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【お酒】1296.大山 燗麗辛口 本醸造 180ml [06.山形県の酒]

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加藤嘉八郎酒造(株)
山形県鶴岡市大山三丁目1-38

精米歩合70%
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
180ml詰javascript:;
(以上、ラベルより転記)




加藤清正の末裔にして、山形県の、いや東北屈指の古くからの銘醸地である大山でお酒を造る加藤嘉八郎酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
大山 金撰&特別純米酒 飲み比べ
大山 本醸造生酒 300ml
大山 本醸造 ささの舞 カップ
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今日いただくこのお酒は、“燗麗辛口”と銘打たれた本醸造なのだとか。
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蔵元さんのWebsiteを当たってみたのですが、このお酒は紹介されておりませんでした(本日調べ)。
これは私の予想ですが、どうやらこのお酒、司牡丹の船中八策のように、その企画に日本名門酒会が関係しているようですね。


詮索するのはこのくらいにして、そろそろいただいてみたいと思います。
本醸造ですし、燗がおいしいそうですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやはり濃くはないですが、けっこうしっかりしています。
かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが舌の上に平たく広がるようです。
軽い苦味が少しあって、軽めではあるものの鋭さを少し感じます。
キレはよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、これも鋭さを少し感じます。
それにちょっとピリッと感じます。

甘みはややひかえめです。
かなり弱めですが、でもゼロではないみたいです。


ちょい苦ちょいすっぱちょいピリやや辛口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりしているものの、雑な感じは全くありません。
苦味や酸味、それにちょいピリすらちょうどよい具合にまとまっていて、お酒の味を引き締めているようです。
決して淡麗ではないと思いますが、キレがとてもよくて、しっかりしている割には軽めに仕上がっているように感じました。

たしかにこれは、燗酒にぴったりのおいしいお酒でした。

あー、また山形へ行きたくなってきましたよ!
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【お酒】1255.純米大吟醸 雪むかえ 永楽 カップ [06.山形県の酒]

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樽平酒造株式会社
山形県東置賜郡川西町中小松2886番地
(フタより転記)

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米・米麹/精米歩合45%
原料米 兵庫県産米山田錦100%使用
容量 180ml詰
(ラベルより転記)




樽平酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
特別純米酒 住吉 超辛口+10 カップ
一生住吉 カップ
特別純米酒 極辛口銀住吉 +7 180ml
特別純米酒 金樽平 辛口+3 樽酒 カップ
今日いただくこのお酒は、“道の駅いいで”にて入手した純米大吟醸です。


この純米大吟醸ですが、兵庫県産の山田錦を100%用い、それを半分以上も削って使用してあるのだとか。
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そのためか、これ一個で620円もしましたよ。
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はたして、そのお味は値段に相応するものなのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、濃くはないもののきれいな金色をしておりました。
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樽平酒造さんは活性炭による濾過をしないみたいですので、お酒の色がそのまま残っているのでしょう。


吟醸香は感じませんね。
私にはわかりませんでした。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみに幅があって、山田錦らしい味わいだと思います。
熟成感も少し感じますが、角やしつこさがなくてまろやかです。
苦みや雑味はまったくありません。
それにアル添なしのはずですが、キレはよいですね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さをちょっと感じます。
それよりも、さわやかさが豊かですね。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなく、かなりさらっとしたあまみをかすかに感じる程度です。


米のうまみとまろやかな熟成感とに、酸味のさわやかさが効いている、やや濃醇で爽快旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酸味由来と思われるさわやかさがかなりはっきりしていて、口当たりよくいただくことができました。
まるでアル添酒のようでしたが、アルコールの香りはなくて、さわやかさだけが際立っておりましたよ。
それに熟成感すらまろやかで奥ゆかしい感じがいたしました。
まさしく純米大吟醸の特定名称を名乗るにふさわしい「吟味して製造した清酒で」(※1)で「固有の香味及び色沢が特に良好な」(※2)お酒だと思いました。
これならば、620円でもさもありなんといったところでしょう。

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1
(※2)(※1)2(2)
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【お酒】1246.麓井 冷用吟醸酒 吟風 300ml [06.山形県の酒]

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麓井酒造株式会社
山形県酒田市麓字横道32

アルコール分14度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 55%
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




麓井酒造さんのお酒は、かつて麓井の生酛純米本辛 圓(まどか) 300mlと、麓井 美酒ふもといカップ(普通酒)、そして麓井の300ml(これも普通酒)をいただいております。
今日いただくこのお酒は、冷用の吟醸酒です。


吟醸酒ですし、冷用ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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吟醸香はありますが、弱めです。
花っぽい香りをかすかに感じます。
それよりも、フレッシュな風味をかなりはっきりと感じます。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみに厚みを感じます。
また、苦みがあって、強くはないものの、かなり重さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さが少しあって、深みも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


フレッシュな風味が豊かで、重めの苦みが味を引き締める、やや濃醇で爽快重辛口のお酒でした。
米のうまみに厚みがあって、酸味の深みと相俟って飲み応えを感じました。
ですが私には、フレッシュな風味がちょっと強すぎましたよ。
それに、重めの味わいにこの風味は合わないように思いました。
麓井は、普通酒が一番おいしいのではないでしょうか。
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【お酒】1243.東光 精撰 本醸造 カップ [06.山形県の酒]

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株式会社小嶋総本店
山形県米沢市本町二丁目2番3号 東町上通り

アルコール分 15度
精米歩合 70%
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




米沢の街中に蔵を置く小嶋総本店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
東光 精撰カップ
東光 特別本醸造 なせば成る 180ml
東光 純米吟醸原酒 カップ
東光 上撰 本醸造 カップ
東光 純米 180ml

このお酒は、精撰の小印が付けられた本醸造です。
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あれ?
たしか東光は、精撰(かつての二級酒相当か?)は普通酒(糖類添加なし・酸味料添加あり)で、本醸造には上撰(一級酒相当か?)の小印が付けられていたはずです。

ですが、このお酒を入手した際に米沢駅周辺にあるスーパーの酒コーナーを回ってみたところ、どうやら今年に入ってから精撰クラスは本醸造に、そして上撰クラスは純米酒に、それぞれ格上げされていたようでした。
(“今年に入ってから”と書いたのは、とある飲食店の店先で、今年の2月に製造された精撰普通酒(糖類添加なし・酸味料添加あり)の瓶を見つけたからです。)


本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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燗をつけると、お酒の甘い香りがフワッと漂ってまいりました。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
最初に渋みが来るようです。
弱めではあるものの、耳の下辺りを少し刺激してまいります。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもちょっとあるみたいです。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなりさらっとした甘みをかすかに感じる程度です。


渋みと酸味とが効いている、ちょい渋ちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
これは完全に食中酒でしょう。
もしかしたら、米沢牛の脂をサッと流してくれるのかもしれません。
でも、これはあくまでも私の感想ですが、もう少し飲みやすさを考慮してくれてもよいのではないかと思った次第でした。

【お酒】1240.杉勇(すぎいさみ) 300ml [06.山形県の酒]

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合資会社杉勇蕨岡酒造場
山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字御備田47の1

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
内容量 300ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)




 蕨岡での酒造りは、上寺の宿坊が賑わいをみせていた時代にさかのぼります。この頃、敷地内の井戸より良い水が湧いたと伝わる松尾坊(松ノ坊)で、「松の露(つゆ)」と呼ばれたそのお酒は造られていました。
 社名、杉勇蕨岡酒造場は、大正12年に当時酒田の下中町で「杉勇」という銘柄で酒を造っていた杉山家と、先述の松尾坊松本家、そして元々青塚の網元で、漁業王・青山留吉の青山家とならび北海道祝津(しゅくつ)にも漁場を有した茨木家が合資して、「杉勇」の蕨岡分工場として創業されたことが由来です。」(※1)という杉勇蕨岡酒造場さん。

そんな僧坊酒のような由来を持つ杉勇蕨岡酒造場さんのお酒は、これまでに杉勇のカップ酒(普通酒)と、杉勇 純米酒 出羽の里 300ml、そして杉勇 本醸造 出羽きらり 300mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は普通酒ですから、中身は杉勇のカップ酒と同じでしょう。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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まず最初に、酸味を感じます。
すっぱさがやや強めで、けっこうはっきりしています。
そのすっぱさに鋭さを感じますが、深みも少しあるみたいです。
また、ちょっとピリッと来るみたいです。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがピンと舌を突いてきます。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもありますね。
苦みや雑味はなく、キレもよいですね。

甘みはひかえめです。
かなりさらっとした甘みをほんのかすかに感じる程度です。


酸味が効いている、旨すっぱちょいピリ辛口のおいしいお酒でした。
酸味が鋭いものの、酸味自体に深みを感じることができました。
それでいて雑味がなく、キレもよくて後味がすっきりしておりました。
(※1)の文献(下記リンク先をご参照下さい。)によれば、杉勇蕨岡酒造店さんは生酛造りにこだわっていらっしゃるようです。
生酛造りによってもたらされる味わいについてはかつてこちらで紹介しておりますが、もしかしたらこの深い酸味ときれいな味わい、そして辛口の口当たりは、生酛造りの成果でしょうか。

このお酒は、肉や焼魚とよく合うと思います。
この酸味が肉の脂や魚の臭みをサッと流してくれて、しかも辛口でキレのよい後味がさらなるつまみともう一杯とを誘うように感じました。
こういうしっかりしているものの後味がスッキリした辛口酒、好きだなぁ。

(※1)遊佐町地域おこし協力隊制作『ゆざのみ第6号(別冊広報ゆざ)』p.3(2015.2 遊佐町役場企画課)

【お酒】1238.羽前桜川 めざみの里20周年記念 激辛 また、めざみの里さござっとごぇな~ +20 [06.山形県の酒]

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野沢酒造店 野沢重徳
山形県小国町小国小坂町213

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




野沢酒造店(野沢酒造場?)さんのお酒は、かつて羽前桜川のカップ酒(精撰か?)と、羽前桜川の上撰300mlとをいただいたことがありました。
いずれも普通酒で、かつ糖類酸味料添加の三増酒でした。

今日いただくこのお酒は“激辛”と称された普通酒ですが、糖類や酸味料は添加されていないみたいでした。
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激辛ではあるものの、なんばん(とうがらし)は入っていないそうです。
でも、とうがらしは清酒の原料として使用することが認められておりませんので(酒税法3条7号イロハ)、そりゃあたりまえでしょう。
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このお酒は、めざみの里の20周年を記念した商品なのだとか。
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めざみの里ってのは、道の駅いいでにある観光物産館のことでしょう。
このお酒もそこで入手したものでした。
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日本酒度+20の超辛口ではありますが、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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一口含むと、アルコールの香りがはっきりしていることがわかります。

うまみはほとんど感じないくらいです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)がごくかすかにあるみたいです。
それよりも、苦みが強くて、しかも苦み自体に鋭さを感じます。
また透明感を感じますが、キレはそれほどでもなく、苦みが残ります。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、アルコール由来と思われるさわやかさをちょっと感じます。
また、ちょっとピリッと感じます。

甘みはやっぱりひかえめでした。
ほとんど感じませんね。


苦ちょいピリ辛口のお酒でした。
薄くて、アルコール香がしっかりしていて、それに苦みが目立ちました。
これはあくまでも私の推測ですが、醸造アルコールを多めに添加してかつ加水量を増やしているのでしょうか。
だからこそ特定名称を名乗ることができず、普通酒扱いなのでしょうね。
このお酒には糖類や酸味料は添加されておりませんでしたが、私としては、糖類酸味料フル添加の羽前桜川上撰や、あるいは山形の居酒屋伝七さんでいつも一杯目にいただく辛口(これもフル添加)のほうが美味しいと思います。

【お酒】1232.松嶺の富士 精撰 本醸造 300ml [06.山形県の酒]

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松山酒造株式会社
山形県酒田市字荒町17番地

アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 60%
正300ml詰
(以上、瓶の印刷事項より天気)




昨日いただいた松嶺の富士 カップ(純米)に引き続き、今日も松山酒造さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒は、精撰の小印が付けられた本醸造です。
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精撰という小印は、佳撰クラス(かつての二級酒相当)に付されていることが多いように思います。
その二級酒相当のこのお酒ですが、なんと本醸造の特定名称が付されているのですよ。

一方、昨日いただいたカップ酒(アル添なしだが純米酒である旨の表示なし)には、小印が付されておりませんでした。
ということは、昨日いただいたカップ酒は上撰相当で、かつ純米酒の規格に適合したものだったのでしょうか?


いろいろと考えていても、お酒の味はわかりません。
美味しいお酒であることを願いつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
米のうまみがしっかりしていて、幅はないものの口の中で平らにパッと広がります。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも少し感じます。
苦みや雑味はまったくなく、しかもキレがよくてスッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを少し感じます。
それに、かすかにピリッと感じます。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなく、かすかにあることがわかります。


広がるうまみに酸味が効いていてキレのよい、やや濃醇でちょいすっぱ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酸味が効いていてキレがよいせいか、引き締まった感じがします。
しかしその一方でうまみがしっかりしているので、味わいに深みを感じます。
それに甘みがコクを添える程度にちょっとだけあるので、辛口ではあるもののドライな感じはしませんね。
あたしゃ断然、昨日いただいたカップ酒よりもこっちの精撰本醸造のほうがおいしいと思います。

【お酒】1231.松嶺の富士 カップ [06.山形県の酒]

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松山酒造株式会社
山形県酒田市字荒町17

アルコール分15度以上16度未満
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合/60%
180ml
(以上、ラベルより転記)




山形県は酒田市の内陸部、松山地区に蔵を置く蔵元さんのお酒です。


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酒銘のうち、“松嶺”は、どうやら蔵元さんが蔵を置く場所の名称のようです。
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一方、“富士”ってのは、いったいどういう意味でしょうね?
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この蔵元さん、かつての屋号は藤屋酒造本店だったようですが、その“藤”が“富士”に転じたのでしょうか?
あるいは松山地区の北側には鳥海山が聳えており(上記の地図をご参照ください)、この鳥海山の別名が“出羽富士”であることから、“松嶺から見える出羽富士”に由来するのではないかという解釈も成り立つと思います。
いずれにせよ確定的な文献の記述にあたることができませんでしたので、これらはあくまでも私の推測ですけれどね。


ところでこのお酒ですが、品質表示を見る限りでは、純米酒の要件を満たしているようでした。
しかしこのお酒には、純米酒である旨の表示はどこにもありませんでした。
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“純米酒”は、一定の要件を満たすお酒があくまでも任意に「表示できる」(※1)特定名称です。
それ故、たとえ純米酒の要件を満たしていたとしても、純米酒を名乗ることを強制されるものではありません。
純米であっても、普通酒として世に送り出してもかまわないのです。

また、純米酒の要件は品質表示に記載されているものだけではありませんので(使用している米の等級だとか、あるいは麹米の使用割合だとか)(※2)、もしかしたらそれらを満たしていないことからアル添なしでも純米酒を名乗ることができないのかもしれません。


いろいろと謎多きこのお酒ですが、こういったことをああだこうだと考えながらいただくことも、独り飲みの楽しみの一つではないかと思う次第でございます。
あーさびしーことさびしーこと!

ですが、いろいろと考えているだけでは、お酒の味はわかりません。
大事なのは、おいしいお酒であるということです。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米の普通酒でしょうから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じますが、広がらずに舌をピンと突く感じのうまみです。
それに、苦みがちょっとはっきりしています。
キレはそれほどでもなく、特に苦みが残るようです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強く、しかも鋭さを感じます。
それに、けっこうピリッと感じます。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなく存在はわかりますが、酸味や苦みの陰に隠れているようです。


やや濃醇で苦ピリやや辛口のお酒でした。
かなりしっかりした味わいですね。
これはあくまでも私の感想ですが、飲みやすさは一切考慮されていないみたいでした。
うまみすら、鋭く感じるほどです。
でも、この味わいは、脂っぽさや魚の臭みなんかをサッと流してくれそうです。
食中酒に徹したお酒ではないかと感じましたとさ。

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1
(※2)(※1)1(2)(3)

【お酒】1217.麓井 300ml [06.山形県の酒]

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麓井酒造株式会社
山形県酒田市麓字横道32

原材料名 米・米麹・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




このお酒は普通酒ですので、昨日いただいた麓井美酒ふもといカップとはおそらく同じ中身でしょう。
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なお、麓井酒造さんのお酒は、これらの他にかつて麓井 生酛純米本辛 圓(まどか) 300mlをいただいております。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、やっぱりかすかに着いていることがわかる程度でした。
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厚いうまみと深みのある酸味とが効いているもののキレのよい、おいしいお酒でした。
カップ酒よりも酸味が効いていて、甘みの到来が速いようにも思いますが、味の基本は同じでした。



カップ酒と中身は同じだろうとわかったからには、味見した結果をいちいち披露してもしかたがありません。
そこで今日は、このお酒がどんな食べ物と合うのか試してみたいと思います。


まずは、さっぱりしたものと合わせてみます。

用意したのは、きゅうりと笹かまの酢の物。
昆布だしを効かせた三杯酢におろししょうがを加えたもので、きゅうりと笹かまとを和えてみました。
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しょうがときゅうりとのさっぱりした味が、お酒の味と並立するようでした。
双方の味がはっきりしたまま、それぞれが引き立てあっているかのように感じました。
料理もお酒も、さっぱりといただくことができましたよ。


次は、この缶詰。
”鳥皮みそ煮”という、呉の料理なのだとか。
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刻みネギを乗せて、一味とうがらしをちょっとかけていただきます。
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とてもやわらかくて、口の中でホロッと消えていきますね。
脂はしっかりしているものの、しつこさはないみたいです。
この脂が、お酒の深みを増幅させてくれるようでしたよ(←適当な表現を思いつきませんでしたので、増幅などという、ラジオを自作していた小中学生の当時に覚えた言葉を使ってしまいました)。
しかもお酒がこの脂分をサッと流してくれます。


麓井は、さっぱりした食べ物とあわせると共に引き立てあって、しっかりした食べ物とあわせるとより味わいが増してくる、おいしいお酒でした。

【お酒】1216.麓井 美酒ふもといカップ [06.山形県の酒]

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麓井酒造株式会社
山形県酒田市麓字横道32

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分16度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




鳥海山の南側で蔵を構える麓井酒造さんのお酒は、かつて麓井 生酛純米本辛 圓(まどか) 300mlをいただいております。


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今日いただくこのお酒は、どうやら生酛仕込(生酛造り)の普通酒のようでした。
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生酛造りの意味についてはこちらで、そして生酛造りの味わいについてはこちらで、それぞれまとめております。
要するに、“生酛で育った酵母は力強いので、発酵がよく進み、その結果きれいな酒質になる”ということのようです。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
米のうまみがしっかりしていて、厚みを感じます。
酒臭さ(←ほめ言葉です)も少し感じます。
軽い苦みがちょっとだけあるものの、角や嫌味を感じません。
それでいてキレがよく、透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さをがちょっとあるみたいです。
でも、酸味自体に深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
飲んでいる間はほとんど感じないのですが、後味でちょっと出てくるようです。


やや濃醇でやや辛口のおいしいお酒でした。
うまみに厚みがあって、酸味に深みを感じました。
それでいて雑味がなく、しかもやや辛口に仕上がっていました。
これは生酛仕込の成果でしょうか。
また、少し透明感を感じたことからアル添量がやや多めかと思いますが、それでも薄っぺらさや物足りなさは感じませんでした。

アル添普通酒でこの味わいでしたら、大満足でしょう。
普通酒でもこういう味のお酒を造ることが出来るのですから、よその蔵元さんたちは三増酒なんか止めたらいいのにと思った次第でしたとさ。
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