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【お酒】1400.小粋な奴 180ml [05.秋田県の酒]

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株式会社那波商店
秋田市土崎港中央一丁目16の41

原材料名=米(国産)米麹(国産米)
アルコール分=11度以上12度未満
精米歩合65%
180ml
(以上、封緘紙より転記)




那波商店さんのお酒は、かつて普通酒の銀鱗精撰カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米の原酒なのだとか。
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この瓶は、たしか北鹿の本醸造生貯蔵酒 雪オーロラと同じものですね。
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ところで、このお酒は原酒なのに、アルコール度数が11-12度台なんだってさ。
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通常の仕込であれば、酵母によるアルコール発酵(糖→アルコール)が終了する時点でのアルコール度数は18度くらいではないでしょうか。
それにこのお酒は原酒、すなわち「製成後、加水調整(アルコール分1%未満の範囲内の加水調整を除く。)をしない清酒」(※1)ですから、加水によって薄めて11度台まで下げているわけではないはずです。

ということは、このお酒の場合には、もしかしたらアルコール発酵をなんらかの方法によって途中で意図的に止めているのでしょうか?
とすれば、発酵しきれなかった糖(添加されたものではなくて、麹が出した糖化酵素によって米のでんぷん質から作られたもの)が残存しているはずでしょうから、きっと甘めの味わいに仕上がっているのではないでしょうか?


それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米原酒ですが、冷して販売されておりましたし、それに蔵元さんのWebsiteでは生貯蔵酒として紹介されておりましたので、冷蔵庫で冷したものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香はありません。
口に含むと、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味が漂います。
フルーティーさもちょっとだけあるかな?

うまみは濃くはないですね。
やわらかいうまみをほんのりと感じる程度です。
それに、香ばしさがかすかにあるみたいです。
苦みや雑味はありません。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭いですね。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはやっぱりはっきりしています。
甘みに厚みを感じるものの、べとつきやクドさはまったくありません。


爽快すっぱ甘口のお酒でした。
生貯の風味はありましたが、軽快さは感じませんでした。
また純米にしてはうまみのしっかり感がなく、むしろ酸味や甘みが際立っておりました。

これさ、食事の前に“食前酒”としてちょっとだけいただくにはいいんじゃないの?
この酸味と甘みとが、食欲を増進させてくれそうですよ。
まるで温泉旅館へ行くと夕食の前にちょっとだけ飲ませられる、甘酸っぱいリキュールのような味わいだなと思いましたとさ。

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(4)
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