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【お酒】1149.穏(おだやか) 純米吟醸 180ml [07.福島県の酒]

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有限会社仁井田本家
福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139番地

精米歩合60%
原材料名 米・米麹
原料米は国産100%
アルコール分15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




仁井田本家さんのお酒は、かつて精米歩合85%の穏(おだやか)純米酒180ml瓶をいただいております。
今日いただくこのお酒は、精米歩合60%の純米吟醸酒です。
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純米酒と純米吟醸酒とのちがいは、「吟味して製造した清酒」(※1)であるか否か、すなわち、「精米歩合60%以下に精米した白米を使用し、低温でゆっくり発酵させ、かす歩合を高くしたもの等いわゆる吟醸造りにより製造した清酒」(※2)であるか否かでしょう。
しかしこの「吟味して製造した」や「いわゆる吟醸造りにより製造した」の意味は明確に定められておりません。

私はかつて、吟醸酒については造りの成果に着目し、「吟醸酒を味わうときは、蔵元さんが吟味して製造した成果がそのお酒にどう表現されているのかを感じとってみましょう。」と提案したことがありました。
私のこの考え方は今日においても変わっておりませんので、今回も成果に着目して味わいたいと思います。


ところで、このお酒のラベルには、「自然米全量使用」と表示されております。
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仁井田本家は2011年の創業300年を機に、酒造りを自然米100%、純米100%にシフトチェンジ。」(※3)したそうですが、蔵元さんのWebsiteによれば、この自然米とは「良い米と良い水が「身体にいいお酒を造る」原点」との考え方の下に「自社田や契約農家で栽培しているお米は、農薬・化学肥料を一切使用せず、細やかに決められたルールの下に栽培されています。」とのことでした。


また、この“穏”は、「五味の調和する、万能選手」(※3)で、「甘・辛・酸・苦・渋の五味がバランスよく調和した酒はどんな料理にも合い、幅広い温度帯で楽しめる。」(※3)のだとか。

「五味の調和する、万能選手」の味わいとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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吟醸香はありますが、かなり弱めですね。
フルーティーな香りをほんのかすかに感じます。

うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
米のうまみはあまりはっきりはしてはいないものの、分厚さを感じます。
吟醸酒らしい苦みはありますが、これもほんのかすかです。
でも、雑味はまったく感じませんね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさに少しだけ鋭さを感じますが、それよりも深みを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
かなり穏やかで、けっしてべとつかない、さらっとした甘みです。


厚みのあるうまみと深みのある酸味とを、甘みやわずかな苦みが引き立てる、やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
確かにこれは五味の調和したお酒ですね。
それに、深みを感じるものの、クセやクドさがまったくありませんでした。
まさにこの点が、吟味して製造された成果なのでしょう。

郡山のお酒では、雪小町の純米吟醸原酒がおいしいお酒でしたが、このお酒も然りでした。


(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1
(※2)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達86条の6 酒類の表示の基準2(2)イ(ハ)
(※3)pen 2017年3月1日号(No.423) p.48(CCCメディアハウス)
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エクスプロイダー

ああ、penで紹介されてましたか。dancyuで紹介されたのは知ってましたが。
by エクスプロイダー (2017-04-12 21:08) 

skekhtehuacso

エクスプロイダーさん、そうですか。
by skekhtehuacso (2017-04-12 22:45) 

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