとしてまいりましたよ。
また、酸味の鋭さとかすかなピリとは残ってはいるものの、酸味自体に深みが出てまいりました。
その一方で、甘みは引っ込んだみたいです。
しかもキレのよさはそのままで、スッと引きます。

やや淡麗で旨辛口のおいしいお酒でした。
ぬる燗にしたほうがたしかにうまみが広がりましたが、キレのよさはしっかりと残っております。
一方で甘みが引っ込んだせいか、冷やよりも辛口に感じました。
でも、酸味に深みが出てきて、私の好きな味わいになってくれましたよ。


越乃寒梅の普通酒は、冷やでもぬる燗でも、しっかりしているもののキリッと引き締まった美味しいお酒でした。
淡麗で、食事の味わいを引き出してくれそうですが、それでいてお酒の味わいもしっかり感じるので、食事とともにお酒の味も楽しむことができると思います。
一方、アルコールの香りが少し気になるかもしれませんが(だからこそ精米歩合59%でも普通酒扱いなのでしょう)、それもまたキレのよさを作出するのに一役買っていることでしょう。


(※1)『にいがた地酒王国』p.68(1998.10 新潟日報事業社)
(※2)松崎晴雄『日本酒のテキスト 2 産地の特徴と造り手たち』p.67(2003.11 同友館)
(※3)山同敦子『愛と情熱の日本酒―魂をゆさぶる造り酒屋たち』p.319(2011.3 ちくま文庫)
(※4)dancyu 2014年3月号 p.116(稲泉連『「幻の酒」と呼ばれて半世紀 Do you know 越乃寒梅?』p.113-117中)(プレジデント社)
(※5)(※4)p.117
(※6)酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律86条の5、同法86条の6、同法施行令8条の3、同令8条の4
(※7)『にいがた日本酒手帖』p.31(2014.11 株式会社ニューズ・ライン)
(※8)月刊新潟WEEK! 2017年3月号 p.46(株式会社ニューズ・ライン)

【お酒】1225.辛口純米酒 五郎 カップ [15.新潟県の酒]

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今代司酒造株式会社
新潟県新潟市中央区鏡が岡1番1号

原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:65%
内容量:180ml
アルコール分:15度
五百万石100%使用
(以上、ラベルより転記)


新潟市の中心地、新潟駅の近くに蔵を構える今代司酒造さん。



文献によれば「「2006年から当蔵は全量純米仕込みの蔵となりました」」(※1)と紹介されておりました。
あたしゃね、アル添は今日においては酒造りの一技法として確立していて、純米/アル添のそれぞれの良さを認めつつそのちがいを感じ取ることも、お酒を楽しむための一方法だと思っているのですけれどね。

いかんいかん。
蔵元さんのご努力に水を差すようなことを言ってはいけません。
そんな純米蔵の今代司酒造さんが造ったこのお酒は、五百万石を全量使用していて、辛口と銘打たれた純米酒です。
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このカップ酒ですが、ラベルに描かれている絵がにぎやかで面白いものでした。
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これなんか、清酒のラベルなのに、ちょんまげを結った人がビールを飲んでいます。
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純米酒ですので、いつもならばぬる燗でいただくところです。
ですが、今日はものすごく暑かった上に、外出して炎天下を歩き回ったことから、最初から燗酒ってのはちょっとつらいところです。
つらかったら飲まなきゃいいじゃないか!
そこで、まずは冷や(常温)でいただいてみたいと思います。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
お米のうまみに鋭さがあって、舌の上をピンと突いてくるようです。
熟成感がほんのかすかにあるかもしれません。
苦みや雑味はまったくなく、しかもキレがよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなく、穏やかな甘みをちょっとだけ感じます。


うまみにも酸味にも鋭さを感じるものの、わずかな甘みが味を整えている、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
たしかに辛口でしたが、決してドライではなく、わずかな甘みがまろやかさをちょうどいい具合に添えているようでした。
しかも、アル添であるかの如くキレがよく、それに雑味もなくて飲みやすく仕上がっていると感じました。
これは私の推測ですが、この蔵元さんが全量純米蔵になさったのは、アル添をしなくてもキレのよさや軽さを出すことができる技術を独自に確立なさったからではないでしょうか?



ここで、ぬる燗にしてみましたよ。
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おお!
こりゃいいな!!

燗にすると、甘みが引っ込んで、ややドライな感じが出てまいりました。
また酸味が際立って、その酸味に深みが出てまいりました。

燗酒にすることで、キリッと引き締まって、それでいてうまみしっかりでかつ深みもある辛口酒になりましたよ。
たしかに冷や(常温)もおいしかったですが、でも燗酒にしたほうがより一層おいしくなるのではないでしょうか!

カップ酒にするような(安価な)純米酒でこの味わいを出せるのでしたら、そりゃアル添の必要なんてないでしょうね。
恐れ入りました。

(※1)『にいがた日本酒手帖』p.29(2014.11 株式会社ニューズ・ライン)
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