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【お酒】1257.太平山 純米大吟醸 天巧 180ml [05.秋田県の酒]

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小玉醸造株式会社
秋田県潟上市飯田川飯塚字飯塚34の1

原材料/米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合40%
原料米/山田錦100%
アルコール分/16度以上17度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




小玉醸造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
本醸造 太平山 ユアカップ
太平山 生酛純米 300ml
太平山 ロングカップ(普通酒)
太平山 本醸造 にごり酒 300ml
今日いただくこのお酒は、満を持しての純米大吟醸です。

純米大吟醸だけあって、お値段は一合で830円もしましたよ。
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このお酒ですが、山田錦を半分以上も削って使用しているのだとか。
しかし、その産地は表示されておりませんでした。
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山田錦ってのは、「収穫期が一般の品種より遅いだけに台風に遭遇する機会も多い。」(※1)といわれるくらいの、いわゆる“晩生(おくて:植物の比較的おそく生長・成熟する品種(※2))”のお米であるはずです。

稲は、「夏至を過ぎて日が短くなって初めて穂を作り始める「短日性植物」です。穂ができたあとに花が咲き、受粉が起こるわけですが、それから米が熟するまでには、さらに1~2か月かかります。寒さの到来が早い寒冷地では、米が熟して収穫できるようになる前に、寒くなりすぎてしまいます。」(※3)とのことですが、とくに晩生である山田錦の場合は「山田錦の収穫は10月半ばになります。寒冷地では、十分に熟してから収穫するのは難しく、山田錦の北限が東海地方と言われているのはこのためです。」(※3)とか、「山田錦は、東北地方でもつくられてはいますが、気候的に無理があるためあまり上質の米にはなりません。」(※3)などと言われているようです。

ということは、もしかしたらこのお酒で使用されている山田錦は寒冷地である秋田県で採れたものではなくて、他県で生産されたものなのかもしれませんね。


でもね、どこで採れた酒米を使っていようとも、造られたお酒がおいしければそれでよいのです。
さぞやおいしいお酒であろうと期待しつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。
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吟醸香は少しありますね。
フルーティーな香りがありますが、穏やかです。

うまみは濃いめですわ。
トロッとした口当たりすら感じます。
米のうまみに幅があって、口の中にパッと広がります。
熟成感もちょっとだけあるみたいですが、まろやかです。
苦みや雑味はまったくありません。
キレはそれほどでもないみたいですが、クセがないので気にはなりません。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めですが角はなく、深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとしてはいるものの、甘みに幅を感じます。


幅のあるうまみと深みのある酸味、それに甘みがコクを添える、濃醇トロちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
米のうまみだけでなく、まろやかな熟成感や酸味の深みが相俟って、かなり濃厚な味わいに仕上がっているように感じました。
それでいて苦みや雑味がまったくないのは、まさにそれこそが吟味して製造された成果なのでしょうか?
しかも吟醸香が穏やかで、食事とも合わせやすいと思います。

大吟醸を名乗るにふさわしいお酒だと思いますが、晩酌で毎日いただくにはちょっと濃厚すぎるのではないかと感じました。
普段は口当たりのよい定番酒をいただきつつ、ハレの日にはこの旨酒で乾杯するってのがいいんじゃないかな。
いつも一人酒のオマエには、ハレの日に乾杯することなんかないくせに。


(※1)兵庫酒米研究グループ編著『山田錦物語 人と風土が育てた日本一の酒米』p.135(2010.4 神戸新聞総合出版センター)
(※2)広辞苑 第五版(電子辞書)
(※3)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.7(2017.7 文一総合出版)
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