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【お酒】1183.花の露 純米カップ [40.福岡県の酒]

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株式会社花の露
福岡県久留米市城島町城島223-1

アルコール分13度以上14度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合 60%
180ml
(以上、ラベルより転記)




先週末に筑後国で酒集めをした際に入手した、お目当てとしていた城島酒のうちの一つです。
他地域で入手した在庫もあるのですが、これが一番古かったことから、さっそくいただくことにいたしました。


酒銘のみならず、社名も“花の露”でした。
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しかし、どうやらかつては“冨安本家酒造”という商号だったようです。
このことと、酒銘=今の社名の由来とについて、文献では以下のように紹介されておりました。

 喜多流の謡曲「枕慈童」に「―菊の葉にますや妙なる御法の花の露 苔の零積りて年を経る淵とも成るや―」。ここでいう「花の露」は、千年も万年も命長らえる高貴薬のようなものという意味。
 また、中国では古くから酒の雅語として「花露」という言葉を使っている。「恐らく、こういうところから名を取ったんでしょう」と当主・冨安靖雄は語っている。
 「恐らく」というのは、冨安家の三代、栄重が酒造りをを始めたのが延享二年(一七四五年)。なにしろ古い話なので、命名の由来を書き伝えたものがないからだ。
 もともと屋号を泉屋といって、いくつかの銘柄を持っていたが「花の露」が、代表的になったので、大正年間には「花の露」商店と改称、昭和のはじめにいまの冨安本家酒造とした。」(※1)


このお酒は純米酒ですが、アルコール度数が13-14度とやや低めに設定されておりました。
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もしかしてこれは、多めの加水で味を整えているのでしょうか?
それとも、発酵が終了する時点での醪のアルコール度数をもともと低めに設定してあるのでしょうか?

そんなことを想像しつつ、みやびな名前が付けられたこのお酒をいただきます。
純米酒ですので今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがしっかりしています。
軽い苦みも少しあるみたいですが、嫌な感じはありません。
キレはそこそこよいみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さをちょっと感じます。
かすかにピリッと感じますが、気にはならない程度です。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じない程度で、ややドライな口当たりになっています。


しっかりしたうまみに酸味が効いていてややドライな、やや濃醇でちょいすっぱ辛口のおいしいお酒でした。
けっこうしっかりしているものの、味わいに角がなく、しかもキレもよいみたいでした。
むしろ酸味のきき具合がちょうどよく、食事と合わせやすくなっていると思いました。

これは造りの成果でしょうか?、それとも加水の効果でしょうか?
いずれにせよ、これ以上濃いと、きっと味わいに角が出るのではないかと感じました。

(※1)『「酒」<九州の灘・城島>』p.105(1967.11 毎日新聞社)
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