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【お酒】1245.有薫 原酒 オンザロック 300ml [40.福岡県の酒]

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有薫酒造株式会社
福岡県久留米市城島町内野330-9

アルコール度数 21度
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
国産米100%使用
300ml
(以上、ラベルより転記)




九州屈指の銘醸地である城島に蔵を置く“有薫”。

 「有薫」(ユウクン)の銘は、明治三十年ごろ、首藤家と取引きのあった大阪の醸造用品問屋・辻村栄助商店が一般から公募した一等入選作。
 さらに、かつての七卿落ちの一人東久世通禧(みちよし)が明治四十二年八月城島を訪れた際、首藤家に立寄り、“梅花長有薫”と揮毫した。通禧は、当時、名筆家としても知られた人。いまも、この書は家宝として、首藤家に保存され、また、この賛は、商標の中にも生かされている。」(※1)とのこと。
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今日いただくこのお酒は“オンザロック”と銘打たれた、普通酒の原酒でした。
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21度ってのは、清酒の中ではかなり高い度数ではないでしょうか。
多めのアル添によってもたらされた度数か、あるいは発酵を限界ギリギリまで進めた成果でしょうか?


“冷や”か“オンザロック”で飲めと書いてありますので、まずは冷や(常温)でいただきます。 
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お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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アルコール香はあるものの、それほどツンとはこないみたいです。

意外にも、うまみはやや淡めですね。
米のうまみが舌の上にふわっと乗っかる感じがします。
軽い苦みがほんの少しあるみたいですが、嫌味がありません。
雑味を感じず、しかもキレはよいみたいです。

酸味はひかえめです。
すっぱさをほんの少しだけ感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


米のうまみがふわっと広がって、軽い苦みが引き締める、辛口のお酒でした。
ふわっとしたうまみがありましたが、お酒、それも原酒にしては薄めのように感じました。
でも、軽い苦みはあるものの、他に雑味がなくてきれいな味わいでした。



ここで、オンザロックにしてみましたよ。
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ああ、なるほどな。
ナルホドナルホド、なるほどな!(原西さんより)

氷で冷やされたからでしょうか、冷や(常温)よりも口当たりがよいみたいです。
でも、苦みに少し鋭さが出て、より一層引き締まった感じがいたします。
オンザロックのほうがキリッとしていて、おいしいかもしれません。


そういえば、このふわっとした薄めのうまみと軽い苦みとは、かつて球磨焼酎の白岳をいただいた際に感じた味わいに似ているように思います。
白岳をいただいた際に感じた焼酎の味わいってのは、舌の付け根から鼻腔の入口にかけての辺りで感じ取る“香るような味わい”でしたが、このお酒の味わいはそれに似ているように思いました。
酸味や甘みを抑えてあるところも、まるで焼酎のようでした。
この味わいと度数、そして焼酎を愛飲なさる諸兄が少なからずいらっしゃるであろう福岡県のお酒であることなどから推察するに、もしかしたらこのお酒は、焼酎の風味に近づけた清酒なのでしょうか?

それにしても、21度の原酒ですからね。
飲み終わった後で、かなり回ってきてしまいましたよ。

(※1)『「酒」<九州の灘・城島>』p.127(1967.11 毎日新聞社)
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