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【お酒】1250.天領盃 新撰 カップ [15.新潟県の酒]

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天領盃酒造株式会社
新潟県佐渡市加茂歌代458

原材料名/米(国産米)米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




天領盃酒造さんは、昭和58年に企業合同で設立された、新しい蔵元さんのようでした。
それにかつては佐渡銘醸という商号だったとか。
このことについて、文献では以下のように紹介されておりました。

 佐渡銘醸が企業合同でスタートしたのは昭和五十八年。佐渡の中では一番若い会社たが、当初から近代的な設備を整え、吟醸酒用の二三キロリットルの大型仕込みタンクを置くなど、従来の酒造りを刷新する独自の画期的な手法で日本酒を極めてきた。」(※1)

飯田の喜久水や秋田の高清水、それに遠野の上閉伊酒造さんのように戦時統合で設立された蔵元さんはともかく、昭和40年~50年代には一ノ蔵(宮城県)や六歌仙(山形県)、隠岐誉(島根県)や菊勇(山形県)などが体質改善を図って企業合同によって設立されたことを、これまでに勉強させていただきました。

そういえば、臥龍梅(静岡県)をいただいた際には、たしか昭和40年代当時には“清酒製造業構造改善計画”なるものがあって、それに基づいて酒造業者の合併が進められていたことを知りましたよ。

このことを思い出したのがこのお酒に口をつけた直後だったことから、今回もまた、この計画の詳細について調べて報告することができませんでした。
ネット上には文献が少なからずあるみたいですから、もし興味がおありの御仁がいらっしゃいましたら、調べてみると面白いかもしれません。
要するに今日は手抜きってことだな。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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燗をつけると、アルコールの香りが立ってまいりました。

うまみはやや淡めです。
最初に苦みを感じます。
軽めではあるものの、少し鋭さを感じる苦みです。
米のうまみも淡いなりにあるみたいです。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じます。
それに、ちょいピリですね。

甘みはややはっきりしています。
べとつかないさらっとした甘みですが、甘み自体に厚みを感じます。


米のうまみと甘みとを、軽めだが鋭さのある苦みが引き締める、やや淡麗でちょい苦ちょいピリやや甘口のおいしいお酒でした。
苦みがちょっと目立つものの、他に雑味がなくてきれいな味わいでした。
というか、苦みと甘みとが、まるでアメとムチのように、じゃなくてちょうどよく合っているように感じました。
アルコール香がちょっと強めで、しかもちょいピリでしたが、それもまた味のうちかもしれません。

(※1)『にいがた地酒王国』p.80(1998.10 新潟日報事業社)
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