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”澤正宗 純米カップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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古澤酒造株式会社
山形県寒河江市丸内三丁目5の7

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合 麹米60% 掛米65%
200ml
(以上、ラベルより転記)




《初回記事》
【お酒】260.澤正宗 純米カップ 



さくらんぼの里、山形県寒河江市に蔵を置く古澤酒造さんの“澤正宗 純米カップ”をまた飲んでみました。
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なお、古澤酒造さんのお酒は、このほかに澤正宗のヤングカップ(普通酒)と、澤正宗の吟醸生酒300ml(これは失敗でした)とをいただいております。


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、濃くはないもののきれいな金色をしておりました。
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うまみはやや濃いめで、かなりしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが豊かで厚みを感じますが、角がなくて穏やかです。
熟成感と軽い苦み、それに香ばしさもそれぞれちょっとだけあるみたいです。
純米酒ですがキレはよく、後味はすっきりしています。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは鋭さを感じるものの弱めで、さわやかさも少しだけあるみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
べとつかない甘みをちょっと感じます。


しっかりしているもののバランスがよくて穏やかな、やや濃醇で旨やや辛口のとてもおいしいお酒でした。
酒臭さ(←ほめ言葉です)や熟成感、それに軽い苦みや香ばしさがあって飲み応えを感じるものの、それらがうまくまとまっています。
それに純米酒なのに角やしつこさがまったくなくて穏やかで、しかもキレがよいのですよ。

こんなにおいしい純米酒は、なかなか出会うことができないのではないでしょうか?
ああ、また山形へ行きたくなってきましたよ。
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今週末に予定している活動に向けて [雑感]

再度目を通しておきたいモノがいっぱいあるので、今日はこれにて。
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“天壽 精撰カップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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天寿酒造株式会社
秋田県由利本荘市矢島町城内字八森下117

アルコール分15度
原材料 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
200ml詰
(以上、フタより転記)




《初回記事》
【お酒】352.天壽 精撰カップ


鳥海山の北側の麓、由利高原鉄道の終点である矢島駅の近くに蔵を置く天寿酒造さんのカップ酒“天壽 精撰カップ”を再び飲んでみましたよ。
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なお、天寿酒造さんのお酒は、これ以外にかつて清澄辛口本醸造 鳥海山 300mlと、鳥海山 純米大吟醸 300mlとをいただいております。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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一口含むと、アルコール香がはっきりしていることがわかります。

うまみはかなり淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを一応感じます。
また、軽めではあるものの鋭さの少しある苦みをちょっと感じます。
キレはとてもよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはちょっと、そしてアルコール由来と思われるさわやかさが少しあります。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとしています。


淡めではあるものの、淡いなりにしっかりした味わいの、淡麗ちょい苦旨口のおいしいお酒でした。
アルコール香がちょっと強めで、かつ淡めの味わいでした。
これは私の予想ですが、醸造アルコールの添加量が多めで、かつ多めの加水で度数を下げているのではないでしょうか?
それでも、味の芯はしっかりしていると感じました。
また軽い苦みはちょっとあったものの、この手のお酒(アル添多め&加水多めの普通酒)にありがちな雑味や角がないのは、一応丁寧に造ってあるからでしょう。
これは食中酒ですね。
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【お酒】1261.髙清水 本醸造 上撰 マイ・パック [05.秋田県の酒]

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秋田酒類製造株式会社
秋田市川元むつみ町4番12号
(カップに貼られたラベルより転記)

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 (麹米60%掛米65%)
180ml詰
(フタとから転記)




いわゆる戦時統合で設立された秋田酒類さん。
関東地方でも比較的よく目にするそのお酒は、これまでに髙清水の上撰本醸造CUP200と、髙清水 の精撰芳醇佳醸CUP200髙清水 精撰 300ml、そして髙清水 酒乃国 純米酒 300mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は紙カップに詰められておりますが、上撰本醸造ですのでおそらくかつていただいた髙清水上撰本醸造CUP200と同じ中身でしょう。
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ガラスのカップは200mlでしたが、この紙カップは一合でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
淡いながらも醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがありますね。
苦みや雑味はありません。
それにキレがよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめです。
弱めのすっぱさが少しありますね。
アルコールのさわやかさも少し感じます。
それに、ちょっとピリッときますね。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


淡めながらも飲み応えを感じる、淡麗ちょいピリ旨辛口のおいしいお酒でした。
味わいはかなり淡めで、アルコール香を少し感じます。
でも、淡いなりにうまみがしっかりして、物足りなさはないですね。
酸味も弱めではあるものの、淡いうまみとバランスがよいと思います。
ピリがちょっと目立つものの、クセがなくて食事と合わせやすいと感じました。
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【お酒】1260.春一番地 純米しぼりたて生原酒 300ml [21.岐阜県の酒]

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山内總太郎
岐阜県中津川市上野134番地1

原材料 米・米麹
アルコール分 18度
酒造好適米ひだほまれ(国産)100%使用
精米歩合55%
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




中津川駅の駅前にある老舗の酒屋さんで勧められて入手したお酒です。

この蔵元さんは、個人事業主(自然人商人)でした。
普段は“山内酒造場”という屋号で酒造りをなさっているようですね。
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これを入手した酒屋さんのお話では、この蔵元さんはかつて地元で開催されていた音楽イベントである中津川フォークジャンボリー(全日本フォークジャンボリー:1969-1971)で実行委員をしていたそうです。


このお酒ですが、“ひだほまれ”なる酒造好適米を100%使用しているとのこと。
ひだほまれは1981年に岐阜県で独自に育成された酒米のようですが、「大粒で心白発現が良く酒造適性が高いが、心白が大きくて高精白には向かない。」(※1)のだとか。
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でもね、このお酒は精米歩合55%ですから、なかなかの高精白ではないでしょうか。


生酒ですし、度数18%の原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し茶色がかっているようでした。
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生酒らしいフレッシュな風味がありますね。
少しはっきりしてはおりますが、クドさはないみたいです。

原酒だけあってか、うまみは濃いめです。
米のうまみは広がらずに舌をピンと突く程度ですが、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみのほうがしっかりしています。
熟成感もちょっとだけあるようです。
また、軽い苦みがあって、強くはないものの角を少し感じます。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭くて、かつ深みを感じます。
でも刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとしてはいるものの、甘みに厚みを感じます。


米のうまみに酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)とを、軽めの苦みと深みのある酸味とが引き締めて、甘みがコクを添える、濃醇ちょい苦ちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
味わいがとても複雑ですね。
いろいろな要素が絡み合ってこの味わいを作り出しているように感じました。
フレッシュな風味はあるものの、スイスイといけるような味わいではなくて、かなり濃くて深い味わいでした。



原酒ということで、ここでロックにしてみましたよ。
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ロックにしても、複雑な味わいは変わりませんね。
ただ、氷で冷やされたせいか、少しだけキリッと引き締まってきたみたいでした。
それにロックにすると、ストレートの時には感じなかった香ばしさが他の味わいの要素を超えて前に出てきましたよ。
このお酒は、こういう味わいの変化を楽しむこともできるのですね。

(※1)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.68(2017.7 文一総合出版)
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茨城県での酒集め:大子町・石岡市 [旅]

今日、青春18きっぷの最後の一回を利用して出かけてまいりました。


まずは、日本で一番有名なトリオ(最近じゃ、若い人たちにとってはそうでもないかな?)が鎮座まします水戸駅から。
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今日は、ここ水戸駅から水郡線に乗車します。
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水郡線は、かつて二度乗っております。
→→→ 一回目はこちら。
→→→ 二回目はこちら。
なにせ長くて駅数の多い線ですので、まだまだ酒集めをできそうな場所があったのですよ。

水戸駅から、水郡線の郡山行ディーゼルカーに乗車しましたよ。
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水戸駅から19駅、1時間15分乗って、着いたのは常陸大子駅。
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あたしゃ見ていないんで知らないのですけれど、国営放送で絶賛放送中の朝ドラはこの辺りの話なんですってね?
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駅前の商店街には活気がありましたよ。
人も少なからず歩いていましたし。
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大子町の街中を流れる久慈川。
釣り人たちが狙っているのは、きっと鮎でしょう。
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鮎はちょうど旬ですもんね。
それに久慈川の鮎は、とてもおいしいんでしょうね!
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それにしても、大子町は涼しい。
気温が低いのみならず、風があるので歩きやすいであるですぞ!
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久慈川を渡ると、“道の駅奥久慈だいご”がありました。
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この道の駅には酒集めのために立ち寄ったのですが、成果はゼロ。
四合瓶はいくつかあったのですが、カップ酒や少量瓶は皆無でした。

失意のうちに外へ出て次の場所へと向かおうとしたところ、なんと鮎を焼いているではありませんか!
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一つ買っちゃいましたよ!
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パリッとした皮をかじると、中から香り高くておいしい汁がジュワっと出てきます。
そしてホクホクの身がたまりません!
しかもケチって安い子持ちじゃないほうを買ったのに、なぜか不思議なことに子持ちだったという運の良さ。
そうかここで使い果たしたんだな。
頭のてっぺんからしっぽの先まで、骨もヒレも目玉も全部いただきましたよ。

あたしゃ鮎が大好きなんです。
とくに焼魚の中では、鮎がダントツです。
こんなおいしい鮎を食べている茨城県民の皆さんがうらやましい!

大子町での成果はこちら。
地元の蔵元さんが造る家久長(かくちょう)は、冷酒(たぶん)とカップ酒(糖類添加なし)とを入手。
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家久長は、特撰の小印が付けられた普通酒も入手できました。
なお、左の久慈の山クジカップ佳撰は、かつていただいていたことを忘れて買ってしまいました。
上撰を飲んだつもりでいたのですが、家に帰って確認したところ、それは佳撰だったのです。
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大子町の街中を2時間かけて歩き回り、常陸大子駅へ戻ってまいりました。
常陸大子駅からは水戸行のディーゼルカーに乗って、来た道を引き返します。
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車内では、奥久慈の風景を眺めながら、奥久慈しゃもおにぎりをいただきましたよ。
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水郡線を終点の水戸駅まで乗って、常磐線の中電に乗り換え。
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水戸駅から6駅、30分弱乗って、着いたのは石岡駅。
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石岡の街には、歴史を感じる建物が少なからずありましたよ。
これらは看板建築でしょうか?
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ですがね、ここ石岡では、歩いても歩いても、お酒にまったく出会わなかったのですよ。
とある酒店では地酒である白鹿の紙カップを見つけたのですが、なんと一年以上も前に製造されたものだったことから敬遠しました。
また石岡には白菊というお酒もあるのですが、それなんか影すら見当たりませんでしたよ。

これは府中誉の蔵元さん。
直売所で聞いてみたところ、四合瓶よりも小さい瓶のお酒はいっさい販売していないんだってさ。
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それでもくじけることなく一時間半ほど歩き続けて、一番最後にちょっと離れたところにあるイオンを目指そうとしたところ、いきなり降ってきやがんの。
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これで完全に、収集意欲が失せました。
あーあ、大子じゃうまくいったのに、石岡じゃさんざんだよ!
それは大子の鮎で運を使い果たしたからだろ。


駅に戻って、売店で白鹿のカップ酒(糖類酸味料フル添加)を入手。
白鹿といっても灘の酒ではなくて、石岡に蔵を置く蔵元さんが造ったものです。
これは歩き回る前にこの売店に立ち寄って、その存在を確認していたのでした。
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失意のうちに常磐線の中電(グリーン車利用)に乗って帰ったとさ。
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これで今年の私の夏は、終わりを告げたのでした。
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以上、カップ酒3個(重複1個)、300ml瓶2本の旅でした。
今回は家久長一本狙いで出かけており、石岡はおまけみたいなものと考えておりましたから、これでよしでしょう。
負け惜しみだな。
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【お酒】1259.竹生嶋 金紋 本醸造 カップ [25.滋賀県の酒]

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吉田酒造有限会社
滋賀県高島市マキノ町海津2292

●アルコール分15度
●原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
●精米歩合65%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




“竹生嶋(ちくぶじま)”という酒銘は、おそらく琵琶湖の北部に浮かぶ島に由来するのでしょうね。


縮尺を適宜変えて、場所を確認してください。


これ以上話のネタもないことですので、さっさといただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かなり深い茶色でした。
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うまみはやっぱり濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが豊かです。
熟成感もありますが、角がなくてまろやかです。
それでいて苦みや雑味がなく、しかもキレがよくてスッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、少し鋭くて、かつ深みが豊かです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
弱めですが、弱いなりに幅を感じます。


濃くて深みがあるものの、雑味がなくてキレのよい、濃醇旨やや辛口のおいしいお酒でした。
うまみにも酸味にも、深みを感じます。
それでいて、味わいに角や雑味、それにピリピリ感がまったくありませんでした。
しかもこんなに濃いのにキレがよく、後味がすっきりしていましたよ。
これ、かなりうまいね!
こういうお酒に出会うことがあるからこそ、この趣味はやめられんのですよ!!

私としては、純米だとこの味わいやキレのよさがどう変化するのか、とても気になるところです。
地元へいけば、もっといろいろな種類のお酒に出会うことができるかもしれませんね。

マキノか・・・・、
あたしゃ滋賀県は大津や彦根、長浜と、琵琶湖の南側しか訪れておりません。
必ずや、北側も回ってみようと固く心に決めましたよ。
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【お酒】1258.上撰 黒松白鹿 本醸造 ペットカップ [28.兵庫県の酒]

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辰馬本家酒造株式会社
兵庫県西宮市建石町2番10号
(フタより転記)

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
精米歩合 70%
内容量 180ml
(ラベルより転記)




西宮の名家である辰馬本家酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
特撰 黒松白鹿 黒松 純米 もち四段仕込 300ml
上撰 黒松白鹿 クラシックス 本醸造生酒 300ml
超特撰 黒松白鹿 特別純米 山田錦 180ml
上撰 白鹿 アルミカン(普通酒)
今日いただくこのお酒は、“黒松”と“上撰”との小印がつけられた本醸造です。


このお酒のカップは、ガラスではなくてPET素材でした。
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本醸造ですので今日もぬる燗でいただきますが、PETカップのため、別の容器に移します。
お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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燗をつけると、お酒の甘い香りがふわっと漂ってまりました。

うまみはやや淡めです。
やわらかさを感じますが、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもちょっとだけあるみたいです。
軽い苦みもわずかにあるみたいです。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはちょっとだけで、さわやかさもかすかです。
ですが、かすかにピリッと感じます。

甘みはややはっきりしています。
穏やかで、かなりさらっとした甘みをちょっと感じます。


淡めでやわらかいものの飲み応えも感じる、やや淡麗でちょいピリ旨口のおいしいお酒でした。
飲みやすさを感じますが、それでいて軽い苦みやかすかなピリ、それにかすかな酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)が引き締めているようでした。
その分、同じ上撰でもアルミ缶に詰められた普通酒のほうが飲みやすいかもしれません。

このやわらかいうまみとさらっとした甘みとは、これまでにいただいた白鹿シリーズに共通しているように感じました。
これはあくまでも私の意見ですが、俗に灘の酒は辛口の男酒と言われているものの、辰馬本家酒造さんの白鹿シリーズにはやわらかさや飲みやすさがあるように思います。
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【お酒】1257.太平山 純米大吟醸 天巧 180ml [05.秋田県の酒]

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小玉醸造株式会社
秋田県潟上市飯田川飯塚字飯塚34の1

原材料/米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合40%
原料米/山田錦100%
アルコール分/16度以上17度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




小玉醸造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
本醸造 太平山 ユアカップ
太平山 生酛純米 300ml
太平山 ロングカップ(普通酒)
太平山 本醸造 にごり酒 300ml
今日いただくこのお酒は、満を持しての純米大吟醸です。

純米大吟醸だけあって、お値段は一合で830円もしましたよ。
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このお酒ですが、山田錦を半分以上も削って使用しているのだとか。
しかし、その産地は表示されておりませんでした。
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山田錦ってのは、「収穫期が一般の品種より遅いだけに台風に遭遇する機会も多い。」(※1)といわれるくらいの、いわゆる“晩生(おくて:植物の比較的おそく生長・成熟する品種(※2))”のお米であるはずです。

稲は、「夏至を過ぎて日が短くなって初めて穂を作り始める「短日性植物」です。穂ができたあとに花が咲き、受粉が起こるわけですが、それから米が熟するまでには、さらに1~2か月かかります。寒さの到来が早い寒冷地では、米が熟して収穫できるようになる前に、寒くなりすぎてしまいます。」(※3)とのことですが、とくに晩生である山田錦の場合は「山田錦の収穫は10月半ばになります。寒冷地では、十分に熟してから収穫するのは難しく、山田錦の北限が東海地方と言われているのはこのためです。」(※3)とか、「山田錦は、東北地方でもつくられてはいますが、気候的に無理があるためあまり上質の米にはなりません。」(※3)などと言われているようです。

ということは、もしかしたらこのお酒で使用されている山田錦は寒冷地である秋田県で採れたものではなくて、他県で生産されたものなのかもしれませんね。


でもね、どこで採れた酒米を使っていようとも、造られたお酒がおいしければそれでよいのです。
さぞやおいしいお酒であろうと期待しつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。
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吟醸香は少しありますね。
フルーティーな香りがありますが、穏やかです。

うまみは濃いめですわ。
トロッとした口当たりすら感じます。
米のうまみに幅があって、口の中にパッと広がります。
熟成感もちょっとだけあるみたいですが、まろやかです。
苦みや雑味はまったくありません。
キレはそれほどでもないみたいですが、クセがないので気にはなりません。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めですが角はなく、深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとしてはいるものの、甘みに幅を感じます。


幅のあるうまみと深みのある酸味、それに甘みがコクを添える、濃醇トロちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
米のうまみだけでなく、まろやかな熟成感や酸味の深みが相俟って、かなり濃厚な味わいに仕上がっているように感じました。
それでいて苦みや雑味がまったくないのは、まさにそれこそが吟味して製造された成果なのでしょうか?
しかも吟醸香が穏やかで、食事とも合わせやすいと思います。

大吟醸を名乗るにふさわしいお酒だと思いますが、晩酌で毎日いただくにはちょっと濃厚すぎるのではないかと感じました。
普段は口当たりのよい定番酒をいただきつつ、ハレの日にはこの旨酒で乾杯するってのがいいんじゃないかな。
いつも一人酒のオマエには、ハレの日に乾杯することなんかないくせに。


(※1)兵庫酒米研究グループ編著『山田錦物語 人と風土が育てた日本一の酒米』p.135(2010.4 神戸新聞総合出版センター)
(※2)広辞苑 第五版(電子辞書)
(※3)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.7(2017.7 文一総合出版)
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【お酒】1256.阿騎野宿(あきののやど) カップ [29.奈良県の酒]

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稲戸屋 芳村酒造株式会社
奈良県宇陀市大宇陀万六1797

原材料 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
アルコール分 15%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




道の駅宇陀路大宇陀で見つけた、奈良県宇陀市の大宇陀に蔵を置く蔵元さんのお酒です。
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10日ほど前に大宇陀を訪れました。
その際、まことに以って情けないことではございますが、あたしゃ久保本家酒造さんのことばかり頭にあって、この蔵元さんのことを完全に見落としておりましたよ。
ですが、はからずも道の駅でこのお酒に出会うことができて、なんとか救われたような気がいたします。


酒銘に用いられている“阿騎野(あきの)”ってのは、どうやら大宇陀の古称のようですね。
手元の文献には、以下のような記述がありました。
 万葉集に「東(ひむがし)の野に、かぎろひの立つ見えて かえり見すれば 月傾(かたぶ)きぬ」という柿本人麻呂の歌がある。この「かぎろひ」というのは、原文では「炎」の一文字であり、具体的にどういった自然現象を表わしているのかはよくわからず、今日まで諸説があるようだ。しかし、これを日の出前の曙光ではないかと解釈して、大宇陀では毎年かぎろひを観る会が催されている。なぜ大宇陀かというと、「東(ひむがし)の町」というのは、かつて朝廷直轄の狩場があった阿騎野(あきの)(もしくは安騎野)という場所を指し、そこが現在の大宇陀辺りだとされているからだ。」(※1)


今日は、そんな由緒ある大宇陀の古称をその名にいただくこのお酒をいただきます。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、きれいな金色をしておりました。
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うまみは濃いめですよ!
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが豊かです。
それに苦みに重みがあるものの、強くはないみたいです。
キレはとてもよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱがさが少しあって、深みを感じます。
また、アルコール由来と思われるさわやかさも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなりさらっとした甘みをほんの少し感じる程度です。


重みのある苦みと深みのある酸味とが効いているもののキレのよい、濃醇苦旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酸味の深みはもちろんのこと、苦みがとてもうまく効いていると思います。
おそらくこれは、アル添によって生じたキレのよさが、苦みの嫌味をなくして整えてくれているのではないでしょうか。
決して飲みやすくはないものの、あたしゃこういうズシリと来てスッと引くお酒、好きですわ。

必ずや再び大宇陀へと出かけて、芳村酒造さんを訪問しようと固く心に決めましたよ。
桜井の西内酒造さんでカップ酒を入手することも課題として残してあることですしね。

(※1)山田二良『奈良の銘酒』p.60(2011.2 京阪奈情報教育出版)
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