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【お酒】92.菊正宗 生酛純米酒 特撰 嘉宝蔵 灘の生一本 [28.兵庫県の酒]

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菊正宗酒造株式会社
神戸市東灘区御影本町一丁目7番15号

原材料名 米・米麹
国産米100%使用
精米歩合70%
アルコール分16%
225ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)


このお酒の名称にある“生一本(きいっぽん)”という言葉を辞書でひくと、「純粋でまじりけのないこと。」という意味が出てきました(※1)。

しかし、どういう場合に「純粋でまじりけがない」と言えるのでしょうか。
その基準がなければ、もし複数酒類のお酒を混ぜていても、蔵元がそれを純粋でまじりけがない生一本だと主張すれば、消費者としてはそれを信用せざるを得なくなってしまいます。

これについて、法的には「単一の製造場のみで醸造した純米酒」についてのみ、生一本の名称を用いることができるとされています(※2)。
単一の製造場のみで醸造した純米酒にだけ生一本の名を称することを許しておけば、生一本を称するお酒が「純粋でまじりけがない」ものであることを確保できるという判断なのでしょう。

私は、灘のお酒以外でこの生一本という言葉を使っているものを見たことがありません。
たぶん私が知らないだけで、もしかしたらあるのかもしれません。
むしろ、この生一本という言葉は、“灘の生一本”として、灘で造られたお酒を指す場合に使われるのが通常ではないでしょうか。

なぜ、灘の生一本という言葉が生まれたのでしょうか。
私はこの言葉の由来については知りませんので、今後の勉強課題とさせていただきます。


そんな灘の生一本を自称するお酒を、今日もぬる燗でいただきます。


一口含んだだけで、このお酒が辛口であることがわかりました。

酸味がかなり前面に出ています。
しかし、この酸味には、刺激もピリピリ感もありませんし、すっぱくもありません。
キリッとして、透明感のある、上品な感じの酸味です。
雑味もまったく感じません。

うまみと甘みはかなりひかえめです。
もしかして、酸味を際立たせるために敢えてひかえめにしているのかもしれません。
これらが酸味を支えているようにも思います。


キリッとした上品な酸味がすがすがしい、淡麗辛口のお酒でした。

普通であれば、うまみや甘みを抑えれば、酸味の刺激や雑味が目立ってくると思います。
しかし、このお酒の酸味には刺激や雑味がないので、酸味自体を味わうことができます。
よほど丁寧に造らないと、こんな刺激や雑味のない酸味にはならないのではないでしょうか。

酸味が苦手な方や、甘口のお酒が好きな方には、もしかしたら合わないかもしれません。
しかし、私は、こういう辛口のお酒は好きです。
このお酒は、ここまで洗練された酸味を造りだすことができるんだぞという、菊正宗さんの自信作であるような気がします。

おいしかった。

(※1)広辞苑第五版(岩波書店)
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(7)

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コメント 4

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
菊正宗・・・
偶然 自分もいただきました、中華やさんで。
灘の生一本・・・とあったような気がします。
中華食べながらでは 味のコメントは控えたいと思います(笑)
by ちゅんちゅんちゅん (2013-12-11 06:56) 

newton

「灘の生一本、菊正宗」、CMで知られた呼び方ですね。小生も「生一本
」の呼び方を他でしているのを知りませんね。
by newton (2013-12-11 16:06) 

skekhtehuacso

ちゅんちゅんちゅんさん、コメントありがとうございます。
キクマサの灘の生一本は、中華のような油っぽい食事には合うと思います。
by skekhtehuacso (2013-12-11 22:51) 

skekhtehuacso

newtonさん、コメントありがとうございます。
生一本という言葉は、“灘の-”とセットだと思っていました。
しかし、辞書を引くと、生一本だけでその意味が紹介されており、例として灘の生一本という用法が紹介されていました。
もう少し研究してみます。
by skekhtehuacso (2013-12-11 22:54) 

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