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【お酒】1118.上撰 十大 ミニカップジューダイ [08.茨城県の酒]

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青木酒造株式会社
茨城県古河市本町2-15-11

原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
180ml
(以上、フタとカップとの印刷事項より転記)
(米の産地表示なし)




昨日いただいた御慶事ミニカップゴケイジに引き続き、今日も青木酒造さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒は、“十大”と銘打たれ、上撰の小印が付けられた普通酒です。
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十大という酒銘については、文献に以下の記述がありました。
もう一つの「十大」は、6代目が酒の品質では「十大メーカー」であるという自負と、紙に書いて裏からも十大と読め「商いには表裏がない」ということから名付けた。」(※1)

御慶事には小印が付けられていなかったことから推察するに、御慶事は佳撰クラス(二級酒相当)のお酒なのでしょうか?
ということは、青木酒造さんでは上撰と佳撰とで酒銘が異なるわけですね。


カップには、こんな絵が描かれておりました。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はそれほど目立ちませんが、御慶事よりははっきりしているようでした。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
香ばしさと軽い苦みともかすかにあるみたいです。
ですがキレがよく、しかも透明感を感じます。

酸味はややひかえめです。
さわやかさを少し感じる程度です。
すっぱさはほとんど感じません。
ですが、ほんのかすかにピリッと感じるようです。

甘みはややはっきりしています。
とろみのような舌触りをちょっとだけ感じます。


うまみがはっきりしているもののキレのよい、やや濃醇でやや甘口のお酒でした。
御慶事よりも濃いめですね。
これはあくまでも私の推測ですが、キレがよくて透明感があることから推察するに、しっかりと造ったお酒を多めのアルコールでのばしているのではないでしょうか。
でも、けっして雑な造りではないようでした。

(※1)『茨城の酒と蔵』p.163(2002.10 茨城新聞社)

【お酒】1117.御慶事 ミニカップゴケイジ [08.茨城県の酒]

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青木酒造株式会社
茨城県古河市本町二丁目15-11

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 16度
180ml詰
(以上、フタとカップとの印刷事項より転記)




dancyuの今月号(2017年3月号)を読んでいたところ、青木酒造さんが紹介されていることを見つけました。
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それによれば、会津若松で修行した杜氏さんを含む3名(4名?)で酒造りをしているものの、全国新酒鑑評会では3年連続で金賞を射止めるなど、他にも数々の栄誉を獲得しているという実力派なのだとか。

そういえば、昨年末に青木酒造さんを訪れてお酒を入手していたことを思い出し、今回いただいてみることにいたしました。


このお酒の酒銘ですが、“御慶事”と書いて、“ごけいじ”と読むのだとか。
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なんでも、「主銘柄の「御慶事(ごけいじ)」は、3代目が大正天皇ご成婚の折、皇室の繁栄と日本の国のますますの隆盛の願いを込めて、「最高のよろこびこと」という意味で命名し、商標登録している。」(※1)のだとか。
戦前から続く銘柄なのですね。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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うまみは淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じる程度です。
香ばしさもあるみたいですが、これもほんのかすかです。
切れはよく、しかも透明感を感じます。
苦みや雑味はありません。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さがちょっとだけあるみたいです。
さわやかさも少しありますが、これはアルコール由来でしょうか。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みをほんのりと感じます。


キレよく透明感のある、淡麗やや甘口のお酒でした。
これは私の推測ですが、この透明感は、アルコールの添加量が多めであることに由来するのではないでしょうか?
こういう透明感があるお酒にはもとの味が雑なもの(のように思われるもの)が少なからずありましたが、このお酒に関してはそういった感じはなく、むしろ丁寧に造ってあるのではないかと思いました。

冒頭で言及したdancyuでは、青木酒造さんの杜氏さんが目指すお酒の味について「「飲んでいる人がやわらかい表情になる酒ですね」という、禅問答のような答えが返ってきた。味で表現するなら、穏やかで、澄んだ明るさがあって、さらりと力みのない酒ということになるだろうか。」(※2)と書かれておりましたが、さもありなんといったところでしょうか。

(※1)『茨城の酒と蔵』p.163(2002.10 茨城新聞社)
(※2)dancyu 2017年3月号 p.78(堀越典子『杜氏として生きる。』p.76-79中)(プレジデント社)

【お酒】1116.あら玉 上撰 本醸造 300ml [06.山形県の酒]

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和田酒造合資会社
山形県西村山郡河北町谷地甲17

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 15度
正300ml詰
(以上、瓶の印刷事項とラベルとより転記)




和田酒造さんのお酒は、これまでにあら玉銀山温泉300mlと、同じくあら玉の乾杯カップとをいただいております。
いずれも普通酒でしたが、今日いただくこのお酒は、上撰の小印が付けられた本醸造です。
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上撰の小印についてはこちらを、そして本醸造についてはこちらを、それぞれご参照下さい。


本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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燗をつけると、お酒のよい香りが漂ってまいりました。
フルーティーはなくて、かなり酒臭い(←ほめ言葉です)香りです。

うまみはやや淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
やわらかいうまみの中に、酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)を少し感じます。
軽い渋みもほんのわずかにあるみたいです。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないですが、鋭さを少し感じます。
でも、酸味深みもあるみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとした甘みがコクを添えています。


香りよく、酸味がほどよく効いている、やや淡麗で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りは酒臭い(←くどいようですが、ほめ言葉です)ものの、うまみにはやわらかさを感じました。
また、酸味が味を引き締めるとともに、深みを与えてくれているようでした。
それでいて、甘みが少しあるためか、コクとまろやかさとがありました。
しかもキレがよく、後味がすっきりしていました。

これは普段の食事によく合うお酒ですわ。
おいしくて、あっという間に全部飲んでしまいましたよ。
こういうお酒に出会うことこそが、“酒集めの旅”の面白さなのですよ!
いつかまた谷地へ買いに行こうと、心に決めました。

【お酒】1115.男女川(みなのがわ) 純米吟醸 300ml [08.茨城県の酒]

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稲葉酒造場
茨城県つくば市沼田1485番地

原材料…米(国産)・米麹(国産米)・筑波山の湧き水
精米歩合50%(酒造好適米100%使用)
アルコール分…15度
容量…300ml
(以上、ラベルより転記)




筑波山の麓に蔵を置く蔵元さんのお酒です。
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このお酒ですが、“男女川“と書いて、“みなのがわ”と読むそうです。
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この酒銘について、文献には以下のような記述がありました。
 「つくばねの 峰より落つる男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」(万葉集・陽成院作)。男女川(みなのがわ)は筑波山中を流れる小さな川だが、古歌の枕詞としてたびたび引用されてきた。そんな由緒ある川の名を主銘柄とする老舗蔵(中略)伝統の造り「袋づり」で手間を掛けて醸された純米吟醸酒の評判は上々という。」(※1)

袋吊りは造りではなくて搾りだろ!というツッコミは止めておきまして(やってんじゃないか!)、きょういただくこのお酒も純米吟醸酒ですが、はたしてこれも上々のお味なのでしょうか?

純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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こりゃすっぱいな!
最初に酸味を感じました。
すっぱさがはっきりしていて、耳の下辺りを突いてくるようです。
でも、酸味自体に深みもあるみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

吟醸香はかすかにあるみたいです。
フルーティーな香りをほんの少しだけ感じます。
それよりも、酒臭い(←ほめ言葉です)香りのほうがはっきりしているようです。

うまみはやや淡めです。
米のうまみのようですが、添加されたような(あくまでも感想です)均一感もちょっとだけあるみたいです。
また、吟醸酒らしい軽い苦みも少しだけ感じます。

甘みはひかえめです。
かなりさらっとした甘みをほんのちょっとだけ感じます。


酸味が効いた、すっぱ辛口のお酒でした。
吟醸造りのお酒にしては香りが酒臭くて(←あくまでもほめ言葉です)、しかもけっこうすっぱく感じました。
それに、うまみがこの酸味に隠されているように思いました。
これはあっさりした食べ物よりも、むしろ脂っぽい食べ物のほうが合うのではないでしょうか。

そういえば、私が大学生だった頃、大学の近くにあった食堂に“豚筑波焼”なる濃いめに味付けされた肉野菜炒めのような料理があったのですが、そういう食べ物には合うのではないかと思いました。

(※1)『茨城の酒と蔵』p.140(2002.10 茨城新聞社)

【お酒】1114.信貴 MY CUP [29.奈良県の酒]

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八木酒造株式会社
奈良市高畑町915

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度
容量180ml詰
(以上、ラベルより転記)




 八木酒造は、中世から十三代に渡って中清水町で酒造を営んできた横田屋という屋号の蔵元を、明治十年に大阪堂島の米商であった八木千之助が継承したものだ。その折の横田屋本家や酒蔵二棟は、今もほぼそのままの形で残されており、現役で使用されている。」(※1)という由緒正しき蔵元さんである八木酒造さんのお酒は、かつて糖添三増酒のやまとの華カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も普通酒ですが、こちらには糖類(や酸味料)は添加されていないみたいです。
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八木酒造さんは奈良市の中心市街地に蔵を置く蔵元さんですが、このお酒には“信貴MYCUP”と、奈良市から少し離れた場所に位置する信貴山(しぎさん)を思わせる銘が付けられておりました。
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もしかして、信貴山を訪れた観光客にみやげ物として買ってもらうことを目的として企画された商品なのでしょうか?


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、それほど目立たない程度でした。
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うまみは、どちらかというとやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)とともに、香ばしさが少しあります。
この香ばしさには枯れたような風味や角はなく、深みだけを感じます。
軽い苦みも少しだけあるみたいです。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりしています。
角のないすっぱさを少しj感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
まったくべとつかない甘みを感じますが、香ばしさの裏に隠れているようです。


しっかりしているもののキレがよい、旨やや辛口のおいしいお酒でした。
やや濃いめではあるものの、キレがよいので、クドさがありません。
それでいて香ばしさに深みがあって、飲み応えを感じます。
また、甘みは少しあるものの、甘さが香ばしさの陰に隠れて甘く感じず、コクだけがうまく働いているようでした。
もしかしてこのお酒は、今年の1月2日に奈良でいただいた升平の上撰と同じものではないでしょう?
香ばしさがクセのようにも感じるのでけっして飲みやすくはないとは思いますが、私はこういうしっかりした味、好きですわ。
ただね、みやげ物にするならば、もう少し飲みやすいお酒を詰めたほうがよいのではないかと思いました。

(※1)山田二良『奈良の銘酒』p.26(2011.2 京阪奈情報教育出版)

【お酒】1113.作州武蔵 カップ [33.岡山県の酒]

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難波酒造株式会社
岡山県津山市一宮436

原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分/14.0度以上15.0度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




作州武蔵の銘柄について、文献には以下のような記述がありました。

 城下町のたたずまいを残す勝山町。旭川沿いに蔵を構える勝山酒造の軒先には、酒林が並ぶ。旭川の伏流水を汲み上げ、県産米を使って但馬杜氏が醸す酒は、その名も「作州武蔵」。江戸初期の剣客、宮本武蔵の名を借りて命名した。」(※1)

あれ?
勝山町の勝山酒造?

でも今日いただくこのお酒は、津山市の難波酒造さんが造ったものでした。
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難波酒造さんのWebsiteをあたってみたところ、平成14年に「勝山酒造様より「作州武蔵」の営業権を譲受。」とありました。
もしかしたら、勝山酒造さんが廃業する際に、地域で広く愛されていた作州武蔵の商標を残すべく、難波酒造さんが一肌脱いだのでしょうか?


そんな作州武蔵ですが、まことに残念ながら、糖類添加の三増酒でした。
ただし、酸味料は添加されていないみたいです。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっと着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや淡めです。
やわらかいうまみの中に、酒臭さ(←ほめ言葉です)もちょっと感じます。
それに、クドさはないみたいです。
苦みや雑味はありません。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさをちょっとだけ感じますが、鋭さはありますね。
さわやかさもほんの少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
とろみのような舌触りは少しありますが、気にはならない程度です。


淡いなりにしっかりしている、やや淡麗でちょいすっぱやや甘口のお酒でした。
酸味料が添加されていない(はず)ためか、味わいにクドさを感じませんでした。
糖添三増酒にありがちなとろみのような舌触りもそれほど気にはならない程度でした。
もしかして、糖類の添加量が少ないのでしょうか。
それとも、14度~15度であることから推察するに、加水量が多めであるが故の効果なのでしょうか。


(※1)山陽新聞社出版局編集・岡山県酒造組合連合会協賛『岡山の酒』p.99(1997.5 山陽新聞社)

【お酒】1112.浪乃音 ええとこどり 特別純米酒 カップ [25.滋賀県の酒]

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浪乃音酒造株式会社
滋賀県大津市本堅田一丁目7-16

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)米麹(国産)
原料米 山田錦100%
精米歩合 60%
容量 180ml詰
(以上、ラベルより転記)




浪乃音酒造さんのお酒は、これまでに浪乃音ええどこどりの純米酒カップと、普通酒の浪乃音ナミカップとを、そして昨日、浪乃音ええどこどりの本醸造カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、精米歩合60%で山田錦を全量使用した特別純米酒のカップ酒です。
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特別純米酒には香りがあるものも少なからずありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、これまでにいただいた浪乃音シリーズよりは淡めでした。
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香りは少しあるものの、フルーティーではないですね。
お酒の甘い香りです。

うまみはどちらかというとやや濃いめです。
酒臭さはなく、これはお米のうまみでしょう。
熟成感はないものの、本醸造で感じた風味の“もと”のようなものがかすかにあるみたいです。
また、吟醸酒によくあるような軽い苦みをほんの少しだけ感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさをほんの少しだけ感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなりさらっとした甘みをちょっとだけ感じます。


米のうまみをストレートに感じることができる、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
これまでにいただいたお酒と異なって、甘みがひかえめでした。
吟醸造りではないはずですが、丁寧に造ってあることがわかりました。
それでいてうまみがしっかりしているので、飲み応えがありました。

【お酒】1111.浪乃音 ええとこどり 本醸造 カップ [25.滋賀県の酒]

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浪乃音酒造株式会社
滋賀県大津市本堅田一丁目7-16

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)米麹(国産)醸造アルコール
原料米 山田錦100%
精米歩合 65%
容量 180ml詰
(以上、ラベルより転記)




浪乃音酒造さんのお酒は、かつて浪乃音ええどこどりの純米酒カップと、普通酒の浪乃音ナミカップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、山田錦を100%使用したというアル添本醸造のカップ酒です。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少しはっきりしておりました。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、熟成感でしょうか、ウィスキーのような風味をちょっと感じます。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し合って、鋭さもちょっとあるみたいです。
さわやかさも少し感じますが、これはアルコール由来でしょうか?
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みですが、存在はよくわかります。


やや濃醇でちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
風味が独特だったり酸味が効いていたりとしっかりしてはいるものの、雑味がなくてキレのよい味わいでした。
これはもしかして、山田錦のアル添との効果でしょうか?

【お酒】1110.醉心 サケカップ 軟水仕込み [34.広島県の酒]

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株式会社醉心山根本店
広島県三原市東町1-5-58

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




醉心山根本店さんのお酒は、これまでに普通酒の上撰醉心カップと、醉心の純米吟醸醉心稲穂180ml、そして醉心の純吟カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、上撰醉心カップと同じ普通酒です。
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こちらのお酒には小印がつけられていないことから推察するに、もしかしたら佳撰クラス(級別制度下における二級酒相当)のお酒でしょうか?


このお酒は、“軟水仕込み”なのだとか。
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かつて紹介したことがありましたが、水に含まれるミネラル分は酵母のえさとなるので、それが少ない軟水でお酒を仕込むと酵母の働きが弱くなり、甘口のお酒に仕上がるそうです。

そして、「ところが広島の水はおおむね3-6度の軟水である。酵母がなかなか元気にならない。そこで工夫されたのが「しっかりした麹」である。これは軟水の弱点をカバーして、なおかつ灘とは違う広島酒の特徴、つまりキメの細かさを生んだ。この軟水醸造法を開発したのは、明治年間の安芸津の醸造家、三浦仙三郎である。」(※1)
しっかり作った麹は、かぐわしい香りを出し、世に「女酒」と呼ばれるようなふくらみやキメの細かさをもたらす。」(※2)
とのこと。

このお酒をいただいてから軟水仕込みの小さい表示に気がついたのですが、三浦仙三郎さんが発明したという軟水醸造法について、もう少し詳しく調べておけばよかったと後悔しております。


今日いただくこの広島のお酒も、はたしてキメの細かい味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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うまみはやや淡めです。
それでも、やわらかいうまみが淡いなりにしっかりしています。
ほんのかすかに軽い苦みがあるみたいですが、まったく気にはなりません。
それに、雑味はまったくないみたいです。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少ししっかりしていますが、鋭くはないみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
でもけっしてべとつかない、さらっとした甘みです。


やわらかいうまみと甘みとを、酸味が引き締める、やや淡麗でやや甘口のおいしいお酒でした。
たしかに雑味がなくてきれいな、キメの細かいお酒だと思いました。
でも、酸味がいい塩梅に効いているようでした。
酸味がないと、薄っぺらく感じてしまうかもしれません。
なかなかいける普通酒だと思います。

(※1)中国新聞社メディア開発局出版部編『広島の酒蔵』p.6(1995.2 中国新聞社)
(※2)(※1)p.7

【お酒】1109.雪小町 大吟醸 美山錦造り 300ml [07.福島県の酒]

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有限会社渡辺酒造本店
福島県郡山市西田町三町目字桜内10

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 50%
原料米 美山錦【使用割合100%】
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




渡辺酒造本店さんのお酒は、かつて雪小町の純米酒と、雪小町の純米吟醸原酒とをいただいております。
(郡山の食堂では、雪小町の普通酒をいただきました。)
今日いただくこのお酒は、美山錦を100%使用したという、満を持しての大吟醸です。
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大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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吟醸香はありますね。
花っぽい香りです。
でもね、大吟醸にしてはそれほど強くはないみたいです。

最初に酸味を感じました。
大吟醸にしてははっきりしているほうだと思います。
すっぱさが強くはないものの、鋭さがありますね。
刺激やピリピリ感はありません。

うまみは淡めです。
でも、淡いなりに米のうまみがしっかりしています。
広がりはないものの、うまみが舌をピンと突いてくる感じです。

甘みはひかえめです。
かすかに感じる程度です。


酸味が効いていてさっぱりした、淡麗辛口のお酒でした。
苦みや雑味がなくてきれいな味わいなところが、吟味して製造した成果でしょうか。
でも、大吟醸にしては酸味がしっかりしているところが意外でした。
そういえば、程度の差こそあれ、この酸味は雪小町の純米酒をいただいた際に感じたものに似ていました。
この酸味と、美山錦らしいスッキリしたうまみとで、かなりさっぱりした味わいに仕上がっているようでした。

でも私としては、しっかりした味わいの雪小町純米吟醸原酒のほうが好みですわ。